こんにちは、フレデリカです。
CGに興味がないくせに見に行きました。テラフォーマーズ。
だって、yahoo映画での評価が2.4点なんだもん。
3点を切る映画なんてなかなかない中で2.5点にも届いてないとは、もうお祭りですよ。
お祭りは参加しなきゃ!(性格の悪さは自覚してます)
公式サイトは無駄に手が入っています。WEBページを作る人にとっては勉強になるかも。
映画『テラフォーマーズ』のポイント
- 笑うポイントは人それぞれ
- 引っかかるポイントは人それぞれ
- 映画を文化とするか話のネタと考えるかは人それぞれ
そんではテラフォーマーズのネタバレっす。
映画『テラフォーマーズ』は
あらすじ?え?
映画館で声に出して突っ込むのをこらえるのに手いっぱいでした。何回か「あん!?」と突っ込んでしまいました。
後半クライマックス直前に前の列の人が席を立って外に出ていきました。もちろん私の前を遮ります。
あー、飽きちゃったか、でも荷物持ってないな、トイレかな、足元くらいから転ばないといいなー
さえぎったことに対して怒りはなく、その人を観察し、かつ、心配をしてしまいました。
二作目はあるか?
この映画は2.4点ですが、去年のギャラクシー街道は1.94点。
文化の意味やクォリティーや品質を考えると最低レベルです。それは去年のギャラクシー街道も同じです。けど、それは文化や、映画は後世に残すべき人類の叡知的な話です。
この映画もギャラクシー街道も興行的には成功しているんじゃないでしょうか?私のようなお祭り好きもお金を落としているし。
つまらなくても、スポンサーは動員数に満足しています。
そのため、三谷幸喜さんはまた映画製作のチャンスが回ってくるだろうし、テラフォーマーズ2ができる可能性はあります。
細かいことはいいんだよ!という映画もあります
キャラクターが生き生きしていたり、アクションがすごければ、整合性なんてどうでもいいんだよ!という創作物があるのは理解しています。私はサスペンスものでなければ多少の話の破たんは目をつぶっています。
テラフォーマーズは目をつぶり切れないよ。うそでも適当でもいいから銃器をもっていかなかった説明をしろ!!
細かいことは目をつぶったコナン
引っかかった10のことと納得するための落としドコ
銃火器を持っていなかったことが最後まで引っかかってました。
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銃火器を使わない理由。
前のときに持ってったらテラフォーマーに奪われて全滅したのでもっていかなかったらしい。帰ってきてwikipediaで見た。わかんないよ。
エース級っぽい人(ゴッド・リー:ケイン・コスギ。中東にいたテロリストらしい)が手から屁を放った時のナレーション人間レベルなら火炎放射器並みである
だったら火炎放射器を持ってくればいいんじゃないっすかね。
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やばい!敵の襲撃だ!となってからゆっくりと前提や作戦の背景を語る
これで特殊装甲ガラスとやらが破られる前ならまだ理解しようとできるのですが、、、、。
状況整理をできるのがこのタイミングしかなかったんです。この映画は緩急がない。火星についてから落ち着いて話ができるのは後半のバグズ1号にたどり着いた時ぐらい?仕方なかったんです。 -
ごっついスーツを着ているのにヘルメットは?スーツのおっぱいが大きい。
ナメック星についたときのブルマのほうがまだ警戒心があったよ。
女性スーツのおっぱいが一律大きいのは、女性陣がセクシーショットはおろか薄着にさえならないので、スーツの上から魅せるしかない。違和感ありまくりでした。
ブルマが大気を調べているうちに外に出てしまった二人(この後、すっごく怒らます) -
虫としちゃお尻から出るんだろ?手からじゃなくて、口からじゃなくて。
エース級っぽい人(ゴッド・リー:ケイン・コスギ。中東にいたテロリストらしい)の説明で思い出したのはこれ。特殊装甲っぽいスーツを着ているけど、どうするんだろ?と思ってたら、まさか手のひらから出すとは、、、、。
装甲車のエンジンになったメダカハネカクシ。wikipediaにジェット噴射できるって記載ないよ?
なんでジェット噴射はなんで口からだったんでしょうね?それこそお尻からでよかったんじゃない?お尻からだと面白映像になっちゃう?何をいまさら、、、、。
ところで、屋根の上でジェット噴射しても本人だけ飛んでいくだけじゃない?せめて車体の後ろ側に張り付かないと!
大迫空衣(篠田麻里子さん)と連城マリア(太田莉菜さん)が外に出た理由?仲間意識じゃないですよ。商業的な成功には客寄せとして必要だったけど、本編に差し込み切れなかったんで無理やり退場してもらったんじゃないですかね? -
本多晃(小栗旬さん)のジャケットネタはなに?あれでしかキャラクターを立てられなかったの?無駄に設定を足したのはなんで?
本多晃は荒野だけじゃ画面が持たないから差し込まれたんじゃないですかね。ジャケットネタは、、、いいんじゃないの?ジャケットネタを繰り返されるのと 同じ程度のクオリティを次々出されるのとどっちがましかって言われたら、、、、、うーんん、、、、、、どうでもいい、、、、、 -
最後のナナオのカイコガは何のためだったの?粉塵爆発って密室じゃないとダメなんじゃないの?
火星で長いことくらいしていると絹が必要になることがあるから。
ところでカイコって飛べないよ?
さらにああまで顔隠しちゃったら武井咲さんである必要なくない?粉塵爆発とは、ある一定の濃度の可燃性の粉塵が大気などの気体中に浮遊した状態で、火花などにより引火して爆発を起こす現象である。
調べてみたら粉塵爆発って密室じゃないとだめってことはないようです。けど、粉塵爆発が発生するような密度の粉を屋外で集中させるなんて無理じゃないですかね?
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なんでこんなにチームワークが悪いの?誰かが殺されてもへらへらしているの?日本人のくせに外国語をしゃべっているのはなんで?中二病くさいせりふ回ししかないのはなんで?
原作は各国から選出された人々のようです。日本人に限定したのは日本人俳優しか集めなかったから。
へらへらしているのは中二的に自分に自信があるからです。あいつは殺されたけど俺は強いから大丈夫だからです。仲間の死をいたわるという価値観は持ち合わせていません。
チームワークが悪いのは最後にバッタが死に際に、小吉の生き方に感銘して後悔と改心して感動させるためです。全く伝わってきませんでしたが。 -
特大バルサンは効かないのはわかってたんじゃないの?なんで持ってったの?
バグス一号機では聞かなかったかもしれませんが、技術の進歩で作った特大バルサンなら撃退できるかなと考えました。最終兵器は小吉たちですが、無意味に人命をかけるわけにはいきません。バルサンで倒せるならバルサンで倒したいです。
、、、というわけではないと思います。
肉弾戦にさせるとしても、その前には何をやらなくちゃいけないんだろ?あー、バルサンが利かないほうが緊迫感が出るな!
です。
今のバルサンだって、そのまま部屋にいれば人間は死ぬぞ?それを超強力にしたバルサンに耐えられるテラフォーマーに勝てるわけないだろ! -
蛭間一郎は前金を家族に渡してから旅立つべきだろう
最初っから渡す気がないので、丸め込まれちゃったんじゃないですかね。 -
池田秀一さんの無駄使い
池田さんが仕事に対して前向きなのが分かったのはうれしかった。それがこの映画の一番うれしかったことです。同じ時期にコナンくんを収録してたはずだから忙しかったはず。
現在66歳。いつまで現役でいてくれますかね? -
伊藤英明はこんなに演技下手だったの?
バトルシーンは気にならないんですが、平場の演技がひどすぎませんか?あんなもんですか? -
オケラとゲンゴロウは何のためだったの?
水中捜査と地中捜査のためです
それと池田秀一さんがバカなことをまじめにナレーションするという冗談だと思います。
なに?12ある?この映画の前にはそんなの些細なことですよ。
原作と比べてみた
映画鑑賞後、漫画を見ました。
漫画と映画の違いなのか、私が引っ掛かったところである「銃器がなく肉弾戦で戦っている」ことに違和感がありませんでした。テラフォーマーと取っ組み合いをしているのを普通に受け止められたんです。
メディアの違いなんですかね?それとも実写だから感じてしまったことなのか。よくわかりませんね。
ところで映画の終わりがテラーフォーマーズの第一部の終わりです。本多晃(小栗旬さん)はあれほど気持ち悪くなかったけどね。
どこからが本編でしょう?
涼宮ハルヒに出てくる主人公(もしくは狂言回し)のキョンの言葉で好きな言葉があります。
物語とは往々にして、開始と同時に問答無用の奇怪な設定が突きつけられるものだ
ですのでどっかまでは飲み込まなくちゃいけないものだと思ってます。
アナと雪の女王でいえば「長女だけが氷魔法を操る(もっと言えば氷魔法そのものの存在)」「都合よくご両親が海難事故にあって死んじゃった」は”そういったものだ”と丸飲みしなくちゃいけないです。
私はアナと雪の女王を高く評価していません。ですが、低評価にせざるを得なかった最大の理由「強い魔力を持つから幽閉」という本来は丸飲みしなくちゃいけない前提を私が飲めなかったからです。「閉じ込めるのではなく学習させなくちゃダメだろ」と引っ掛かった私が悪いと思っています。
さて、テラフォーマーズで飲み込むべき「開始と同時に問答無用の奇怪な設定」はどこまででしょう?
- 火星はテラフォーマーに支配されている
- 身体能力を無法者が火星に送られた
- 火器は持ってきていない
このぐらいまでは問答無用で飲み込まないとダメかなぁ。一個一個が大きすぎて丸呑みできないんですよ。噛むともっと納得できなくなっちゃうし。
テーマ以外を飲み込めばいいのかな?
全体を理解するためには上記のような”前提を飲み込む”が必要ですが、一点突破するなら、つまりはテーマ以外のところを全部捨てるならばどうでしょう
、、、、で、テラフォーマーズのテーマって?
- テラフォーマーズのテーマ候補1:生きようとする意志は素晴らしい
一応は第一候補。バッタ(武藤仁:山下智久さん)が死ぬときにそんなこと言ってた。
目の前でエース級っぽい人(ゴッド・リー:ケイン・コスギ。中東にいたテロリストらしい)が死んでも緊張感なく「奴は四天王の中でも一番弱い」みたいな感じで見てたやつらに言われたかないなぁ。 - テラフォーマーズのテーマ候補2:国産CGのレベル
波のようなテラフォーマーズの攻勢がありました。1度目はどうにか突破して二度目にさらに大きな攻勢です。、、、二度目の波が画面の端っこまで届いてなかったんですが、、、、。
日曜朝の戦隊ものレベルだったと思うんですが、、、、。
小池栄子さんのカマキリはまじめにやっているだけに笑いました。 - テラフォーマーズのテーマ候補3:キャラクターの個性
今はどうだかわかりませんが少年マンガは”ストーリーなんて破たんしてていいかあら、主人公を輝かせろ!”がモットーでした。私は賛成です。ストーリーの整合性を気にしてキャラクターが没個性してしまったら物語として面白くない*1。
全員、無駄に前向きというか他人の生死なんてしょせん他人事で、感情移入できる人が一人もいない。 - テラフォーマーズのテーマ候補4:ストーリーの妙
「ストーリー?なにそれおいしいの?」レベル。
映画『テラフォーマーズ』の感想まとめ
内容はともかく、私としてはこれだけ記事をかければ十分です。
映画『テラフォーマーズ』の評判
いろいろなパーツを切り取って、”どういうことだ!”ってみんな怒ってる
いろいろなパーツを切り取ってほめたたえられているウシジマくん
*1:子供一人一人はそれで納得しても、2chなどで理屈屋の子供が群れて”おかしい!”という現在では、ストーリーの整合性も重要視されている気がします