こんにちは。フレデリカです。
ルパン三世 THE FIRST
作品情報と鑑賞前感想
- キャスト:栗田貫一さん 小林清志さん 浪川大輔さん 沢城みゆきさん 山寺宏一さん 広瀬すずさん 吉田鋼太郎さん 藤原竜也さん
- 監督:山崎貴さん
- 脚本:山崎貴さん
- 公開日:2019.12.06
- ジャンル:テレビ会社制作
- 上演時間:93分
- レーティング: G
あらすじ&鑑賞前感想
かのアルセーヌ・ルパンが唯一盗むことに失敗した秘宝ブレッソン・ダイアリー。その謎を解き明かしたものは莫大な財宝を手にするといわれている。そんな伝説のターゲットを狙うルパンは考古学を愛する少女レティシア(広瀬すず)と出会い、2人で協力して謎を解くことに。しかし、ブレッソン・ダイアリーを狙う秘密組織の研究者ランベール(吉田鋼太郎)と、組織を操る謎の男ゲラルト(藤原竜也)が2人の前に立ちはだかる・・・・・・。ブレッソン・ダイアリーに隠された驚愕の真実とは一体!?
監督はあのドラクエ映画を作った山崎貴さん。
公開をしたのは12.06で私が見たのが12.20です。この2週間を普通に生活してたら何も聞こえてこなかったので大丈夫かなと思ってみました。ドラクエ映画は普通に生活してても酷評が聞こえてきたからね。
正直、期待はしていません。
ここから先は ルパン三世 THE FIRST の感想です。ネタバレしてます!!
ルパン三世 THE FIRST - ネタバレ感想 ( 45 / 100 )
キャラクターと俳優
日テレさん制作だから?ゲストキャラはすべて俳優さんです。
ルパン三世 - 栗田貫一さん
っぽかったよ。安定の主人公。
次元大介 - 小林清志さん
そんなに次元の帽子をとっちゃだめだよ。
ヤツの目は帽子のツバからたまに見えるだけのモノなんだから。
石川五ェ門 - 浪川大輔さん
井上真樹夫さん、ご冥福をお祈り申し上げます。
カッコよかったんだけどね。
本作の銭形と共に五エ門は詰め込もうとして薄くなっちゃった象徴です。レティシアに顔を赤くしたのはカリオストロの城のクラリス的なことをしたかったんだろうな。その描写がその後の展開に全く機能してないから余計な寄り道だったけど。
カオストロの城で五ェ門が言った「可憐だ」という一言の絶妙さってすげえんだな。その後の展開に使わないであろうことは理解したし、その後の戦闘で五ェ門に気合が乗ってた理由付けにもなってたし。
過去の映画でも戦闘要員としてしか機能してなかったことも多かったし、それに不完全燃焼を感じたこともあった。
けど、今回の五右衛門の扱いよりはましだったなぁ
峰不二子 - 沢城みゆきさん
ルパンをフォローするために出てきた人。出し抜くためではなく。
途中で共闘したりルパンを本気で心配したりもするけど、最後は自分の利のためにルパンを裏切るのが不二子ちゃんなんだけどね。
”女”を使ってランベールやゲラルトに取り入るのが私の不二子ちゃんのイメージなんだけどなぁ。
いつもはゲストヒロイン(今回はレティシア)の真摯さ・純粋さなどなどの好感度の対抗として機能するんだけど、今回は機能せず。
一言で言えば、不二子ちゃんっぽくなかった。
銭形幸一 - 山寺宏一さん
出したかったんだろうけどさ、ルパンと共闘する意味が全く分からなかった。
冒頭の逃走劇でパトカーに「埼玉県警」って入ってましたね。面白い面白い。リスペクトリスペクト。
レティシア - 広瀬すずさん
日記開けるパスワードは引っ張るほどの暗号かよ。
開けながら「レ・テ・ィ・シ・ア」というのがちょうどいいぐらいの暗号だよ。
ランベール - 吉田鋼太郎さん
性格の背骨なくふらっふら。
レティシアを心配してみたり道具としてしか見ていない目をしてみたり。
マッドサイエンティストにしたいのかナチ党なのかよくわからない。
ブレッソンに劣等感やコンプレックスがあったっぽいのを感じたけど描かれてないんだよね。
レティシアを引き取った理由もよくわからない。
ゲラルト - 藤原竜也さん
クライマックスは彼と栗田貫一さんの対決でした。
20年選手のプロとガチ対決したら見劣りしますな。見ている側のテンションが落ちるほど。
ドラクエ映画は主人公(主人公名は使いにくい)の佐藤健さんも敵の吉田鋼太郎さんも俳優さんでした。同じだから気にならなかったんだけど、栗田貫一さんと藤原竜也さんじゃ腕の差が歴然過ぎて、、、、あ、そうかTV会社制作だから客の満足度よりも集客率のほうが優先度は上なんだね。
物語の感想
ドラクエ映画がそれなりに見れた理由が分かりました。
山崎貴監督のメッキがはがれた
ドラクエ映画ってさ。もともとドラクエを映画化するって概念がなかったからこそ楽しめたんだね。ドラクエを新しいメディアで見れたのが目新しかったんだね。
それを、ルパン三世というド定番でやられちゃうと粗ばっかり目立つね。
毎年夏休みにやっていたルパンの映画ってだいたいこんな感じなんですよ
- ルパン一味がド派手に登場。
- ヒロインの人となりを人でなしの不二子ちゃんと比べながら紹介
- ルパンとヒロインの冒険
- ルパンがピンチ
- サブメインとなる次元or五ェ門or不二子or銭形のうち一人か二人が大活躍
- ヒロインがピンチ
- ルパンが肉弾戦で大活躍
- ルパン一味のアクションシーン。五ェ門や銭形の見せ場がここだけになってしまうことがおおい
- ルパンが頭脳系ラスボスに圧勝
ルパンってこんなところがかっこいいよね!次元のすごいところはここだよね!五ェ門って無言実行だよね!不二子ちゃんってセクシーだよね!銭形って渋いよね!こんなルパン一味がかっこいいよね!!みんなこんなルパン一味が見たいよね!!どまりでした。
金曜ロードショーのルパンでは、ド定番のルパンたち紹介が終わった後にその作品だけが持つ深みに話が進んでいったよ。本作にはそんなんなかったけど。
ずっとひっかかってたんですが、ブロッソンダイアリーはブロッソンさんが書いたんだよね?ダイアリーと言いつつも古代兵器のマニュアルだよね?古代兵器のマニュアルをブロッソンが書いたってのがどうしても飲み込めなかった。
ブロッソンはエクリプスを動かしたことがあるとか、ナントカって武器を使ったことがあるってことでいいのかな
話のバックボーンの一つとしてアルセーヌルパンを使っているんだけど使ってるだけなんだよね。ブロッソン家とルパン家につながりがあったことはかなり雑に扱われている。今回の秘密にI世がかかわっているなら、I世の失敗をIII世が取り戻すかI世をIII世が越えるをやってもらわないと、わざわざI世を話に登場させた意味がない。いや、意味がないどころか毒になっている。ミスリードでも何でもないのにI世がかかわる話なのかと本筋とは違うところに意識を持っていかれるという毒。
レギュラー30分の前編後編のほうがよく練れていた。
ドラクエ映画は目新しいものだったから成立しただけ。 テンプレートがあるとそれから+αが作れる人ではないんじゃないと感じました。
思えば私は山崎貴監督の作品で納得したことがありませんでした。私は山崎貴監督と相性悪いのかも。
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あ、スポーツマン山田を撮った人だったんだね。
まるでCMを作るための映画
全てがこのワクワクする予告を作るために作られたような映画でした。
いいところを集めたCMというよりは、このCMが間延びすると本作になる感じ。
CMのシーンを本編で見ても、別の意味を持ったり深く感動したりすることも一切なく。
この辺がカテゴリ「テレビ会社制作」なんだよなぁ。本編よりもCMの方がクオリティが高くなっちゃってる
ルパン三世 THE FIRST のベストシーン
映画のキモ
エクリプスの奥で道しるべに使われた斬鉄剣(←何の脈絡もなかったので意味が分からなかった)。刀として使われないことに五ェ門は納得いかない。その後のアクションシーンで五ェ門が一言。
五ェ門「これが本来の斬鉄剣の使い方だ!」 ←センスねえ
俺でも「これぞ斬鉄剣!」ぐらいは思いつくよ。
カリオストロの城の「今宵の斬鉄剣は一味違うぞ」ってセリフはすごいんだな。
冗談
冒頭で押しつぶしてきた警官たちの中からパンツいっちょで飛び出してきたルパン
この辺ぐらいまでは期待してました。
きれい・かわいい・色っぽい
不二子ちゃんのワンピースの肩のところの隙間。
巨乳なので服が体にくっついてるんじゃなくて浮いてるんですよ。 それが色っぽくはありました。
タグと評判
タイトル:- ルパン三世 THE FIRST-
監督:-山崎貴さん-
脚本:-山崎貴さん-
俳優:-さん- -栗田貫一さん- -小林清志さん- -浪川大輔さん- -沢城みゆきさん- -山寺宏一さん- -広瀬すずさん- -吉田鋼太郎さん- -藤原竜也さん-
ルパン三世 THE FIRST の評判
3.78/5.0 (yahoo映画 2019/12/21)
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