こんにちは。フレデリカです。
この記事はアニメ「天元突破グレンラガン」を見たことがある前提で書かれています。
プロメア - 作品情報
作品情報
- キャスト:松山ケンイチさん、佐倉綾音さん、早乙女太一さん、檜山修之さん、小西克幸さん、堺雅人さん、小清水亜美さん
- 監督:今石洋之さん
- 脚本:中島かずきさん
- 公開日:2019.05.21
- ジャンル:アニメ
- 上演時間:111分
- レーティング: G
あらすじ&鑑賞前感想
世界大炎上――
全世界の半分が焼失したその未曽有の事態の引き金となったのは、突然変異で誕生した炎を操る人種<バーニッシュ>の出現だった。
あれから30年―― 攻撃的な一部の面々が<マッドバーニッシュ>を名乗り、再び世界に襲いかかる。対バーニッシュ用の高機動救命消防隊<バーニングレスキュー>の燃える火消し魂を持つ新人隊員・ガロと<マッドバーニッシュ>のリーダー・リオ。熱き魂がぶつかりあう、二人の戦いの結末は――。
告知でガロを見た瞬間思うじゃない、カミナだって。「知らずにキャラを作ったら似通っちゃった」ってレベルじゃねえよ、カミナだよ。グレンラガンだよ。
私の中のグレンラガンとカミナ
- 全27話なのに4部構成。でも確かに4部になる濃さがある。
- 展開をはじめとした物語の骨子はきちんとした理屈の上に成り立っているのに、見せてくるものは”勢い”が9割。
- 勢いの象徴がカミナ。前半で散っていった英雄
- 主題歌の空色デイズが優しく熱い
鑑賞後に記事を書くのにwikipediaを見ていて知ったことなのですが。
監督の今石洋之さん・脚本の中島かずきさんはグレンラガンを作った人です。
以下、ベタ褒めしますが、最後にちょっぴりひっくり返ります。
ここから先は プロメア の感想です。ネタバレしてます!!
プロメア - キャラクターと俳優
松山ケンイチさん、早乙女太一さん、堺雅人さん。お見事でした。本職の方々と並んでもそん色有りませんでした。
ガロ・ティモス - 松山ケンイチさん
カミナ。カミナとの違いは、、、、尊敬する相手がいたことかな?でもカミナも父ちゃんを尊敬してたよなぁ。 すごくイキイキしてました。かっこよかった。
アイナ・アルデビット - 佐倉綾音さん
ガロとの絡みよりもエリスを深堀するためのアイナでした。
リオ・フォーティア - 早乙女太一さん
リオの能力に説得力をつけられたことが作品のレベルを表していると思います。炎で飛ぶんだぜ!?放った炎が龍になるんだぜ?
ゲーラ - 檜山修之さん
こんな脇に主人公声の第一人者の一人が!
メイス - 小西克幸さん
あ、カミナの声の人だ!!スタッフロールでこれを見つけた時に、パクったのではなくグレンラガンをインスパイア・リスペクトして作られたんだなと思いました。
クレイ・フォーサイト - 堺雅人さん
非の打ちどころのないラスボス。
エリス・アルデビット - 小清水亜美さん
深堀の仕方がちょうどよかったです。物語の多角性があったのはこの人のおかげだと思います。
ビアル・コロッサス - 柚木涼香さん
柚木涼香さんって門松かのりか!! 同年代です。私が高校生の時にヘアヌードを出されてました。そのころはまだ無名でドラマやCMに出ていなかった門松かのりさん。ネットもないので積極的に情報を集められなかったころの話です。 門松かのりさんの前情報が一切ないなかで写真集が出てました。友達とみんなで、『こんな清楚できれいな人がいて、脱いじゃって、おっぱいが大きいんだ、、、、』と感動したもんです。 友達との間では非存在説まで流れてました。それほどまでにきれいでスタイルがよくておっぱいが大きくて肌が透き通ってたんです。完璧だったんです。柔らかそうだったんです。
実在されているんですね。あの頃の俺に教えてやりたい。
プロメア - ネタバレ感想 ( 80 / 100 )
目まぐるしい絵の展開。
冒頭のつかみでバーニングレスキューが火消しする活躍が描かれてますが、こういうのってどうやって制作陣に伝えるんでしょうね。
私では8割した完成ものを見せるしか手段が思いつかない。でもそんなに一人で作ってたら時間が足りないよなぁ。
聞いている10人が頭に「?」を生やしても、「自分が作りたいものを伝えたい!」って情熱なんだろうな。私なら「あれ?私の言ってることっておかしいのか?」とひっこめて常識のライン(と呼ばれる既存の技術)で分担分けを始めるもん。
同じこと思いました。
www.frederica-movie-review.com
勢いで見る人と、年輪と映画”過”鑑賞の目で見る私。
まさに三次元じゃできない表現でした。三次元とCGでやると不気味の谷系の違和感を越えられない。
その二次元でしか許されない表現方法とスピードの中、イグニスを中心としたバーニングレスキューたちの行動はきちんと筋や理屈が通っていました。
その筋や理屈に気が行ってしまうのが、「年輪と映画”過”鑑賞」でしょうね。心地よいそのスピードに身を任せればいいものを。
しょっぱなから始まる「こまけえこたあいいんだよ!!」的な勢いに乗れた人は楽しかったろうなとちょっとうらやましくなりました。
なぜかパラレルワールドで引いてしまう私という大人。
私の限界だったかもしれないこと。新人類バーニッシュという設定をのどにつっかえることなく飲み込めた。デウス・プロメスが本人のバックアップだったてのもOKだった。なのにバーニッシュの炎の根源がパラレルワールドの先にある星の生命体だってことに設定の無理を感じた。なぜだ。
あれだけ非常識な絵作りを楽しんだのに何でそこで一度冷静になっちゃったんだ。ちっ、つまんねえ男だよ、オレは。
グレンラガンと同じところ。でも、一向に構わん!!!と思っていた
ブータらしきネズミ(ビニー)まで出てくるじゃねえか!!
リオデガロンなんて、まんまグレンラガンだ!!
リオの炎は螺旋力だろ!?
あ、ドリルまで使い始めた!!
パクリと呼ぶのかインスパイアと呼ぶのかは分からない!けど面白いからいい!!
カミナに負けないほどかっこいいしイキイキしてる!いつ空色デイズが流れてきてもおかしくねえ!!
アニメ業界というか映画業界というかエンターテインメントを作る人たちの中にまだまだこんな人たちがいたんだ!とうれしくなりました。
さあ!今後とも俺様を楽しまさせてくれよ!と。
いやー熱くていいものを見せてもらいました。満足して映画館を出ました。
、、、だったんだけどね。
監督さんと脚本さんはグレンラガンの人だった。
パクリでもインスパイアでもなかった。作った本人たちでした。
作品としてすごくおもしろかったんだよ!?それは間違いないです。グレンラガンにはまった人は必ず熱くなれる作品です。
けど、勝手に「エンターテインメント業界の未来は明るい!」と勝手に思ってしまった私としては、ちょっと辛い結果になってしまいました。
「なんだ、カミナをもう一度暴れさせたかったってことか」と
漫画家の高橋陽一さんが色々試したけど、やっぱキャプテン翼が全てなんだねと感じてしまったさみしさ。
すこしトーンダウンしてしまいました。
プロメア のベストシーン
映画のキモ
一回り大きいクレイの乗機と戦うリオデガロン。
あついっすよ。
他には、
螺旋力、、、じゃねえや、炎を出させるために高速回転させられるバーニッシュ達。喜ぶクレイと割り切ろうとするエリスが怖かった。
冗談
マイペースなルチア。全然違うはずなのにグレンラガンのアッテンボローとシンクロしてました。
ま、全編が冗談っちゃ冗談なんですが(笑)
きれい・かわいい・色っぽい
ガロに詰め寄られる形になって一人でドキドキしてたアイナ。かわいかったです。
他には門松かのりさん。上で記事書いてたら鮮明にあの頃の見た美しい裸体が頭に”創造”できたよ。
プロメア の評判
3.96/5.0 (yahoo映画 2019/06/04)