私が立てた観点です。
- 柏木卓也は自殺か他殺か、犯人は?
- 浅井松子が事故るまえに何があったのか
- 20年後の真実
- 神原和彦の過去
- 担任宛の手紙を捨てたのは誰か?
- ウソについて
- まとめ。犯人は?あの歩道橋について
なお、原作未読です。
昨年の夏に「乾き。」で「加奈子は生きている!!」と暴走し考えすぎたアホが再び暴走しつつ持論を語ります。
本題に入る前に他のところ。
前半は、みんな、言っていることが中学生だよなーと思いながら見ていました。
謎に目が行きがちですが、その中で出てくる藤野涼子(藤野涼子さん)の心の流れが見事でしたね。普通の中学生が事件に立ち向かうようになっていくさまがいい。
歩道橋のシーンは見てて胸が痛くなりましたが、まさか別角度で何度も見ることになるとは思わなかったね。
男子児童陣は、もうちょっと演技がんばろう。
あ、井上君(西村成忠さん)は別格。中2的にかっこいい。寝ぐせ込みでかっこいい
涼子が好きで飼育委員にまでなっちゃった野田健一(前田航基さん)は、まえだまえだという兄弟コンビの芸人さんです。あの子が大きくなったもんだ。
さて、ネタバレです。
観点の前に。
柏木卓也(望月歩さん)という人物
善悪のみ、白と黒、有限実行。思春期の中学生らしい二次元論ですね。本来なら女子学級委員が持っていそうな人を傷つけるのもいとわない正しさ。
いじめの現場(あれは暴行じゃないか?)を見て逃げ出そうとする涼子を「お前みたいなのが一番汚い」といいますが、「偽善者!」といって糾弾して悦に慕っているあんたのほうが質が悪い。
、、、と思うんですけどね。(←後半で思いもよらぬバックボーンが出てきたときのための逃げ)
担任の森内恵美子先生(黒木華さん)のおびえ方
新卒2年目の先生。生徒たちに事件を報告するときに、自分の保身から話を始めちゃったまだまだ新米さんです。
「生徒を救えなかった」という後悔ではなく、明らかに誰にも言えない事情を持っていますね。大人としてあるまじき行為(不倫?)を柏木に見つかって、それを「正さなくちゃダメだ!」とことあるごとにとがめられていたとか。
探偵を雇って隣人がポストをあさっている現場を撮った写真の日付が「1991.07.03」。この日付はあまり関係ないかな?
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妹のかよちゃん役でした。黒木華さん。くろきはるさんと読むそうです。
1.柏木卓也は自殺か他殺か、犯人は?
2.浅井松子(富田望生さん)が事故るまえに何があったのか?
2ついっぺんに語ります。(なら分けるなといわないでくださいm(_ _)m)
柏木卓也はここまでひっぱといて自殺はないでしょう。屋上から落としたのか、どこかで殺害後に学校まで運んできたのか分かりませんが。
浅井松子は小心者が事件の首謀者側に巻き込まれてテンパって事故死、そのまま流されれば「役目が終わったら殺しちゃうなんてひどいなぁ」ぐらいで済ますのですが、最後まで引っ張られるなら、何かあったののでしょう。
おそらく樹里の家に行く道中に事故ったのではなく、樹里の家に行って何かを言われて錯乱、そして事故ったってことでしょう。
これらが犯人が別々だと面白くない。物語として同一犯の方が納得しやすいです。
3.20年後の真実
後半の予告を見ると涼子は「真実を知るとお前も傷つく」といわれます。つまり彼女は守られている状態です。
20年前の話が終わり、現代に戻って、頭の中で何かがつながって「状況が少し違えば犠牲者は私だった」ということになるのでしょう。柏木のほうか、松子のほうか。
4.神原和彦(板垣瑞生さん)の過去
キーポイントは2つ
- 父が母を殴り殺してしまって父が自殺
- 中学に進学した後に柏木と接点がなかったのに真相に執着
犯人候補かと思いましたが、予告で思いっきりあおられていたので候補からはずしました。大出の親父がおふくろさんを殴っているときに身動き取れなくなってたんですよね。暴力を振るわれたり暴力を使う人には免疫はできていても、男性が女性を殴るシーンに直面すると体が硬直してしまうのかな。”母を殴り殺した父を神原は刺し殺してしまう。柏木に相談して自殺に見せかける。恩のある柏木が殺されてしまったので真相を追っている”ということでいかがでしょう?
5.担任宛の手紙を捨てたのは誰か?
隣人なり本人なりが、家に届いた手紙を学校に持っていってゴミ箱に捨てるなんて面倒なことをするわけがないです。ここから2択になり、最終的に1択になりました。
- 担任が犯人で怪文書をわざわざ利用してマスコミに郵送した。
- 樹里がもう一通用意してマスコミに郵送した。
↓
- 告発状が担任の家にたどり着いたときに、樹里が奪っていい感じにちぎってマスコミに送った。
後半予告を見ると投函(おそらく新宿伊勢丹前)した告発状は3つ。校長室で告発文を見たのは二つだっけ?三つだっけ?(涼子の家、校長の家、??教頭の家??)
6.ウソについて
樹里の告発状はウソだということで大体確定しています。保護者説明会の佐々木礼子(田畑智子さん)の説明は筋通っているように聞こえるんだよねぇ。ってことは本当だったりもう少し違う真実があったり?「樹里は大出の下っ端の井口(石川新太さん)と付き合っていて、その日呼び出されていた。」。うーん、ないか。ないよね。
樹里の告白状は涼子を守るためのウソだった、、、、、うーん、ないか。ないよね。
何がウソでしょう?何が偽証でしょう?「涼子を守るためのウソ」(だと思う)とは何?
12月に自殺しようとして線路に入ったのと関係あるの?(ってか、あれはイメージだよね?)
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7.まとめ。犯人は?あの歩道橋について
柏木を殺し、松子が事故った間接要因を作った人の候補。
個人的には生徒の中から、オフィシャルサイトのトップページに出ている中に犯人がいると娯楽として完璧だと思いますが、それはちょっと難しいと思っています。
本命:樹里
対抗:担任
ダークホース:神原
藤野涼子役の女優は藤野涼子さん。 映画とはまったく関係ありませんが、江口洋介さんも、「湘南爆走族」の主人公の江口洋助役でデビューしました。
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大本命:樹里ママ
「歩道橋でのいじめの現場(あれは暴行じゃないか?)」を見て見ぬふりをする「柏木と涼子」を見ていた「樹里ママ」。
二人のうち、たまたま自分の方向に歩いてきた柏木を問い詰めていたら殺してしまう。
保護者説明会の後、雨の中を訪れてきた松子から告発状のことを聞いた樹里ママは、全力で罵倒し「樹里もお前が嫌いだっていつも言っている」といい、近づくなと追い返す。ショックの松子は駆け出し、事故ってしまう。
20年後に話し終わった後、一人で考えているときに涼子は、歩道橋から降りる場所が柏木と入れ替わっていたら涼子が犠牲になっていたことに気づく。
ここまで固めて家に帰ってきて樹里ママが永作博美さんであることを知りました。サスペンスドラマの犯人は「なぜこの人が端役をやっているんだろう?」と思われるような有名芸能人の法則にぴったり。
柏木をあやめてしまった樹里ママを目撃してしまった樹里がママを守るために怪文書を回し、昔相談したけど頼りにならなかった担任に対して(ついでに)復讐した。ってのは妄想しすぎなんだろうな。
みんなの評価
後編が待ち遠しいという高評価がほとんど。、、、、が、こんなに考察している人がいない!仲間募集!!(もちろん考察する仲間ってことね)
今思い出しましたが、体育館でバレーやっている女子がブルマでしたね。(いいかどうでも)
裁判に掛けられる大出役の清水尋也さんが、いじめられっ子を熱演しています。(性的含む)
渇き。/藤島加奈子は死んでない!中島哲也監督の罠!!二階堂ふみさんは遠藤那美じゃない! - 映画・舞台・DVDのネタバレ感想!
追記
DVDが発売されました。
今考えても思う。自殺(事故?)はねえべよ、、、、ちゃんと犯人を作っておいておくれよ、、、、