最初の15分のジュディが好き
ブラウン家の長女のジュディ。
冒頭15分はまだジュディが心を開いていません。それがすごくきれいなの。
反抗期を迎えているらしく、きれいな顔だけど、子供だなぁと思いながら見てました。
その後、わだかまりが解けてジュディが普通に笑うようになりました。年相応の笑顔でした。その笑顔もかわいいんですが、さっきまで感じていたドキドキ感はなくなってました。
あまり意識していませんでしたが私はクールビューティが好きなようです。実際に目の前にクールビューティがいたら委縮しちゃって目も見れないけどね。
さてネタバレです。
パディントンは綺麗にテンプレート通り
- 最終的に家族愛にもっていってパディントンが受け入れられて大団円
- ニコールキッドマンという大物が楽しそうに悪役やっている
- 家族が大活躍で、お父さんがかっこよすぎるシーンがある
子供が楽しめるテンプレートから一切外れません。増えているところもなければ減らしているところもなく。テンプレート100%です。
”なんことあるか”って場面がいくつも出ていますが、帽子被ったクマがロンドンに出てきたってところでリアルかどうかなんてどうでもいいでしょう。
でたらめさが楽しそうでした。
矛盾点。ここだけはどうしても。
ジュディがへそ曲げていたのが”新しい環境に慣れていなかったから”らしいです。でもお母さんに内緒でボーイフレンドができているんですよ。
ニコールキッドマンのブラウン家潜入方法とかが無駄にかっこいいとか、バスルームのドアが開けるまで水漏れしないとかは許せますが、ちょっとここだけ引っかかりました。
もう一つ思い出した。老クマホームで人間の介護士が働いていなかった?建物の外を歩いていたのが人間っぽかったんですが、、、。パディントンがロンドンで苦労しているんだから、”暗黒の地ペルーでは普通にクマと人間が共存してまっせ”はだめだろう。
社会風刺としてのパディントン
こういった映画を見るときにちょっと楽しみなのは社会風刺とか、ニュースを見ているだけではわからない一般人の感覚です。ニュースとかだとなるだけ公正にと心がけると無味乾燥な事実だけになっちゃって、実際にどういったことかわからなくなっちゃいます。
公正と事実だけを書くことをポリシーとしているwikipediaと編集者の思いがこもっているニコニコ大百科やピクシブ大百科だと、後者のほうが調べたいことがちゃんと書いてあることがありあんす。(アンサイクロペディアはやりすぎだけどね)
今回でいうと、ロンドンの人は養護施設に否定的な意識を持っているとかね。朝の駅は日本と同じようにサラリーマンが周りを一切見ずに通勤しているとか。 本作とは違い、ブラックジョークをふんだんに入れまくった大人向け映画のテッド。
追っかけ方が半端。追いかける必要がないのに。
最後の最後に「家族の心の壁が壊れました」みたいな感じで終わりますが、別にそこをピックアップされたことなかったよね?ブラウン家の問題で一番の問題だったのはお姉ちゃんのジュディの反抗期だけど、速攻で解決して、最後はクマ語を使えるまでになってたし。お父さんとお母さんも意見の対立はあるけど、べつに仲たがいしているようには見えなかったしね。
こっちのテーマはいらなかったんじゃない?
パディントンのみんなの評価
王道の物語でみんなが安心してほめてます。上に書いた内容は”難癖つけている”って感じになるほど、みんなでほめてる。
最近一番ヒットしたクールビューティ
ブラウン家のジュディは最初だけでしたが、こちらは最後までクールビューティでした。