こんにちは。ヤンです。ピーチガールを見てきました。
原作は18巻。2時間でまとめるのは難しいですね
- キャスト:山本美月さん 伊野尾慧さん 真剣佑さん 永野芽郁さん
- 監督:神徳幸治さん
- 脚本:山岡潤平さん
- 公開日:2017.05.21
- ジャンル:青春
- 上演時間:116分
- レーティング:なし
映画『ピーチガール』の三つのポイント
- いけめん。
- チャラを装っている男の一生懸命
- 男たちにふるまわされる私(ターゲット層)。
- 映画『ピーチガール』の三つのポイント
- 映画『ピーチガール』の評価は35/100
- 全ての素材を台無しに
- ショートカットするための明るく軽い感じの弊害
- 柏木沙絵が裏まわしの軸なら私の好みだったかも
- 永野芽郁さんは同一人物なんだな!?
- 取るに足らないツッコミ
- 舞台あいさつで判明したこと
- 映画『ピーチガール』のCAST
- 映画『ピーチガール』の評判
- タグ・その他
では『ピーチガール』のネタバレ感想です
こんな作品でした。
映画『ピーチガール』の評価は35/100
元水泳部のももは、日焼けした肌に色が抜けた赤い髪という派手な見た目のせいで、周囲から「遊んでそう」と誤解されてしまうけれど、中身は超ピュアな女子高生。ももは、真面目で硬派なさわやか男子・とーじに中学時代から片想いしていた。ところが入学早々、学年一のモテ王子・カイリにとある勘違いから一方的にキスをされ学校中の噂に。一方、クラスメイトの沙絵は、色白で男ウケ抜群。でも本性は最強最悪の小悪魔!ももがとーじを好きと知るや、横取りすべく次々とももを罠にかける。そんなももの絶体絶命のピンチを救ってくれたのは、もものピュアな内面を好きになったカイリだった。果たしてももが最後に選ぶのは―?
TOHOシネマより
主人公の女子高校生は山本美月さん。撮影当時24歳。無理だろ。
いや、綺麗ですよ、山本美月さん。でも年相応の綺麗さってあるじゃない?
主人公であるももの登場シーンは多少もったいぶられます。外では日傘をさしていて校内になってやっと顔が映るんですよ。、、、、かわいくねーな。と思ったわけですよ。
でも、ターゲットはイケメンを見に来ているのだから、ターゲットが自分を投影するなら綺麗すぎちゃダメなんだろうなと思ったわけですよ。でもそういうことじゃなかったみたいですね。
高校生役なのに大人を使うのはピーチガール原作連載の頃は高校生だったので作者が思い描いてたからとかなんですかねー
全ての素材を台無しに
ピーチガールの公式ページに書いてありました。
5分に一度、恋の事件が巻き起こる!急展開ラブストーリー
そのためにそのほかを全て放り投げていたような気がしました。
客寄せであり、広告のインパクトである「もものビッチのうわさ」「岡安浬の親衛隊」。
ピーチガールが始まって最初にちょろっと表現したら一切出てきませんでした。ビッチのうわさはももが気にしなくなったぐらいになるけど、「親衛隊は気が付いたら解散してました。」ってわけにはいかないでしょう。キス画像付きTwitterが流れた後、親衛隊から嫌がらせはなくちゃダメでしょう。
ピーチガールに対するフックがあっという間になかったことになってしまいました。だから、その後もそういったものに見えてしまったんですね。
だから劇中の最大の謎である「とーじが突然別れを切り出す」を単なるご都合主義で流してしまいました。その後も、とーじがももに接触しようとしている描写は祭りの夜まで一切なかったからねえ。
沙絵がネタバレをし始めてからやっと「別れを切り出したのは物語を引っ張るナゾとして提示されていたのか」と理解したぐらいでした。
ももが山本美月さんでない方がよかったと思う理由は上に書いた通り。
全員の行動原理が出てこないんですよ。
もも→とうじ、トージ→もも が好きな理由が出てこないんですね。
一番不可解なのは、沙絵が涼に惚れた理由ですね。
ももやトージなんかは前提として、好きだという設定から物語が始まりました。だから飲み込まなくちゃいけないのかなと思えるのですが、沙絵が涼に惚れたのは劇中の時間軸の中です。ちゃんと描写してほしかったなぁ。
パーティで沙絵の言葉を止めたしぐさがかっこよかったから好きになった?パートナーと言われて惚れた?どっちも弱いなぁ。
ショートカットするための明るく軽い感じの弊害
後半の展開に背骨があった分、前半が悔やまれます。
描きたい後半をじっくり時間をかけるために前半を駆け足にしてジョークで間をつないだ結果、前半で作られてしまったテイストに引っ張られて、後半に深みが出なかった感じ。
原作は18巻。2時間でまとめるのは難しいですね
柏木沙絵が裏まわしの軸なら私の好みだったかも
※原作では「柏木さえ」らしい。なんで漢字を当てたの?映画の話をしているので、”さえ”ではなく”沙絵”で書きます。
トージが好きなのかわからないし、もし好きならその理由が分からないし、
トージが好きなのではなく、ももを貶めるのが好きなら、ももを嫌う理由が分かりませんでした。ももを貶めたいならカイリをも排除しないとだめじゃない?はた目から見れば、ももは学校一のイケメンの彼女にステップアップしたわけだし。
モデルやってて校外に世界や交友関係を持っているでしょ。友達が好きならともかく、嫌いなら校内のことに執着しないと思うけどね。
前半でひっかし回し役の沙絵だったので、後半は出てこないかと思いましたが、ちゃんと絡んできてましたね。
謀略家なところばっかりピックアップされているので、涼も手玉に取ってほしかったなぁ。
主人公のももが事態に振り回されながらも前に進んでいく姿が可愛くてかっこよく見えてて、実はすべてを隣にいる沙絵が操ってて、最後に直接対決するなり許すなりした方が私は好きだけどね。
ま、ピーチガールのターゲット層は私じゃなくて、女子高生の皆さんであり、イケメンを見ることをメインの目的として映画館に足を運んでいるのでしょうから門外漢も甚だしい話ですけどね。
ラスボスで狡猾すぎる女子高生の弱点が女子高生っぽい内容のことだった罪の余白
ピーチガールの映画の方では、ももが”沙絵”を助けに行く理由がさっぱりわからないのですが、
原作の方では、”さえ”はクセは強いものの友達でいたい子として表現されているんですかね?弱いところも純粋なところもちゃんと表現されているとか。
そう考えると映画と原作では表現されているものが違っています。だからこそ別人、”さえ”であり”沙絵”なのかも。
永野芽郁さんは同一人物なんだな!?
CASTは後で一覧してますが、永野さんだけ先に記載。
私の中で彼女は綺麗なお姉さんボックスに入っているんですが、今回そのオーラを微塵も感じさせませんでした。
www.frederica-movie-review.com
www.frederica-movie-review.com
思えばひるなかの流星でもそうでした。田舎から出たての彼女と吉祥寺の生活に慣れた後の彼女は別人でした。
主人公を張るときは主人公のオーラを発揮するし、脇なら求められる役割をきっちりこなす。まだ十代らしいけど、その切り分けができるってすごくない?
取るに足らないツッコミ
- スマフォにかかってきた電話を操作することなく耳に当ててしゃべりだしました。
- 誕生日に勝手にトージの部屋まで侵入してくる沙絵。ももが拉致されたときに勝手に入ってこれちゃうラブホの入り口と部屋。沙絵が売られたときに勝手に入ってこれちゃうスィートルーム(笑)
- ももの誕生日に沙絵から電話がかかってきて、ストーカーに追われているから助けて!と言われました。ももは一人で駆けつけて見事に罠にはまるわけですが、なんで一緒にいたトージは同行しなかったの!?っていうか、ストーカーと喧嘩になるかもしれないだから、ももを部屋において、トージだけ行くのが正しくない?
- トージと沙絵が付き合いだした理由が分からなかった。、、、けど劇中で説明があったね。
- 沙絵が売られたとき、沙絵はどうやって電話したんですかね?
- 沙絵が売られたとき、電話してから、カイリたちが駆けつけて、カイリが女装する間、相手はずっとシャワーを浴びてたんですかね。
- 沙絵が売られたとき、カイリが女装して遊ぶ理由がないけど、、、そこはエンターティメントの嘘ですかね。
- カイリのトーちゃんと長男。次男坊がバイトしている店と知らずに入ったの?いや、長男が連れてったのか。兄ちゃんは弟の夢が分かってたから援護射撃するつもりが、弟に後ろから刺されることに(笑)
- カイリのトーちゃんがレストランでの食事後に長男と出ていきましたが、トーちゃんが長男を問い詰めても何も言わないと思うよ
- 操さんを屋上に呼び出したカイリですが、そんな通路みたいなところに荷物置いたら危ないよ。
- 操さんを屋上に呼び出したカイリですが、大きなスペースあるのになぜ通路みたいなところで話をするんだ?狭い通路が何かの描写になってたようには見えなかったけど。
- バカヤンキーの3人がストラップを海に投げて、カイリが探しに行きますが、カイリの荷物(主に財布)はバカヤンキーがもってっちゃったということでいいのかな
- キスシーンを作るために人工呼吸のまねごとをすることになりますが、カイリは疲れて休憩もしくは寝てただけだよね?
- 最後に沙絵がももとカイリのラインを不正操作して二人をくっつけました。、、、、どうやってIDとパスをゲットしたの?ついでにいえばハンザイっすよ。
舞台あいさつで判明したこと
客席のテンションが男性陣(大拍手と歓声)と女性陣(小拍手)の自己紹介でまるっきりテンションが違うのはご愛敬(笑)
登壇したのは、山本美月さん・伊野尾慧さん・真剣佑さん・永野芽郁さん、監督さんです。
演者の関係性的には、山本美月さんを姉御とした弟分・妹分って感じでした。実年齢的に正しいと思います。
中学時代が撮影されていたらしい。ただ山本美月さん(24才)の中坊セーラー服姿はさすがに現実味がないと判断されたらしい。ももとトージがお互いに好きなるタイミングを描かれていたらしく、物語としては重要はシーンだが、残念ながら尺の問題からもカット。
映画『ピーチガール』のCAST
安達もも-山本美月さん
舞台挨拶を見てて思った。観客席と同世代の子がカイリとくっついたり離れたりキスしたりしたら、社会的に抹殺されるかもしんない。
だからちょっと年齢階層を切り替えて山本美月さんにしたんじゃないかとさえ思いました。
岡安浬-伊野尾慧さん
ももと二人っきりになるたびに「親衛隊はどうした?」とずっと思ってました。
東寺ヶ森一矢(とーじ)-真剣佑さん
ももと二人作った暗号「L」。
1.ももが暗号を言い出したとき:後で使うんだろうなぁ。
2.別れた時:あ、暗号がなかったことにされた。この映画は伏線とかどうでもいいもんなぁ
3.最後に使った時:あ、やっぱり使うんだ。
別れた後、歩いていくももの後姿を見つけたとーじが「L」を作ったシーンがあったら、まだ深みとナゾが観客に埋め込まれたかもしれませんね。
柏木沙絵-永野芽郁さん
上にいろいろ書いた通りです。
乃木坂46の生駒ちゃんに似てるなぁと思いながら見てました。
安芸操-本仮屋ユイカさん
綺麗なお姉さん。
岡安涼-水上剣星さん
ラスボスですが、、、、
岡安崇史-升毅さん
もうちょっと頑固でもいいような気もします。デザート喰っただけで許してくれるなら、最初っから聞く耳持ってたような気がする。
安達桜子-菊池桃子さん
山本美月さんが綺麗に見えない分(年相応なら 以下略)、
いつもより輪をかけて綺麗に見えた菊地さん。
映画『ピーチガール』の3ポイントまとめ!
- 前半は設定を見せるために多少の無茶をしてスピードを重視して作ってます。
- 勝負は、トージが別れを切り出してから!
- でも、後半で無茶が出ちゃっているところがあります。
映画『ピーチガール』の評判
3.42/5
yahoo映画より(2017.05.21現在)
ターゲット層は大満足ですが、それを外れるとアラばっかり気づくという感じです。この記事はもろに、映画のターゲット層から外れた男がアラばかり探している記事ですね。
タグ・その他
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監督:-神徳幸治さん-
脚本:-山岡潤平さん-
俳優:-山本美月さん- -伊野尾慧さん- -真剣佑さん- -永野芽郁さん- -本仮屋ユイカさん- -水上剣星さん- -升毅さん- -菊池桃子さん-