フレデリカ LOVE 邦画<ネタバレ>

内容を知っている方だけどうぞ。ネタバレで感想や評価を書いています。たまに批評・解説になっちゃっているところもあり。

映画『黒崎くんの言いなりになんてならない』感想/評価:65点/中島健人さんと千葉雄大さんの絡みが見事でした。

ターゲットが私ではない

女の子にとって夢のような映画です。私のような男性・社会人になって○十年の私はターゲットではありません。

なので全く期待せずに見てました。この映画にとって私が面白いと思うか面白くないと思うかは問題じゃないです。

なぜ、そんな映画を見に行ったか。理由は3つ。

  • 去年は選別していたら見た映画の数が少なかった。ので、週1で何でもいいから見に行くことにした
  • レイトショーはやっぱりコミック系の映画が多い
  • 私のブログにとって小松菜奈さんは女神です。彼女が主演した「渇き。」の記事で保っているようなもんです。恩返しはしないと。

そんな感じで、ハードルを下げまりましたが、低くしたハードルは超えてきました。

 

 

 

「黒崎くんの言いなりになんてならない」のネタバレ感想です。

 小松菜奈さん、お世話になっております。

movie-review.hatenablog.com

新しい手法?

黒崎くんと白河君が交互にムネキュンシーンを作っているので緩急はあるものの、バックボーンが何にもない。

  • なんで学校の寮があんなに優雅なんだよ。グランドピアノやバスケコートがあるってのはどういうこったよ
  • 同級生が先に寮に入ってて寮長してるってどういうこったよ。同じタイミングで入寮するんじゃないのかよ。
  • 遊園地のチケット持っていた梶君がノケモノでかわいそうすぎだよ。
  • 5人で遊園地に行ったのに昼間から日が暮れるまでみんなを探している梶君はいいやつを通り越して頭弱いヤツだよ。
  • 周囲に仲間がいるシーンで二人でこそっといちゃつくシーンは完璧にばれるよ

私が感じた矛盾は描きたいことに対しては些末なことです。目を向けちゃダメです。

 

描きたいところが、コミックス的に中盤なのかな?原作の導入シーン(3巻分ぐらい?)を五分でやり切ってしまいました。新しいなぁと思いましたが、やっぱり気持ちが付いていきませんね。

ラスト10分まではムネキュンシーンの箇条書きでした。

ま、女子たちはキュンキュン来ているんでしょう。私も若くて女子なら無理にでも感情移入できたのかなぁと思いながら見てました。

由宇が自分の気持ちを芽衣子を言って、芽衣子が怒らずに受け入れるなんて、正直いって物語あるあるなんですが、この映画のターゲット的には素直に感動だろうなとか思ってました。

 おー、べたべたの少女漫画の真向路線だねーとか思いながら見てました。

ラスト10分までは。

 

最初から丁寧にやったら、面白いところ(原作を知っている人はその先が面白いらしい)にたどり着かなかった映画 

映画『黒崎くんの言いなりになんてならない』のすべて。

さて、ラスト10分。私はこの10分で25点加点しました。ラスト10分までは40点で「この映画のターゲットは私じゃないから仕方がない」ということにしようとしていました。

公園で由宇が嫌だといった後の黒崎くんの動揺がよかったですね。難しい演技だろうに自然に入ってきました。

そこまでずっとクールで俺様で自分勝手な行動しかしなかった黒崎くんが由宇に振り回されているのが楽しかったです。

あの時の黒崎くんの表情が下手だったり可笑しかったりしたら、この映画のすべてがぶっ壊れるシーンでした。

 

クールなドSが早めに右往左往を始める映画

 

 

小松奈菜さんが似合うのは

個人的にですが、髪量が多すぎるヘアスタイルが好きじゃない、、、、。

んで、小松奈菜さんはチカラつよく意志の強そうな眉毛・かわいく膨らんだ唇・ほっぺのぷにぷに感が魅力だと思います。

今回は高月彩良さんの方が好き。

吉瀬美智子さんを若くしたみたいだと思いながら見てました。

綺麗だったね。最初が私服で、大人っぽい綺麗な子だなぁと思ったのが始まりだったので、高校の制服で出てきたときにちょっと違和感が(笑)

彼女は突然出てきて準主役になった人でした。演出的にとってつけた感がすごかった。

黒崎くん(中島健人さん)と白河くん(千葉雄大さん)の対決

この映画の特徴の一つとして、ムネキュンポイントが 由宇不在のところでも展開されるところですね。

 幼いころからの友情にひびを入れてでも由宇を手に入れたいとか、いつも譲っていた黒崎くんが由宇のことは一歩も引かないとか。

男二人の会話。梶君のチャラさも相まって、黒崎くんと白河くんの会話が際立ってました。

 

この映画のDVDではなく、スペシャルドラマ。

 

突然のBL感

 そんな感じで男と男のバトルを見ていたら突然BL感をぶち込まれた時には驚いたよ。グーグル画像で検索したけど、そっち系の画像はなかったよ。この観客サービス必要ないと思う。

思い出した。バスケで由宇をかけてましたが、往年の名作「タッチ」では賭けの対象になること南ちゃんは全力で拒否してたよなぁと思いながら見てました。

 

 みんなの「黒崎くんの言いなりになんてならない」の評価

ほかの映画作品で書いたことありますが、「ターゲットには高評価。外すと低評価」。

今回の特徴は、低評価が「自分には合わない」ではなく「何がしたい映画なのかわからない」って論評が多いこと。そうか?やりたいことはわかりやすかったけどね。

 

おっとすっかり忘れてた。中島健人さんと千葉雄大さんは入浴シーンがあり、筋肉美を見せるシーンがあります。小松菜奈さんも入浴シーンありますが、ほとんど見えません。(ターゲットが見に来たのは男だもんね。)

 

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