猫好きでTBSラジオ:猫好きしか納得できない映画だと思ってた
私は猫好きです。犬も好きなので、猫派とは言いませんが。
行きつけのバーの猫にいつも癒されています。
さらにはTBSラジオ好きでもあります。JUNK好きです。このブログでも伊集院さんのツタヤに行ってこれ借りようを使わせてもらって、過去の名作映画を見るための指針にさせてもらっています。
そんな私なので、画面に猫がいるだけで納得するつもりでした。特に前半はそんな感じでした。
後半はいろいろ考えさせられました。猫好きだから受け取れたメッセージだとは思いません。
さて 猫なんてよんでもこない。のネタバレ感想です。
猫なんてよんでもこない。
プロボクサーのミツオは兄が拾ってきた二匹の猫(クロ・チン)の世話をすることになる。プロボクサーの夢が断たれたミツオは自分の夢を託すように、クロを猫たちのボスにしようとする。ミツオの臨んだようにクロは戦い抜きボスになった。。。。
昨日みたブラック・スキャンダルと同じく、主人公にはっきりした目的がありませんでした。だからこそ前半は”猫が見れればいいや”と割り切ろうとしたわけです。
けど、ミツオはクロにやる気をもらいます。(被保護者と見られたからですがw)
ブラック・スキャンダルとは違い、ちゃんとした起承転結がありました。
残されたものの悔恨。猫だからこそ。
死んじゃったのが人間なら、死んじゃった側の描写が入るから、彼は納得して死んだんだろうなと思います。主人公がそれをやらせるとそいつが死んじゃうと知らずに背中を押して(心臓に重い病を抱えているけど、知らずにフルマラソンを応援するとか)死んじゃうとかだと、主人公の気持ちを考えるとやるせなくなるけど、死んだほうが事情を飲み込んで死んだんだから、悔いはなかっただろうと思います。
けど、今回は違いました。クロには猫エイズなんて知識はありません。
クロは自分がどういう状態かわからないのに体が動かなくなる。それを見守るしかないミツオ。自分を責めるミツオが痛々しかったです。
リアリティーのない忠告
初めてうめさん(松岡茉優さん)の 出会った時の助言の重要性をミツオは理解できませんでした。二度目も同じで、ボスにすることを優先させました。
日常でいうと、大人や先生に「こうしなさい」と言われてもやらずに、忠告してくれた人たちと同じ年になった時に「あの時の話はこういうことだったのか」と納得します。その時はすでに遅いのですが。
成り行きでクロやチンになつかれただけのミツオには知識がなく当事者意識も欠けていた。
そしてウメさんは他人でした。気の強い人でもなかったです。だからミツオに足りないものを忠告してくれた時に、目を見て伝えることができず、「できればしたほうがいい」みたいな言い方になりました。「去勢」って言葉をどもってしまいました。
そんなマウントポジションの取れる相手からの忠告や現実味のないアドバイスってどうやったら受け取れるんですかね。自分がまだ開けたことのない引き出しに対するアドバイス。
松岡茉優さんの印象は見るたびに変わる。
私が初めて松岡茉優さんを見たのは、あまちゃんです。GMT6の明るく前向きなリーダーでした。
次に見たのは(作品が前後しますが)桐島、部活やめるってよです。めちゃくちゃむかつきました。
その後、オサレもんって番組で見た時は、別の人だと思いました。
そして、今回の猫なんてよんでもこない。自立した女性にしか見えませんでしたが、まだ20歳なんですね。
女優ってすごいっていうか。オンナってこわいっていうか
クロが先に死んじゃった
私は週刊モーニングで連載していたクロ號が好きでした。その中でクロの妹は生まれて間もなく死んじゃいます。
だから今回、クロが先に死んじゃったのに驚きました。
別撮りっぽいのは仕方がない?
ミツオと猫たちの距離が50cm離れると一つの画面の中に入らなくなりますね。ちょっと違和感を感じてしまいました。
どうでもいい矛盾?
猫なんてよんでもこない。のみんなの評価
私が出入りする猫のいるバー
ゴールデン街G1通り
4C's Bar ROSSO
オープンしてます!!
土曜日担当は日本酒と泡が大好き麻衣子です(^_−)−☆
猫を愛でながら乾杯しましょうヾ(=^・ェ・^) pic.twitter.com/kXSkKKUD3t
— 4C'sBAR ROSSO (@4csbar_rosso) 2016, 1月 30