TBSラジオ好きのみんな、あと一ヶ月だよ!
こんにちは。フレデリカです。
私は朝、ずっとTBSラジオを流しっぱなしにしています。その中で番組でも投稿があったんですが、64のCMで流れる佐藤浩市さんに「子供がいなくなる、それがどういうことか、刑事はそんなこともわかんないのか!」と毎朝怒鳴られていました(笑)。
せめてボリュームを下げてくれないかという投稿さえありました。
そんな朝もあともう少しで終わるはずです。もうちょっとです。
DVDが発売されるときにまた流れるだろうけどね
※64の公式ページ、、、、でした。64はURLを更新せずに、他の人がURLを買ったらしい64-movie.jp
映画『64‐ロクヨン‐後編』の見どころポイント
前編のラストをまとめるとこうなります。
- 64の真相と今回の事件。今回の事件の犯人はすでに登場しています
- 県警の隠蔽体質
- 記者クラブの突き上げ
では、64のネタバレです。見たのは土曜日20:00から。観客がたくさんいて、前から三番目で見ることになったのは久しぶりでした。
- TBSラジオ好きのみんな、あと一ヶ月だよ!
- 映画『64‐ロクヨン‐後編』の見どころポイント
- 映画『64‐ロクヨン‐後編』は
- 映画史上には残らないと思う
- 宣伝が上手「子供がいなくなる、それがどういうことか、刑事はそんなこともわかんないのか!」
- 娘激LOVE
- 幸田メモ
- 秋川ちゃん
- 映画『64‐ロクヨン‐後編』のCAST
- 映画『64‐ロクヨン‐後編』のまとめ
- 映画『64‐ロクヨン‐後編』の評判
- 本日の食事
前編
映画『64‐ロクヨン‐後編』は
発生した誘拐事件は64と同じ行程を指し示していた。三上は広報官として県警と記者クラブの板ハサミになりながら、事件の真相を追う。
前半あれだけ話を引っ張った警察庁長官訪問があっさりと来なくなるとは思わなかったよ。
物語を家族愛でラッピングしたかったんたと思いますが、完全に娘愛になってました。「夫婦からの子供への愛」ではなく、「娘に対する父親の愛」限定。目崎の下の子が弟でもよかったんじゃないの?そうすると雨宮サイドとリンクしにくくなっちゃうのかなぁ。
小説は文字を読んで理解して映像に変換するのは読者の仕事です。小説ならここまで意識がたどり着かなかったのかな?尺に制限があり文字の映像変換が製作側に任せられる映画では小説では見つからないところを気づいてしまったのかも
映画史上には残らないと思う
まとまってたけどね。
話の軸は三つありました
家族愛ですべてをラッピングして、きれいにまとめる意図は感じました。ですが家族愛ではなく娘LOVEになってしまい、娘LOVEもうまく呑み込めてなかったので、私の中では微妙になってしまいました。
公式サイトを見ると「映画史に残る傑作の誕生」と大きく書いてあります。自分たちのやっていることに大きな自信を持つこととや言い切っちゃう根性と勇気は称賛します。
宣伝が上手「子供がいなくなる、それがどういうことか、刑事はそんなこともわかんないのか!」
宣伝で大きく使われているセリフがあります。
子供がいなくなる、それがどういうことか、刑事はそんなこともわかんないのか!
このセリフで事件が動いたり、誰かが感動して背中を押してもらってするべきことを自発的に始めることはありません。
警察の体質に隠ぺい体質に向かって言ったセリフでもありません(10%ぐらいは含んでたけどね)
犯人を昭和にもどす
松岡(三浦友和さん)のセリフですが、その後、何もしません。この後は三上(佐藤浩市さん)の独壇場で一人で事件を解決します。
映画館のCMでこの言葉を聞いたときは警察の大々的な犯人包囲網やらおとり調査的なものが見れるのかとわくわくしたけどね。
CMのために差し込まれたセリフでした。TBSさん、集客方法は慣れてますね。
娘激LOVE
雨宮(永瀬正敏さん)は娘激LOVEが家族愛や子供への愛が表現しているように見えました。少なくとも前半は彼しかいなかったし、三上の娘さん失踪はつながっていなかったんです。
(雨宮の娘さん≠三上の娘さん)
それを目崎がつないでしまいました。年齢と関係性的に登場人物の子供がすべて娘さんだとつながってしまったんです。
- 雨宮の娘さんと目崎の下の子に低学年という共通点があります。(雨宮の娘さん≒目崎の下の子)
- 目崎の下の子と目崎の上の子は当たり前だけど兄弟です。(目崎の下の子≒目崎の上の子)
- 目崎の上の子と三上の娘さんは同じくハイティーンです。(目崎の上の子≒三上の娘さん)
こうして文章にすると無理があるつながり方ですが、頭の中でつながっちゃったんだから仕方がない。
結果、雨宮の娘さん≒目崎の下の子≒目崎の上の子≒三上の娘さんとなり、男臭い映画なので、私の中で「親父が娘を溺愛している映画」になってしまいました。
ところで、目崎正人(緒形直人さん)んとこのお姉ちゃんって引きこもりっていってなかったっけ?それがヒョウ柄のギャルで彼氏と万引き?三上の娘さん(芳根京子さん)や日吉(窪田正孝さん)とごっちゃになってる?引きこもり・不登校・学校に行かないで好きに出歩いている、は違うと思いますよ。
遊びに行ったクラブで携帯を落とした(盗まれた?)人。劇場で「あん?」って声が出ました。
目崎正人(緒形直人さん)んとこの妹さんは色々とジョイントした子。この子が男の子だっただけで、「娘激LOVE物語」って(私の中で)認識にはならなかったと思うだけどなぁ。だけど、雨宮が誘拐しようとしてできないで返すってのは娘さんと同じ女の子じゃないと説得力が弱くなっちゃうかなぁ。
64の真実と三上の悔恨の整理のために犠牲になってしまった子。
札束燃やしたところで、雨宮と幸田が納得できたのなら、目崎を追い詰めなくてもよかった?もちろん映画としては私が納得できなかったとは思いますが。
映画史上に残る名作だそうだから時効寸前の犯罪を放置しておくわけにはいかなかったんですかね?
時効寸前の犯罪を犯人に寄り添って描いた映画。πが小さいからか、64とは違う結末が待っています。
movie-review.hatenablog.com
三上なんですが、、、、娘さんについて奥さん(夏川結衣さん)がまいっちゃっているからどうにしかしたいと思っているのはわかります。ですが、三上自身が娘さんのことをどう思っているのかわかんなかった。娘さんとの確執があったのは確かだけど、今回の件を通して意見を変えたってわけでもなさそうだしなぁ。
娘さんの言っていた「(警官として生きるお父さんのパーツとして困るから)私に学校行けっていうんでしょ!」に明確は反論がなかったんだよね。
無言電話についても
”娘さんじゃなかったこと”を残念がっているというよりは、
”奥さんに無駄な希望を与えてしまったこと”を残念がってたように見えました。
ところで、最後に三上家に公衆電話から電話がありました。娘さんとの和解の道筋ができたように見えました。
だけど、娘さんがちゃんと帰ってきてくれないと奥さんはまた「娘からの電話が取れなかった!!」と思って家から出なくなっちゃうぞ。
幸田メモ
県警の隠蔽体質の代名詞です。
この記事を書き始めてテーマ「隠蔽体質」に対してかなりもやもやしてました。物語として無視してないし、白日にさらされて、上層部がダメージを受けているけど、すっきりしない。大人の映画だしこんなもんかなぁと思ってました。
もやもやしている理由がわかった。主役が広報官で、あれだけ血気盛んな記者たちの姿を描いているのに、14年も隠してきたことを”新聞にこんな風に書かれました”で終わらせやがったからだ!記者たちとのテーマは実名報道についてだけでした。東京本社から来た記者にさんざん馬鹿にされたことだし、秋川ちゃんが中心になって幸田メモを追っかける姿を見せてもよかったんじゃないの?
さらに、14年隠してたことが見つかって、今後は隠さなくて済むとホッとしてやがる!
10分前に自分の再就職のために「なにがなんでも隠せ」って言ってたじゃねーか!
人事に対する反発した捜査一課の偽装調査説って何だったんでしょう?
小説にそのくだりがあったんでしょう。小説ではそれなりに機能したんでしょう。映画では、観覧者が考えたり混乱したり物語に振り回される前に、本当の誘拐と確定しました。あんなにあっさりひっこめるんなら、映画では使わなかったほうが良かったと思いますよ。
秋川ちゃん
大きな誘拐事件が起きて、東京から来た記者たちから無能扱いされちゃった。
前半ではラスボスだったのに、後半ではさらに敵が出てきたため、
共通の敵がいるなら昨日の敵は今日の友になっちゃった。
だから最後に覆面パトカーについて行って事件をすっぱ抜くことに納得できたんだけどね。
落合(柄本佑さん)は明らかに押し付けられた貧乏くじなのに、なんであんなにかっこつけたの?広報部の熱さにイキを感じたの?
映画『64‐ロクヨン‐後編』のCAST
三上家
- 三上 義信 - 佐藤浩市さん
顔芸。お疲れさまでした。 - 三上 美那子 - 夏川結衣さん
三上は奥さんが凹んでいるのを何とかしたいってことが、娘との再会よりも優先度が高いんだと思う。 - 三上 あゆみ - 芳根京子さん
話を引っ張ったけど、現在の時系列の中では一切出てこなかった人。
親父さんと確執したまま。
広報室
- 諏訪 - 綾野剛さん
秋川ちゃんを手なずけようとしてうまくいかなかった人。 - 蔵前 - 金井勇太さん
- 美雲 - 榮倉奈々さん
ほめているのかけなしているのか、だれを怒らせるのかわからないけど、正直に言う。すっごく田舎くさい娘感が出てた。地方県警の婦警のイメージにぴったり。
ロクヨン捜査班
- 松岡 勝俊 - 三浦友和さん
ストーカーされまくってた人。事件についての情報はこの人頼み。 - 望月 - 赤井英和さん
後半は回想にしか出てこなかったよ。 - 幸田 一樹 - 吉岡秀隆さん
犯人。無理に声を出してた人。この人の子供だけが息子さんでした。「母ちゃんを頼む」みたいな感じで頭を撫でて自首しに行きました。 - 日吉 浩一郎 - 窪田正孝さん
この人とその母親が64が解決して救われた唯一の人たち。
県警本部警務部
- 赤間 - 滝藤賢一さん
警察庁長官訪問を物語から切り離す落としどころになりました。机を蹴飛ばした時に、ざまぁみろ!と思いました。 - 二渡 真治 - 仲村トオルさん
あんまり出てこないのにいいとこどりをしてった人。
雨宮家
- 雨宮 芳男 - 永瀬正敏さん
熱演でした。気力がなく喜怒哀楽を失った役どころだったのに、恐ろしいほどの存在感。
目崎家
- 目崎 正人 - 緒形直人さん
64の時の犯行動機は「闇金からの借金を返すため」。娘激LOVEなのも手伝って、被害者面をしてました。 - 目崎 早紀 - 渡邉空美さん
下の娘さん。この子?13歳?
クライマックスまでよかったんだけど、最後の号泣が、、、、。難しいよね。
記者クラブ
映画『64‐ロクヨン‐後編』のまとめ
- 娘LOVEがテーマで他が舞台措置ならおもしろかったけど、警察の闇を切り裂くのがテーマとしてみたら微妙
- サスペンスにしちゃ話の回しかたがおかしいとこがある
- 記者クラブとの確執や記者クラブ(東京)との確執は最後に秋川ちゃんがニュースをすっぱ抜いて地方記者の底力を見せるためには必要かも
映画『64‐ロクヨン‐後編』の評判
前半は面白かったのにねっていう評価多数。物語の序盤は面白いけど、面白いままでまとめるのは難しいってことかなぁ。
前後編じゃなくて一本でよかったんじゃない?って人も。警察内部のことは気にせずに事件だけなら一本で十分ですね。
ラストは原作から改変されているらしいです。
NHKドラマの方
本日の食事