フレデリカ LOVE 邦画<ネタバレ>

内容を知っている方だけどうぞ。ネタバレで感想や評価を書いています。たまに批評・解説になっちゃっているところもあり。

グラスホッパー/紅一点の菜々緒さん

闇組織に素人一人

原作未読。なぜか続編のマリアビートルだけ読んでます。

私が接してきた伊坂幸太郎さん作品の黄金テンプレートです。素人はだいたい精神的に弱い。闇組織に相対すればそうなるよねってことではなく性格的に弱い。グラスホッパーの鈴木もそうでした。

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助かってほしいなぁと思ってました。

メッシュの女(佐津川愛美さん)はバカだけど、いい子っぽいし、助かってほしいなぁとずっと思いながら見てました。

ラララ―佐津川愛美写真集

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 メッシュの女の正体がアレだったって言うのは伊坂幸太郎作品てきには良くあることなんですかね?

 

 

ネタバレです。

鈴木vs寺原オヤジ

鈴木が捕まり、寺原のオヤジが対面します。グラスホッパーのクライマックスの一つですね。そこで百合子さんが死んだときの映像を見せ付けられるわけですが、このときの鈴木の言葉が私の好みじゃありませんでした。

「笑うな!」ではなく「お前は悪魔だ、百合子さんは最後の瞬間まで人だった!」とか言って、寺原オヤジを逆上させてほしかったな。寺原オヤジに屈辱を感じさせてほしかったなぁ。

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 婚約者の百合子さん

 

グラスホッパーの解決感とゴールデンスランバーの爽快感

グラスホッパーは主人公の鈴木以外はほぼ”互助会”の計算どおりでした。最後にネタ晴らしをしてくれました。ただそのネタバラしが丁寧すぎて萎えたというか、、、”互助会”のバックボーンが見えなすぎて飲み込みにくいというか、、、、。

ゴールデンスランバーは爽快感はありました。しかしまったく何にも解決しないし追ってくる組織のナゾは何も解明されませんでした。モヤモヤしました。

どっちの方が好みかといわれれば、、、、グラスホッパーのほうかなぁ。

 

主人公不在のタイマン

 蝉と鯨が戦いますが、、、、それがグラスホッパーのクライマックスになりますが、、、、なんだろう。話からちょっとずれている感がすごい。

ラスボス寺原も話を引っ張ってきた比与子も死んじゃってます。さらに二人とも鈴木との因縁も一切ありません。

最後に蝉が言ってた「誰だあいつ?」は本当に「誰だあいつ?」ですよ。それほどまったく関係ないんですよ。

だからクライマックスの最大山場なのに気持ちが乗っからなかったんですよね。長いし。

 

話は変わりますが、デブってしまった私の理想の肉体とは脳男のときの生田斗真さんの肉体です。その生田斗真さんが主人公なのになぜ脱がない!

 

紅一点の菜々緒さん

闇組織で紅一点の比与子こと菜々緒さん。現場監督として闇組織の恐ろしさを鈴木に教えたり、寺原オヤジに逆らえずに寺原オヤジの迫力を見せ付けたりと忙しかったですね。

タクシー運転手たちを銃殺したときに、服が血で汚れたことのほうを気にする非情さの見せ方は「あー、やっちまったか(笑)」って感じでした。

黒い男の中でスタイルのよさや身のこなしで存在感を示してましたね。

菜々緒スタイルブック

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最後のネタバレと指輪

最後に男の子が指輪を渡してくれたときにちょっと驚きましたが、、、、この子はなぜあの現場にいた?ハロウィンに浮かれて渋谷にきてたとしても、なぜ指輪を持ってった?

 

マリアビートルにつながる?

 マリアビートルは小説で読みました。映画「グラスホッパー」の中で出てくるのは鈴木と槿(押し屋ね)。

 

グラスホッパーのみんなの評価

渋谷駅前の交差点は千葉にセットを作ったそうです。

低い評価をしていても点数的には悪くない人が多い。

 

それと、事件があったのはハロウィンだったのに、その後の舞台が真夏なのはなぜ?という言葉に、しまった気づかなかったっと思いました。

 

 

伊坂幸太郎さん作品関連

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生田斗真さん出演

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