映画・舞台・DVDのネタバレ感想!

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映画『アーロと少年』感想/評価:45点/理屈バカと海外アニメと相性が悪い?

擬人化ルール

中盤まで擬人化のルールがさっぱりわかりませんでした。

恐竜は会話ができるほど知的レベルが高く、ほかの動物は現実と同じ知的レベルらしい。人間の知的レベルは低くく、言語を持ってません。

トリケラトプスがしゃべってて、その取り巻きがしゃべらないあたりが大混乱してました。これがやっとわかったのはプテロダクティルス来襲あたりかなぁ。

 

 

正確には擬人化ルールじゃないですね。恐竜が独自進化した話です。

最初の隕石が地球の近くを素通りしていったのは「”隕石落下によって恐竜はほろんだ”とされているけど、素通りしたのでここは恐竜の繁栄と進化が進んだ世界」ってことの描写です。ほかの映画を見に行った時にCMしてて、こんな注釈が入ってました。

あのシーンでいいたいことを、みんなは飲み込めたのかな?

 

www.disney.co.jp

吹き替えで見ました。21時スタートの大人時間だったのになぜ吹き替え?遅い時間なのにお客さん入ってたなぁ。ちょっと驚いた。

 

ここからは『アーロと少年』のネタバレ感想です。

※「人(恐竜?)」とか「一人(一恐竜?)」というボケは書いてません。一か所ぐらいなら楽しいですが、今回は際限ないんで。

『アーロと少年』。”アーロとぼく”じゃないよ。

家族の末っ子アーロ。兄弟たちよりも小さなアーロは家族に認められたかった。しかし何をしても恐怖が先に立ってしまう。パパを鉄砲水で失ったアーロは強くなろうとして川に流されて家族と離れてしまう。アーロの家に戻るたびが始まった。

公式サイトのリンクを張るためにずっと検索していたのですが、”アーロとぼく”で検索していたのでヒットしませんでした(笑)

なぜだが、映画館でCMを見ているときから、ずっと”アーロとぼく”で覚えていました。なので視点や語りがアーロから少年に移動しないのか、なぜ少年が言語化した思考ができていないのかが不思議で不思議で仕方なかったです。

 

『ボクのスーパーチーム』

始まる前のミニコーナー。大人が行う一日一回の宗教的な行事(お祈り)よりもテレビのほうが大事なのは全世界共通ですね。

出てきた神様はなんとなく中央のお釈迦さま、赤はシヴァ、青はハヌマーンかなと思いながら見てました。最後に腕がいっぱい出てきたので千手観音だったのかな?

百式観音も思いつきましたが、日本の漫画を元ネタにするわけがないですね(笑)

 

アーロはまだ割り切れる年齢じゃないと思いますが、、、、

 アーロはパパがいなくなったことと人間の少年を直結させています。同じ状況なら私は自分を責め続けるような気がしますが、アーロは少年を悪鬼ととらえます。原因追究のロジックは人それぞれなので、アーロが私と違う思考の流れになるのはいいです。

 

けどなぁ、パパがいなくなった原因を少年と思っているアーロが少年を受け入れるのがどうしても納得できなかった。

 

ピクサーさんもこの辺のことは気にしたのか、少年を追いかけているときに洪水にあうのではなく、少年の痕跡を追っているときに洪水にあうことになります。

子供はこれで納得できるのかしら?

 

アーロンたちの種族。

 

人間の立ち位置

少年スポットの立ち位置もわからなかったんだよねえ。スポットはなぜアーロになついた?

 

答えが出たのは映画館を出た後でした。

そのうちしゃべるもんかと思ってたんだけど、しゃべらないんですよ。最後まで言語での意思疎通はなかった。

スポットはトウモロコシを盗んでいるという意識はありません。食べ物があるので食べただけです。目の前に食べ物があるけど、自分のものじゃないから食べちゃダメ。という考えは知的レベルが高くないと思考がたどり着きません。

そして知り合いになったアーロ(盗みに行った家の息子という概念はない)と友達になりたいと思いました。だから食べ物を持ってきてたのです。

 

ようするにスポットの知的レベルは犬です。人間が出てきたから人間として扱おうとしましたが、犬と同じぐらいに考えなきゃダメだったみたいです。

 

子供は私が感じた壁を、簡単に超えていくんでしょうね。壁の存在さえ気づかずに。

 

※ところでスポットは貯蔵庫に盗みに行かなくても畑のトウモロコシを食べればよかったんじゃないの?

 

ちょっと汚い手法だと思った。

嵐の後、プテロダクティルスのイナズマドカンが来ますが、救助隊と称して小動物を木下から救います。んでそのまま食べます。

びっくりしたアーロはその場を離れようとしますが、気づかれて攻撃を受けます。んでティラノザウルス親子に救われるわけです。

 

この流れってどう考えても「アーロが食われる!」って流れだよね?(本当にイナズマドカンが食べたかったのはアーロに隠れてたスポットですが)でもこの世界では恐竜同士が捕食しあう世界ではありません。ティラノザウルスのお姉ちゃんは叫びます。「小さい子をいじめるな!」。アーロもティラノザウルスに食われることを恐れてました。

それが突然、強面だけど優しい人たちになります。

 

 なんだよ、そのダブルスタンダードわ。恐竜同士が共食いしないのはアーロにも共通の常識じゃないのかよ。

 

私は海外アニメと相性が悪い?

そんなわけで私は理屈バカです。現代日本の常識が骨の髄までしみ込んでいるので,

子供なら簡単に飛び越える壁にいちいち引っかかります。

 

一応、「この程度なら子供は乗り越えるんだろうから飲み込もう」と思いながら見てますが、この精神がもうすでにダメなんでしょうね。

 

そんな感じで見ていたので、場内で鼻をすする声が、感動なのか花粉症なのかわからなかったよ。

これも最初に引っかかっちゃってダメでした。

 

声優陣

お客が呼べる俳優とプロである声優さんの混在チーム。違和感は感じなかったかな。

 

wikipediaより

役名役名(吹替版)原語版声優日本語吹替
アーロ アーロ レイモンド・オチョア 石川樹
アーロ(幼少期) アーロ(幼少期) Jack McGraw 古賀瑠
スポット スポット Jack Bright  
ブッチ ブッチ サム・エリオット 松重豊
ラムジー ラムジー アンナ・パキン 片桐はいり
ナッシュ ナッシュ A.J.バックリー 八嶋智人
ヘンリー ヘンリー ジェフリー・ライト 山野井仁
イダ ママ フランシス・マクドーマンド 安田成美
バック バック Marcus Scribner 堀川恭司
バック(幼少期) バック(幼少期) Ryan Teeple 井上福悠
リビー リビー Maleah Padilla 菊池心寧
サンダークラップ イナズマドカン スティーヴ・ザーン 落合弘治
ダウンパワー ドシャブリ Mandy Freund 棟方真梨子
コールドフロント カンレイゼンセン Steven Clay Hunter 河本邦弘
フォレスト・ウッドブッシュ ペット・コレクター ピーター・ソーン かぬか光明
ブッバ ブッバ デーブ・ボート 青山穣
ラリーン ラリーン カリー・パフ 定岡小百合
アール アール ジョン・ラッツェンバーガー 立木文彦
パーヴィス パーヴィス カルム・マッケンジー・グラント 小森創介

 

『アーロと少年』の感想まとめ

  • 私は理屈バカ。子供の時の受け入れの器の大きさはなくなってしまった。
  • 知的レベルの高い恐竜と知的レベルの低いその他の動物の区別が分からずに前半は混乱してた。特に人間が知的レベルの低い方だったので大混乱

 

 『アーロと少年』の評判

どうせ高評価なんだろうなと思ったんですが、思いのほか低い。

CG技術はすごいが、ストーリー的には子供向き。

オトナが見ると粗が目立ってしょうがないという評が多かったです。

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