2016年一発目の映画です!
優香さんの敏腕秘書姿
私にとって優香さんって無邪気に大きな声で何でも笑う娘です。Qさまってテレビ番組の前身の「怪しいホール貸しちゃうのかよ」(Qさまとはまったく内容が違います)で流されているVTRの闇の部分を意味がわかってかわからずか大爆笑している彼女が大好きでした。
その優香さんがすっかり大人になって厳しい社長の有能な秘書でした。実務雑務をそつなくこなす敏腕さが光りました。
さて、人生の約束のネタバレの感想です。
人生の約束
中原祐馬(竹野内豊)さんは生き馬の目を抜く世界でのし上がる若きCEO。会社の名は「N&S」。自身と一緒に会社を立ち上げた塩谷のイニシャルである。猛進する中原とそれをとめる役の塩谷。
考えの違いから塩谷は3年前に会社を去っていた。近頃、塩谷から電話が入るが中原は放置する。中原が連絡を取ろうとしたとき、塩谷はなくなっていた。
中原は塩谷が大切にしていたものを守ろうとする。
話はちゃんとつながっているんだけど、つまらない
この記事を書いてて気づきました。塩谷の存在がボヤーとしているのが、つまらなかった最大の原因らしい
話はつながっているんですよ。何となく感動ポイントも作られているんですが、、、、、「そうですか」ぐらいにしか感じなかったです。
中原と塩谷が親友っていう設定がまったく心に入ってこない。一緒に会社を立ち上げられたんだから無二の親友なんだろうけど、中原が誰かを支えにしていたってのが想像できないんだよね。秘書役の優香さんが色々話していたので設定は飲み込めたんですが、感情移入はできなかったなぁ。
中原と塩谷が親友ってのが納得できてないから、そのあとの展開もクライマックスも全然響かなかったんですよね。
クライマックスの全てがつながった祭りでは、私の並びにいたおっちゃんがいびき立てて寝てましたが、しょうがないかなと思いました。
塩谷の近年のことをまともに知っている人が東京にも富山にもいなかったのも物語に入れなかったことに拍車をかけたかなぁ。
渡辺瞳(髙橋ひかるさん)
お母さんが3年前に亡くなってて、塩谷が三ヶ月前にフラっと帰ってきたそうですが、この中学生は何で富山に住んでたの?富山に縁もゆかりもないじゃない?
wikipediaを見ると鉄也がお母さんのお兄さんなので身を寄せていたそうです。お父さんと一緒には暮らさなかったのね。しかもお父さんの遺骨は新潟の実家に引き取られるらしい。
、、、、なんか、良く分からない。(家庭の複雑な事情というよりは物語上の塩谷家の設定が)
「あの人」が「お父さん」に変化した理由も良く分かりませんでした。お父さんとおかあさんを(遺骨で)あわせてあげてわだかまりがなくなったの?中原からお父さんの事を聞いて(っていうか話してないよな?)「あの人も悪い人じゃなかったんだ」ということになったの?
瞳の心の流れがまったく読み取れませんでした。
※amazonでギリギリショットを連発している高橋ひかるさんがいるけど同姓同名の別人なのかな?国民的美少女コンテストの受賞者にはちょっとできない仕事ですね^^;
中原(竹之内豊さん)と塩谷航平の関係
最初に中原のスマフォに塩谷の名が出たときにプライベートの知り合いと思いました。それまでのビジネス面で見せていない顔を見せたからです。ですが秘書の優香さんが知っている感じだったのでちょっと混乱しました。
上にも書きましたが、さっぱり心に入ってきませんでした。親友なんだと思うよ、設定的には。ただなぁ、富山に中原のしらない塩谷がいて驚いたわけでもなく、中原の中に富山の人たちが知らない塩谷がいたわけでもなく。
中原が「塩谷ってどんなヤツだった」って言われても誰もマトモに答えませんでした。中原自身が聞かれたときも「もう数年も会っていない」も答えるだけで塩谷の人となりがさっぱり分からない。
ところでどの辺が”人生の約束”だったの?
ネットに上がったあの文章のことなのかな?
鉄也(江口洋介さん)と玄さん(西田敏行さん)
富山側の人々。鉄也の熱さとまっすぐさが心地よかったです。玄さんとの師弟関係も良かったですね。玄さんが言ってた「階段で言えば40代は踊り場」を胸にがんばりますよ。
ひょっとしたらこちらを軸に見た方が感動して、いい映画ってことになるかもしれません。 床屋の前で山車が止まってみんなで玄さんの名を叫んだのに感涙できるかも。
鉄也が中原を殴ったときに秘書役の優香さんが「警察呼びますよ!!」って言いました。その言葉に東京と地元の価値感を感じて、鉄也の荒々しさが際立ってよかったです。
人生の約束のみんなの評価
好評価が多い。中原中心ではなく、富山側中心で見て感動している人が多い。
役者陣は新人の高橋ひかるさん込みで文句なしで高評価。
優香さんのエプロン姿がかわいい作品