こんにちは。フレデリカです。
性格が悪い私は思ってました。「つまらないんだろうな。」
ネームバリューがあるものどおしが組んだら、置きに行って面白くなくなったり、高くなりすぎたハードルをまるっきり超えられなかったり。そんなことが多いです。ある程度仕方ないと思いますが、、、。
うん、この映画は面白かった。
映画『シン・ゴジラ』の見どころポイント
では、映画『シン・ゴジラ』のネタバレです。
映画『シン・ゴジラ』は
東京湾沖の海中で発生した高熱帯。内閣官房副長官の矢口蘭堂(長谷川博己さん)は生物の可能性を示唆するが、政府は自然現象と決めつけ対策を練ろうとする。しかし、”それ”は上陸してきた。
総理大臣(大杉漣さん)を中心にした日本政府は戸惑いながらも決断するべきことを決断し、巨大不明生物に対処しようとする。
私の価値観と一致してなかったのはレーザーを口以外から放つところ。私の中ではゴジラって生物なんですよ。口から炎(=今回はレーザー)を吐くのはありです。ドラゴンも吐くし、人間も吐くし(笑)。口って外界と体内を直結する部分なんですよ。だから口から体内の超パワーを射出するのはありです。
けど、背びれや尻尾から指向性レーザーを出すのはちょっと違いました。汗みたいな感じでもやもやと有毒ガスを出すぐらいなら受け止められるんですが、、、、
それを差し引いても十分面白かった。CG映画に部類される映画だと思いますが、人々の意志の強さを感じました。
特に最初に海外に出てたおかげで臨時の総理大臣になっちゃった農林大臣(平泉成さん)。彼は彼の仕事を全うしました。
私とゴジラ
友達と見に行ったなぁ。待っている間に買った缶バッチが夜光性と知って、手の中で一生懸命暗闇を作って光る様を見ようとしたりね。
それぐらいかな?私はそれほどゴジラに思い入れはありません。でも今回で見直したくなりました。
huluで過去のゴジラ映画がすべて見れますよ
クライマックスは昼間!
画面の迫力で推す映画のクライマックスは基本的に夜です。
技術的に仕方ないんだろうなと思ってます。
絵が絞まって見えますし、技術的に荒くなってしまうところも黒く塗りつぶせます。
それがこの映画は昼間でした。米軍がゴジラを足止めしたとき以外は基本的に昼間です。
いやぁ、暗かった。高画質画面用なのでショッピングモールにあるような映画館で見るべきではない映画
ゴジラの進化。-タイマンじゃない-
冒頭はゴジラの出し惜しみ感が楽しかったですね。ゴジラが浅瀬に上がってきたときに背びれだけ見せて顔を見せないから、変な出し惜しみしているなぁと思っていたら、気持ち悪い深海魚みたいな顔。無機質な目と喉のふくらみが気持ち悪かったなぁ。
この第3形態のゴジラを見た時に思ったんですよね。「ああ、これが今回のゴジラ」の敵かって。
少年週刊ジャンプとともに少年時代を過ごした世代としては、物語には互角のライバルが必要だという固定概念がありました。ゴジラもメカゴジラやモスラと戦ってました。だから今回の敵が出てきたんだなと。
けど、違いました。第四形態のゴジラらしいゴジラが出てきて思い直しました。天災にも例えられるゴジラはゴジラ対人間の構図が基本ですね。昔映画館で見た時の映画もそうでした。
名前を付けるということ
名前を付けるくだりって、権力者の自己満足とか主導権争いの低レベルな手段として扱われることが多いですが、結構大事だと思うんですよね。
以前、311のドキュメントの中で、被害を止めるための○○用○○型○○特殊車両みたいな長い名前を会議中にみんなでいってて、大臣が「名前を決めましょう。キリンというようにしましょう」ってシーンがありました。
大臣が下らないことで会議を止めたような雰囲気でしたが、私にはファインプレーに見えました。
名前を付けることによって、全員の意思疎通が簡便になって、○○用○○型○○特殊車両というと個人個人で思い描くものが違ってしまう可能性があるけど固有名詞を付ければ、どの車のことかはっきりする。思い描くものを関係者で統一するって簡単なように聞こえるけど、実は相当難しいんですよ。
それと、名前を付けることで事象が具現化するってパトレイバーで言ってました。
エヴァンゲリオン
攻撃を再開しやすいところで活動停止しているなんてイスラフェルと同じだなぁと思いながら見てました。
今回のリツコさん
今回のミサトさん
庵野さん節
完成度が高くなければ、知識を披露したがっているだけの軍事オタクになりそうなところですが、肩書の説明はとてもわかりやすくてありがたかったです。
冒頭の異常事態なのにまったりしている一般人がだんだん混乱して必死逃げるようになる流れとか、直接モノを言わせずに間接的な群雄表現だけで伝えたいことを伝えるとかすごいですね。
内容には一切触れてないのに、映画の内容(シンジの絶望と希望)がよくわかる群雄表現
ビックカメラかどこかの家電量販店のテレビコーナーがほとんどゴジラのニュースを流しているのに一つだけゴジラと関係ない映像を流してました。あれはテレビ東京かな?
人を信じてる庵野さん
日本政府が一丸になってました(多少の綱引きはあったけどね)
総理大臣がリーダーとして頼りがいがあり、支える大臣らも立派でした。
だからこそ、ヘリが落とされて全滅したとき、次はポンコツ集団だと思ったんですよ。
総理大臣になっちゃった農林大臣(平泉成さん)は何も決断できないポンコツなんだろなと思ってたんですが、能力は総理大臣に劣るかもしれませんが、歴史に汚名を残すことを許容し混乱が収まったら退任する潔さを持ってました。わかりにくいけどかっこよかったです。
クライマックスは素直でした。
時間的な制限があったものの、作戦が始まったら不測の事態もなく計算通りの完工されてゴジラが活動を停止しました。
もうひとひねりあると思ったんですけどね。
映画『シン・ゴジラ』のCAST
- 矢口蘭堂(内閣官房副長官):長谷川博己さん
熱かったですね。
橋本環奈さんの相手役でした。
- 赤坂秀樹(内閣総理大臣補佐官):竹野内豊さん
ちょいちょい名前は出てきてたけど、二番手になるほど活躍してたっけ?
伝えたいことがよくわかんなかった。
- カヨコ・アン・パタースン(米国大統領特使):石原さとみさん
綺麗でした。色っぽいぷっくり唇も健在。
面白かったよ
- 大河内清次(内閣総理大臣):大杉漣さん
国民の生命を第一に考えて決断をしてました。かっこよかった - 東竜太(内閣官房長官):柄本明さん
総理を威圧するような迫力でした。柄本さん迫力があったからこそ、それに負けてない大杉さんの決断するさまが光りました。 - 尾頭ヒロミ(環境省自然環境局野生生物課課長補佐):市川実日子さん
今回のリツコさん。 - 里見祐介(農林水産大臣→内閣総理大臣臨時代理):平泉成さん
ポンコツ枠だったのにかっこよかった人。
銀英伝のチェン・ウーチェンみたいでした。
- 避難民:前田敦子さん
いたんだ。気づかなかったよ
- 矢島(統合幕僚副長):鶴見辰吾さん
ごめん、わかりませんでした。 - 官邸職員:片桐はいりさん
いついかなる時でもインパクトをちゃんと残す人。お茶配ってただけなんだけどね
映画『シン・ゴジラ』のまとめ
- ゴジラ第三形態の気持ち悪さ
- 人々の力強さ
- 決戦は昼間だから見やすい!
映画『シン・ゴジラ』のベストシーン
在来線ミサイル!
映画『シン・ゴジラ』の評判
高評価続出。
いくつかの低評価は「あれはゴジラじゃない。」
宮崎駿監督がルパン三世カリオストロの城を撮った時と似ている気がする。