フレデリカ LOVE 邦画<ネタバレ>

内容を知っている方だけどうぞ。ネタバレで感想や評価を書いています。たまに批評・解説になっちゃっているところもあり。

H2を読むならサンデーうぇぶでみんなでワイワイしながら

※スマホアプリ「サンデーうぇぶ」のまわしものになりたいんですが、なり切れない。この記事をスマフォで見るとどこかに広告リンクが張ってあると思います。、、、、あとはわかってもらえますね!?

 

あだち充さんの最高傑作はタッチだと思ってたけど、H2はさらに上を行く集大成かもしれない。

始まったときの感想は「また野球なの?サッカーとかにしたら?」。この感想は編集さんも言ったらしい。

H2の主人公・比呂の言葉。その編集さんへの返答だそうです。

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あだち充さんイズム

wikipediaにこんなことが書いてあります。

あだちは読者を信用し、自作では言葉で全ては与えずに少しずつ匂わせて深読みしてもらう手法を取る。思いをあからさまに言葉にして野暮になることを避け、ちゃんと読者が受け取ってくれて伝わったと感じる時を喜びとする。その感覚は落語に教わったとし、“考えオチ”で考えてやっと意味がわかるのはすごく快感だと語る。 

H2 (漫画) - Wikipedia

 
あだち先生、それは僕の大好物です。
 
連載当時は電車の中で、さらーっと読んでたのに10話に一つは覚えているシーンがあります。”考えオチ”の部分がちゃんと私に刻まれていたようです。
 
なお、あだち充さんの作品を浅く見るとこうなります。
タッチよりはるか前に「日当たり良好」を完結させ、「みゆき」が始まったときの読者の言い草

http://blog-imgs-27.fc2.com/b/e/a/beatarai/honoo090512-.jpg

内容はというと

http://blog-imgs-27.fc2.com/b/e/a/beatarai/honoo090512-2.jpg

アオイホノオ(上記はあだち充さん公認のシーンらしい。高橋留美子さんもディスってます) 

アオイホノオ(1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

アオイホノオ(1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

  • 作者:島本和彦
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2012/09/25
  • メディア: Kindle版
 

さらーっとも読めるし、深読みするとどこまでも深読みできるのを両立しているのがあだち充さんの作品です。

タイトルから主人公4人の名前が「は行」縛りなんですが、「ひろ」「ひかり」「ひでお」「はるか」。
「は行」縛りにしろ、なんで「ひ」によせた?「は」が一人じゃ寂しすぎるだろうが!とか思ってましたが、それも狙いです。3人は物語が始まる前から付き合いがあり、「はるか」は高校に入ってから知り合います。名前だけで関係性を表現するなんて、あだち充さん、さすがやでぇ!

 

H2を読むならサンデーうぇぶで!

私自身も、どこかの広告リンクにつられてサンデーうぇぶをインストールしてH2を見始めました。無料分があるんだろうから、そこまで見ればいいや。昔見たあだち充さん作品は頭にも目にも力をいれずにさらー....と....夢中。
 
サッカー部との野球対戦、明和一との試合が熱い!!さらーっと読めるのに熱い!
 
サンデーうぇぶで読んでほしい一番の理由は、読者のコメントが読めることです。
週間連載だったので10ページちょいで一話が終わるんですが、一つ一つに100近いコメントが寄せられていて、「いいね!」の多い3つがピックアップされています。そこでみんなで”考えオチ”を受け取りに行っています。私は映画過鑑賞で“考えオチ”が大好物なので大体は受け取れているんですが、たまーにハッとされるときがあります。
それがすごくいい!

”考えオチ”を重点に置いてみるなら

wikipediaを確認しておくと、わかりやすくさらに深みに行けるかもしれません。

制作背景
主人公の初恋が実らないという、あだち充の長編漫画では最もほろ苦い最終回を迎える。あだちは、本作では野球を真面目に描くつもりで、比呂と春華とひかりと英雄の四角関係の組み合わせを決めずに連載を開始。最後の最後まで比呂とひかりがどちらにいくかはわからない展開が繰り広げられる。ラストについては、他にも収拾の仕方はあったのだろうが流れに任せていたらこうなったとコメントする。そのほろ苦さについて問いかけられた際、「普通だったら、幼なじみの比呂と雨宮ひかりがくっつくところを、読者的には古賀春華の人気が出ちゃったので、まぁ、許してくれるかなと(笑)」と答えた。少年の思春期の出遅れとそれによる同級生の少女とのすれ違いは当初からあだちが本作のテーマとしていた要素であり、比呂とひかりの関係のターニングポイントとなる第213話「夢じゃないみたいだな」の会話において象徴的に表現されている。

結末は担当編集者とも相談して決定。通常版コミックの20巻近くまで連載が進んだ時点、比呂がまだ春華とひかりのどちらを選ぶか明確でないタイミングで配属された担当は、いち読者としては比呂がひかりへの純愛を貫くことを希望していた。しかし打ち合わせで、読者人気のある春華でなくひかりとくっつくと比呂が悪者に映ってしまうので、ひかりと英雄の幸せのために比呂が一歩退く方向で行けばまとまるのではないかという話が出る。担当はその打ち合わせ以後『H2』のセリフが切れ味を増していくのを感じ、あだちが物語の結末をイメージできたのだろうと考えた。それが顕著となる第213話「夢じゃないみたいだな」の原稿を読み、担当は完成度の高さに震えたという。

春華のスチュワーデスの夢など、多くの要素を長期にわたって結実させたラストは評価を受けている[3]。甲子園の準決勝までは描いたが決勝は描かなかった点も、高校野球漫画としては特徴的である。比呂・英雄の直接対決と4人の恋の決着を描ききることを重視していたため、決勝について描くつもりはなかったとのこと。

あだちは読者を信用し、自作では言葉で全ては与えずに少しずつ匂わせて深読みしてもらう手法を取る。思いをあからさまに言葉にして野暮になることを避け、ちゃんと読者が受け取ってくれて伝わったと感じる時を喜びとする。その感覚は落語に教わったとし、“考えオチ”で考えてやっと意味がわかるのはすごく快感だと語る。

H2 (漫画) - Wikipedia

 

サンデーうぇぶ!

直接的なサンデーうぇぶの回し者にはなれなかったので、雑に行きます。
H2での話です。H2は34巻338話です。

  • 最初の三話は無料です。
  • サンデーうぇぶ登録時に1000ポイント与えられ、1話30ptで読めます(72時間レンタル。一度読むと次は10ptになるらしい)
  • 無料チケット赤が1枚が配布されます(72時間レンタル)。無料チケット赤は使うと(たぶん)23時間後に回復します。それで14巻収録の話まで読めます。15巻以降は読めません
  • 毎日0時に30秒無料動画を一度見ると無料チケット青が1枚配布されます(72時間レンタル)。動画は3つあります。こちらは15巻以降も使用できます。
  • ポイントプラスチャンスがあります。30秒動画を見ると30ポイント付与されるようです。チャンスは30秒動画を見た24時間後に再びチャンスが巡ってきます。

私は今、無料チケット青の3枚と*30秒動画を見て30ポイントで一日に4話ずつ見ています。14巻の栄京戦の直前。

さあ、一緒にあだち充沼にはまりましょう!大丈夫、怖くない怖くない。