■ここ見てポイント1.映像美。バックも家の壁もピントが合ってる
ピント合ってました。木の目も見えるようでした。が、残念ながらそこに注視してみたことがなかったので、どれだけすごいことかよくわからないです。今の作品ならCGが細かいって方向に評されていくんでしょうね。
■ここ見てポイント2.縁の下の三船をカメラがどんぴしゃで追いかける。黒沢さんが褒めてくれて名前を読んでくれた。
こちらも普通に見てたら「これどうやって撮ってんだ?」とか考えずに見るシーンです。今みたいに小型高性能カメラなんてないですよね。大変だったんでしょうね。このカメラワークを三船さんを一切見ずに撮れるってすごい。
■ここ見てポイント3.キャスティングがぴったり
これはわかる!清兵衛親子が悪巧みしているときの顔の違いがいい。酸いも甘いも知り尽くしている悪い顔した両親とまだ世の中がわかってない純朴な息子のしわの違い。気がついたら棺おけ運んでいる亥之吉。亥之吉は登場シーンからお気に入りでした。
それと居酒屋の権爺ね。後の水戸黄門だけど、そんな気品はなく事なかれ主義な雰囲気が私にもわかりました。
誰かが行かねば、道はできない -木村大作と映画の映像-
黒澤映画をほぼ始めてみました。タイトルからしてチャンバラ映画だと思ってましたが、まるきり違うものですね。宿場という舞台の大きさがちょうどよかった感じがしました。権謀術数を張り巡らせているのに子ずるい感じがなくハードボイルド。
殺陣として亥之吉とのサシ対決は見たかったな。他のザコキャラと一緒にやられちゃったのは残念。
では最後に。
春を背負って春を背負って春を背負って春を背負って春を背負って春を背負って春を背負って春を背負って春を背負って春を背負って春を背負って春を背負って春を背負って