本路線を丁寧に作ってました。ディズニーですし、きれいにハッピーエンドになるだろうと思ってました。
実はこの映画の見せ場はCGなのかな?爆発や乱闘シーンではなく、自然にCGを見れるのはディズニーさんの十八番ですね
シンデレラのストーリーをこうして改めてみてみるとネズミーランドにそびえ立つランドマークのシンデレラ城ってどれのこと?自分ちのこと?嫁入りした国城のこと?
さてネタバレ?です。(隠すようなものないけどね)
エルサのサプライズ
エルサおねえちゃん、魔法を完全制御して、氷属性だけではなく違う属性まで操れるようになってました。魔法でドレス作ったよ。
主要メンバーが一通り出てきたのはうれしかったですね。
楽しそうに暮らしているのは良かったね、ってことで。
ラスボス:継母トレメイン夫人(ケイト・ブランシェットさん)
娘二人(ドリゼラ&アナスタシア)は甘やかされて育てられたバカですが、トレメイン夫人は聡明です。残念なのは保身と快楽にしか関心がいかなかったところ。
幼いころはまったく気にならなかったシンデレラに対する扱いの悪さですが、いろいろと屈折してましたね。
旦那が前の奥さんのことを考えていたことやエラの純真さと娘らにはない聡明さ。最初に何が憎かったのか本人さえ忘れてしまったかと思っていましたが、最後にそれで対決姿勢を作ったのはさすがディズニーさん。
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光る1シーン
パーティから逃げるときにキッドのオヤジさんに挨拶し、「キッドさん」といいます。政略結婚しか頭になかった王様に気に入られた一瞬です。キッドがエラと結婚するのに反対する上体ではなくなったのを作った職人技の1シーンでした。
どうでもいいけど「たいこう」は太閤ではなく大公?
大人サイド
子供たちには何言っているかわからないシーンです。
隣国のお姫様と結婚し、ノブレス・オブリージュ(高貴なる貴族の務め=いい暮らしをしてるんだから相応の役割を果たさないとダメ。フランス革命直前の貴族らがすっかり忘れてたこと)を果たさなくてはならないに一票。私はつまらない大人になってしまったのかなぁ。
現実線ではお姫様を正妻にして、エラは側室かなぁ。私はつまらない大人になってしまったなぁ。
でも、最後まで見たら、要するに隣国に攻め込まれることなく、国を維持すればいいんだから、政治力によってはエラをきさきに迎えても交渉しだいでどうにかなるかもしれないと思い直しました。
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子供サイド
お母さんのドレスがまったく別物に!カラーはピンクでいいだろうし、1箇所2箇所は元のドレスを残してほしかったなぁ。
ところでパーティ会場で全員の注目の中でイケメン王子と踊るエラ。より憧れの目で見たのは娘さんのかな?お母さんのほうかな?
日本人目線1
申し訳ないけど、アメリカの事情と根深い人種差別は私には分かりません。親衛隊大佐が大柄の黒人であり、ガラスの靴を探しているときに一瞬だけ裕福な黒人の家族が出てきました。
何かに対する配慮なんでしょうか?単独国家に住み、出国する気もない私が語ってはいけないような歴史的事実があるのでしょうね。
日本人目線2
西洋文化を感じてました。物があふれ、着飾ったほうが上。文化の土台の違いの話であり、質素を重んじる日本文化とは違うなと。
けど、最後の最後は勇気とやさしさに落ち着いたのがうれしかったのは私が日本人だからなのか、心を大事にするのは世界共通ってことにほっとしたからなのか。
※日本でもきらびやかが好きな人は普通にいますね。私は受け付けなかっただけか。
みんなの評価
おおむね好評。ストーリーの改変は誰も期待するところではなかったのでスタンダードで満足。
追記。
DVDが出ました。
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やっぱり、お母さんのドレステイストを魔法でつくったドレスにも残しておいてほしかった。
一番覚えているのは義母のラスボス感。頭のいい人なのに、娘らの教育に失敗しちゃったのは何ででしょうね。