こんにちは。フレデリカです。
今日はあったかいですね。
久しぶりに陽の高いうちに映画を見に行きました。お客さんがいっぱいでした。
レイトショーはほぼ人がいないので大丈夫かなーと思っていましたが、劇場も映画界も大丈夫っぽいと勝手に安心しました。
カップルに挟まれて一人で見たのはご愛敬。
映画『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』のポイント
- 公安の安室とFBIの赤井とファーストガンダムのオマージュ
- 二人に負けないコナンの活躍、哀ちゃんの心配、その他少年探偵団
- クライマックスですべての場所に主人公クラスを配置する見事な臨場感
では、ネタバレです。
映画『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』は?
警察庁で明かりをつけずにPCを操作する影が一つ。潜入を発見した公安の安室透が追い、FBIの赤井秀一もライフルで狙うが、取り逃がしてしまう。翌日、女は記憶を失い、虚ろにベンチに座っていると少年探偵団と出会う。
出会ったばかりの大人達がコナンの質問や指示に素直に従うのは、そういったものだと飲み込まないとだめですね。まだ私の中でちょっと違和感があったりします。
前回の映画を見た人たちは不安で仕方がなかったゲストの演技。今回は天海祐希さんの声ですが、違和感がありませんでした。物語の中に入っていけたよ。
この映画のメインは安室と赤井の活躍でした。それはファーストガンダム世代にとってはアムロとシャアです。
コナンは主人公であり、観覧している人たちにとって、自分自身です。コナンがアムロやシャアと共闘する。それは自分がアムロやシャアと対等のパートナーとして戦っているようで楽しかったよ。
母体が推理サスペンスものなのに「こまけえこたぁいいんだよ!!」でした。
オープニングが始まるまでの流れはどうしたもんかなと思ってました。
- 警察庁の窓ガラスは体当たりしたぐらいじゃ割れないでしょ。
- 女性が飛び出してきたら、車から出てきて文句つけようとしないと思うよ。
- 関係ない車が巻き込まれて宙に飛んでるのはひどくないかい?
- 二車線で並走している2台の間をあの車は絶対すり抜けられねえよ!
ですが、オープニング前で安室と赤井が対峙したところで、そんなご都合主義がどうでもよくなりました。アムロとシャアだ!二人が対峙している!
総出演でした。
見ているときはほぼ全員出てきているんじゃないかと思ったんですが、そうでもないかな?
私が見ているときに出てこなかったと気づいた人
- 工藤夫妻
- 蘭ママ
- 怪盗キッド
今、出てこなかったと気づいた人
- 平次たち
ま、細かい人も含めればたくさんいるから、「あの人はレギュラークラスなのに出てない!」と思うのは見ている人の線引き次第かな?
沖矢昴が出てない?出てきてたじゃないですか(笑)!!
ま、おっちゃんと目暮警部たちはいただけだったけどね。
安室が赤井を憎む理由
まだはっきりと明確にされていないようです。なんとなく見えているのは安室には一緒に黒の組織に潜入していた仲間でスコッチがいました。その彼がFBIから潜入していた赤井のせいで死んでしまったようです。その後、彼が黒の組織の人間ではなかったと知った赤井も残念に思っているようですが、任務を実行するのに致し方なかったと考えています。
そのため、安室への謝罪は「すまなかったと思っている」でしたが、赤井は必要以上の悔恨はしていません。その態度と割り切り方が安室の感情を逆なでしています。
、、、と「緋色の真相」とやっていたと思うんですが、覚え違いや解釈間違いがあるかもしれないです。
劇中に出てきた松田さんのことかと思ったんですが違いますね。
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ファーストガンダム世代は思い出してしまうシーン。もしア・バオア・クーでの時間が長かったら
安室透(声:古谷徹さん)
名前の由来は、『機動戦士ガンダム』の登場人物であるアムロ・レイと、その担当声優である古谷徹
赤井秀一(声:池田秀一さん)
名前の由来は、アニメ『機動戦士ガンダム』の登場人物であるシャア・アズナブルの異名「赤い彗星」と、その担当声優である池田秀一
オープニング前の安室と赤井の対峙は完全にアムロとシャアです*1
観覧車の激闘は、ア・バオア・クーでの肉弾戦が長かったらこんな感じかな?と思ってしまいました*2。
アムロがこんなにシャアと長く肉弾戦で戦っていたことはありませんでした。ファーストガンダムのラストのア・バオア・クーでも逆シャアのロンデニオンやアクシズでも。
だからこそ熱く見てしまいました。安室vs赤井ではなくアムロvsシャアとして(笑)。
安室が爆弾を解体しているときの姿がハロを作っている半裸姿のアムロと被ったよ!
ファーストガンダムのオマージュ
コナンと風見が乗ったゴンドラが落ちます。コナンがゴンドラから出てきて歩き出したときに、ゴンドラが後ろに見えるのですが、あれはもはやコロニーだよね?コロニー落としだよね?
暗闇の中で観覧車が動き出して水族館に近づいていきます。コロニー落としだよね?ファーストガンダムのオープニングだよね?「人々はみずからの行為に恐怖した」だよね?
それでもオリジナルを作る魂は忘れていない。
アムロとシャアを対決と共闘を楽しんだ後は、ちゃんとオリジナルでクライマックスを作ってます。ちゃんとコナンの世界観でクライマックスを作ってあるのはさすがですね。
観覧車の内部の抗争にはコナンたち、観覧車のゴンドラの中には少年探偵団、直撃を受ける側の水族館側に蘭姉ちゃんたち。
どこのシーンを切り取ってもちゃんと主人公クラスが配置されていて、臨場感がありましたね。園子が出てきたけど、世良ちゃんが出てこなかった、、、、けど、世良ちゃんと赤井が出て来たらもう一展開つくらなくちゃいけないから仕方ないか*3。
ジンかっこいい!ラムは?
ジンがザ・悪役でした。悪党感がガンガンするニヒルで不敵な笑い方がカッコいい!
ラストに負傷したキールがベルモットと一緒でした。安室が助けなかったんかい!と思いましたが、安室はキールを助けちゃダメですね。
キールはまだ潜入捜査中で正体がばれていません。
倉庫での真相は
- 赤井が照明を銃で撃つ
- 安室が隠れる
- 赤井がドアを蹴り開ける
- 安室が逃げたと思ったジンたちが倉庫を出る
- 倉庫には安室とキールが残る
ですが、ジンやベルモットたちにとっては
- 突然、倉庫内が暗くなる
- 安室がいなくなる
- 安室がドアをあけて逃げる
- ジンたちが倉庫を出る
- 倉庫にはキールだけ
です。
さらに安室とキールは一緒につかまりましたが、別々にスパイ容疑がかけられているので、安室がキールを助けるとジンたち黒の組織に要らぬ容疑(というか確信)を与えてしまいます。そのため、キールはそのままつなげておかざるを得なかったのです。
ラムはキュラソーの記憶の中に声だけ出てきました。スタッフロールでラムの名前は出てきてましたが、声優名はクレジットされていませんでした。
まだ組織のNO2の姿かたちさえわからない。
長編「名探偵コナン」は頼むからちゃんと物語として完結してね。
オッドアイのキュラソーの心の揺れ
少年探偵団*4は探偵団ではなく、無邪気な子供として機能し、キュラソーの心を溶かしました。光彦が相変わらず鋭すぎだけどね。
ま、本編に反映されるキャラクターになったり、本編に登場できる声優さんでもないと思うので、死んじゃうんだろうなとは思ってましたが、大きな見せ場をもらってました。緊迫感はありましたが、ちょっと意外性はなかったかな?
正直、キュラソーはずっと記憶喪失で、周囲の言いなりであり、それほどキャラクターが立っていたわけではありません。心が変わったのも少年探偵団の活躍って方が大きいしね。その分、灰原がうまくキュラソーの黒の組織の部分を表現してたと思います。オープニングで灰原の説明が入ってたのはキュラソーの個性の弱さを灰原で補うためだったのかな?
※ところで記憶喪失から回復すると、記憶喪失中の記憶ってなくなるんじゃないの?古い考え方なの?
蘭ねえちゃんとキュラソー
蘭姉ちゃんはキュラソーを見たことがあるらしいんだけど、どこで見た?、、、、あ!コナンから警察に記憶喪失者がいたことを伝えてほしいって写メもらってたね。
映画『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』の感想まとめ
映画『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』の評判
本来は推理サスペンスものである”名探偵コナン”なのに、映画ではアクション中心になってしまったことを嘆く人が多数。
私のようにシャアVSアムロを全肯定している人はいませんでした。