前半は幸せな家庭の真ん中にいる別所哲也 役所広司をみながら、「完全に大和ハウスだな」と思ってました。
後半は「夢落ちじゃないよーに!」と祈りながら見てました。
それと注意!「あまちゃん」で橋本愛さんことユイちゃんは高校を卒業しました(正確には少し違いますが)。そのおかげで私服を着て予備校で勉強している加奈子の同級生の橋本愛さんが一浪しているように思えました。なので私の中で加奈子も卒業していることになってました。
橋本愛さんも加奈子も高校3年生で、橋本愛さんが私服なのは夏休みだからです。予備校っぽい所にいるのは夏期講習です。
なのでボク(清水尋也さん)サイドの話はここ2,3カ月の話です。
追記:実はここがこの映画のキモだったかも知んない→ 渇き。/藤島加奈子は死んでない!中島哲也監督の罠!!二階堂ふみさんは遠藤那美じゃない! - 心に響くもの<ネタバレ感想>
エンディングのスタッフロールを見ていて思ったこと。
え!?この荒唐無稽な話に原作あるの!?
5分後に思ったこと
原作があるからこそ一本筋が通ったの?
さてネタバレです。
ハードボイルド。なのかな?
アウトローで根性曲がってる汚い連中しか出てきませんが、、、、、浅い。
画面が目まぐるしく変わり、暴力シーンがたくさん出てきます。
30分でおなかいっぱいになりました。血が出てればいいと思ってない?
クラブのシーンや乱闘(一方的な暴行)シーンがチラチラ変わるようになると、冷静にそこまでの話の流れをまとめて加奈子はどうしているか単調だけど派手な映像の裏で流れているストーリーについて考えるようになってました。飽きてますね。目が疲れました。
加奈子はミステリアス
ごめん!加奈子こと小松菜奈さん、ミステリアスな透明感やガラス感は感じませんでした。きれいってよりはかわいいよね。実態がしっかりとあってほっぺをぷにぷにしたくなる感じ。
橋本愛さんのほうがミステリアス感は出ると思うけど、”ユイちゃん”の印象が強すぎるんだよね。
妻夫木聡さんとオダギリジョーさんをなぜ分けた?
延々チュッパチャプスをなめているとか変なキャラがいるのはよくあることなのでいいです。変だけど、事件の真相とかラスボス一歩手前にいることが多いです。場合よってはいいもんだったりして最後のヒントを主人公に与えるとか。
車にひかれて吹っ飛んで終わりとわ。
オダギリジョーさんは突然出てきて見せ場もらってました。ブッキーがそのままやればよかったんじゃないの?別にキャラを立てないとストーリーの整合性が保てない(整合性なんて気にしてなさそうだけど)とかないよなぁ。
そのゾンビみたいな生命力(?)とか奥さんを撃ち殺しちゃうとかもヘラヘラしているキャラと相まっていい感じで不気味になると思うんだけどね。
加奈子が善人じゃないのなら。
「黒いうわさがついて回っていますが、加奈子は年相応のいい子です」ってことなら違う流れもありますが、そうじゃないなら殺した犯人は母親の桐子(黒沢あすかさん)ってことのほうが座りがいい。自分で殺したのに元旦那に助けを求めたって狂い方のほうがいいと思うなぁ。
おかしなところ
ピックアップしていくつかを深く書こうかと思ったけどめんどくさくなったのですべてを一言で羅列。
- デリ〇ル嬢(なのか?)は殺されてたけどどうなった?
- あそこまで死にかけてたら内臓ふんずけても騒いだりしないよ
- 口にガムテープされて半裸状態の女が乗ってて通報がいかないわけが、、、すれ違った車の車内の状態がおかしいからって通報しないか。、、、いや、おかしいって!
- 目の前で母親が殺されて、ちょっといじめられたぐらいの感じでパパを呼ぶか?ひきつけを起こすほどぎゃん泣きじゃないの?
- 優秀なヒットマンことオダギリジョー。射撃ヘッタクソですね。藤島がジャンプしただけでよけれたよ。
- なぜ雪景色の季節まで吹っ飛んだ?一週間まえに埋めた死体ならすぐに見つかるだろ。
- おっ〇いもむシーン好きだよね。
- なんでこんなにきれいで荘厳チックな歌や音楽ばっかり使ってるの?美しく見せようとしてるの?
良いところ
軸に”娘捜索”があり、すべてはそこに帰結するので話としてはわかりやすかった。
過去と現在を行き来してましたが、切り替えがわかりやすかったです。
加奈子の印象が、被害者からラスボスに昇格していくのは面白かったかな。
↑ここまでが映画館を出てすぐに思ったことです。主な感想は「この後に予定ないから最後まで付き合ったけどさ」です。
↓ここからは上をまとめているときに思っちゃったことです。
加奈子は生きている?
8月9日に中谷美紀が殺した加奈子と8月20日にボク(清水尋也さん)が殺し損ねた加奈子。
ボクがあったほうが加奈子にあこがれまくってたという遠藤さんかと思った。けど、遠藤那美(二階堂ふみさん)はアパートの二階で耳切られてたか、、、、、
ボクが会った加奈子「それは違う加奈子。私はこの部屋(変態プレイ用道具たくさんあり)から出ていない」
入れ替わったならどこで入れ替わった?ボクを私室に入れたあたりか?。その後、本物の加奈子はずっとあの部屋でセレブ気取りのとっつぁんたちの相手をさせられていたとか?
緒方の仇を取りたかったみたいなことも言ってたけど、なぁ。うーん、もう一回見に行きたいけど、、、目が疲れるしどうしよう。原作ではこの辺はきれいに作られているのかしら。
もう一度見るならファミレスで卒業アルバム見ながら人物整理をしているところが序盤のキモかも。一人女の子が死んでるって言ってたような言ってなかったような.....。
藤島は今の加奈子の顔を覚えていない。桐子は覚えている(よね?)
藤島があっていて桐子があっていないのは橋本愛・遠藤那美・橋本愛にくっついていたシャブ中。それと中谷美紀の娘。
どれかが加奈子?うーん、ピンとこないなぁ。
実は加奈子は生きている。中谷美紀が殺したのは遠藤那美。親父と中学担任は加奈子じゃない遺体を夏から冬まで探しまくってる。という皮肉な結末。
まで想像しましたが、上記通り、遠藤那美はアパートにいるんだよね。
ま、生きていたところで私の想像の通りだと、あの部屋で飼われ続けていくだけなので何もスカっとしませんけどね。
さらに細かく深読みしてみました。→渇き。/藤島加奈子は死んでない!中島哲也監督の罠!!二階堂ふみさんは遠藤那美じゃない! - 心に響くもの<ネタバレ感想>
みんなの評価
直感で見たライトユーザーが低い評価をして、それをたたいて識者ぶっている人も多数。映画を見る考え方の違いですね。
かくいう私も前述したとおり、見るのがめんどくさいシーンになったら「血と残虐性以外のところの評価を考えてみよう」と思いながら見てました。
今は高校生の加奈子。下の予告編で中学の担任の中谷美紀から「不登校が続いて」と言ってる。入れ替わったのは中学生の時?
このブログの渇き 三部作
書いているときに気づきました。
暴走しっぱなしの推察
一年経っても頼りっぱなしが情けなくもあり。