鳩の撃退法(70/100)
作品情報と鑑賞前感想
- キャスト:藤原竜也さん,風間俊介さん,西野七瀬さん,豊川悦司さん
- 監督:タカハタ秀夫さん
- 脚本:藤井清美さん
- 公開日:2021.08.27
- ジャンル:社会の裏側・犯罪・裏社会
- 上演時間:119分
- レーティング: G
あらすじ&鑑賞前感想
かつては直木賞も受賞した天才作家の津田伸一(藤原竜也)。津田はとあるバーで担当編集者の鳥飼なほみ(土屋太鳳)に、書き途中の新作小説を読ませていた。富山の小さな街で経験した“ある出来事”を元に書かれた津田の新作に心を躍らせる鳥飼だったが、話を聞けば聞くほど、どうにも小説の中だけの話とは思えない。神隠しにあったとされる家族、津田の元に舞い込んだ大量のニセ札、囲いを出た鳩の行方、津田の命を狙う裏社会のドン、そして多くの人の運命を狂わせたあの雪の一夜の邂逅…。彼の話は嘘?本当?鳥飼は津田の話を頼りに小説が本当にフィクションなのか【検証】を始めるが、そこには【驚愕の真実】が待ち受けていた―。
5年ぐらい前に原作をキンドルで読みました。
昼休みにご飯食べている時間だけなので、一日の読書時間がそんなに長くない。食べ終わったらお昼寝するし。
読了するのに半年ぐらいかかったような気がする。
感想としては、読ませる力はあるけど、よくわからなかった。
良質なサスペンスで事件が複雑に絡み合っているであろうことは分かった。事件の真相はほぼ何も書いてない。けど、フックは至るところに仕掛けられていて、何度も繰り返して読み、書かれてないところを頭の中で補足していけば、「そういうことか!」とスッキリするだろう。
この小説は読者が考え込めば、それに答えるだけの深さを持っていると思いました。
ですが、考えませんでした。私にとっての原作の立ち位置が「お昼ごはんのお供」だったので、深入りする気になれなかったんです。
映画でそのへんが分かるかなーと思いながら見に行きました。
ここから先は 鳩の撃退法 の感想です。ネタバレしてます!!
キャラクターと俳優
津田伸一-藤原竜也さん
事件の部外者で巻き込まれてしまった探偵役。
今回の藤原竜也は藤原竜也をしていませんでした。
幸地秀吉-風間俊介さん
一般人と思いきや、倉田と親友。同じ施設の出身ですね。血を分けた兄弟よりも深い兄弟分。そして無精子症。
沼本-西野七瀬さん
色々と物語のつなぎ役であり、街の一般人役。
突然現れた東京からの客に対して街の中を案内してオモテナシするとは。
<乃木ヲタモード オン!>
ハスッパのなーちゃんもかわいい!
藤原竜也に負けてねえ!こんな大真面目な映画に出ても、作品のテイストを崩さない演技力だ!
それにしても、さすがの立ち姿だ!
チェーン店の喫茶店の制服でも、足の長さと美しさが光ってた!
なお、なーちゃんは鳩好きです。下の動画は前に話した人が盛り上がったので、次の人はより盛り上げないといけないとプレッシャーをかけられています。
</乃木ヲタモード>
倉田健次郎-豊川悦司さん
さすがの存在感です。床屋で大した会話をしていないのに、「こいつはやべえ」ってのがよくわかりました。
鳩の撃退法の原作など
物語の感想をかく
そりゃ、分かってみれば、違和感ばっかなんだけどさ。
こんだけ分かりやすく「3万円」にフックを掛けているのに、気づかなかった俺を笑え
3003万円。
津田が貸した3万円。店員が借りた3万円。デリヘルの料金の3万円。津田に帰ってきた3万円。
そしてキャリーバックにバラの3万円。
こんだけ「3万円」が溢れているなら、関係があると思えよ、俺。
偽札三枚の流れって、原作だとあんなに分かりやすく解説されません。
最終的には「3000万円は本物だった、バラの3万円だけ偽札だった」とだけ表現されていただけだったと思います。
※原作を読み返したら、書いてありました。ただし、「~かもしれない」という想像の域を超えていない書き方です。
小説と映画の表現の違い。原作を分かりやすく解説してます。
上記の偽札の流れもそうですが、小説があえて書かなかったところを、映画ではあえて表現しています。
土下座してた乱闘シーンは原作で出てきたっけなあ。最後に高円寺のオリーブを訪れたらしいのは覚えてるんだけどね。
さて、小説と映画の話。
小説としては小説読みレベルAクラスの人向けです。Cクラスの私じゃとても太刀打ちできない。
原作は会話が長いんですよ。さらに本題になかなか入らない。日常会話なんてそんなものなんだけどさ。用事だけ言いに来て、帰るわけがない。必ず雑談が入る。その冗長ともいえる会話の中から物語の本題を探すような場面があります。読書クラスCの私では、集中力が持たない。
さらに難解な話にしている一番の理由は、倉田の存在有無です。
街の住人は彼の名を口にして目をつけられることを恐れているので、津田に余計なことは言いませんでした。
津田は倉田と顔を合わせることはありませんでした。沼本も「誰かが信じているってことは、いなくてもいるのと同じ」といって存在を肯定も否定もしません。
なので、「倉田が実在すると仮定して、偽札を追っている理由が、、、それが一家失踪が、、、」と読者は仮定の上に仮定を載せて想像をふくらませることになります。この仮定の上に仮定を載せる2階建て方式は、小説読みとしての練度が高くないとできない。途中で訳が分かんなくなっちゃう。
そこを映画としては、早めに倉田の存在を表示してくれました。おかげで、頭の中を一階建てで組み立てることができました。
もう一つ深いところまで行きたい方へ
さらに深みを用意してくれています。よかったらどうぞ。
鳩の撃退法 のベストシーン
映画のキモ
床屋に現れた倉田。
小説と違って、はっきりと倉田が実在すると分かった瞬間。
小説だと、「床屋の話では、、、」で語られて、津田があったわけじゃないから、どうしても存在がふわふわしてたんだよね。
冗談
シリアス一辺倒じゃなかったんだけど、面白いところってのは思いつかないなあ。
きれい・かわいい・色っぽい
西野七瀬さんの立ち姿。
キレイだった。
タグと評判
タイトル:-鳩の撃退法-
鳩の撃退法 の評判
3.55/5.0 (yahoo映画 2021/08/30)
その他
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私のこと
今の現場が本格的にテレワークになりました。コロナが落ち着いてもテレワーク。
そして、日報も週報もない現場。
ずっとこの現場にいられますように。ずっとこの現場にいられますように。ずっとこの現場にいられますように。ずっとこの現場にいられますように。ずっとこの現場にいられますように。