こんにちは。フレデリカです。
どうしようもない恋の唄
作品情報と鑑賞前感想
- キャスト:カトウシンスケさん 藤崎里菜さん 間宮夕貴さん 髙橋里恩さん
- 監督:西海謙一郎さん
- 脚本:龍一朗さん
- 公開日:2018.08.04
- ジャンル:人生・日常
- 上演時間:96分
- レーティング: R18+
あらすじ&鑑賞前感想
事業に失敗し妻にも捨てられ、死に場所を求めて迷い込んだ場末の町。矢代光敏は、そこで出会ったソープ嬢のヒナに拾われる。危ういほどに純真で無防備なヒナの明るさと、その肉体に溺れるうち、矢代はいつしか生きる希望を見出してゆく。事業を再開し、なんとか今の生活から抜け出そうと決意する矢代だったが、その先には思いもよらない落とし穴が待ち受けていた・・・どうしようもない男と女が七転八倒の末にたどり着く愛の結末とは・・・。
藤崎里菜さんのわがままボディが堪能できます。
もともと官能小説であり「この官能文庫がすごい2010」したそうです。
ここから先は どうしようもない恋の唄 の感想です。ネタバレしてます!!
どうしようもない恋の唄 - ネタバレ感想 ( 55 / 100 )
キャラクターと俳優
人物相関図
矢代 - カトウシンスケさん
藤崎里菜さんのわがままボディを堪能。藤崎里菜さんファンの怒りを一身に買うことになったでしょう。怒りを買ったところで、お釣りがくるほどいい思いができたことでしょう。
ヒナ - 藤崎里菜さん
本名と同じ源氏名を使っているのは脇に置くとして。(それともそれほどのバカってこと?)
バカ役を見事に演じてました。、、、あれ、自然に見れてたな。演技に引っかかったところは一つもないよ。
レイコ - 間宮夕貴さん
裸は藤崎里菜さん担当だと持ってたので、間宮夕貴さんが脱いだ時は少し驚いた。
オークラ - 髙橋里恩さん
血気盛んな若者を好演してました。
物語の感想
矢代の復活劇ではなくヒナの悲哀がメインですね。
ヒナが尽くす理由の移り変わり
- 泣いている人を救いたくて
- 誰かがそばにいる温もりがほしくなり
- 大事な人の役に立ちたくなりました。
この感情の動きは頭のいいレイコには理解できないことでした。
ヒナは思い込んだら一筋になって突っ走り、それを通すためなら何をしてもいいと考えます(いや、歯止めを考えることができない)人種ってのはいます。私も少しそのケを持っています。
突っ走った先には何もなかった「紙の月」→ 紙の月/宮沢りえがいい感じでその辺の主婦
加えてヒナは自己肯定力が凄く低い。
大事な人の役に立つ方法が、「大金を渡して自分は身を引く」だもん。切なすぎるよなあ。
ヒナの焦燥がもうちょっとうまく描けていれば、、、。
アホながらヒナがクスリの売買に手を出したのは、大事な人の役に立ちたいという焦りです。
流れ的には無理なく理解できるんですよ。でもヒナの気持ちが痛いほど伝わってくるほどじゃありませんでした。
ペットフード宅配はレイコの助言に始まって、男二人で実行して金儲けを始めました。その流れの中にヒナはいません。
ペットフード宅配を始めてすぐにヤクザにつぶされたように見えますが、オークラくんの「次行きましょう!」のテンションの高さはある程度の成功を示しています。
できれば、うまくいってアパートで4人ではしゃいでいるけど、ヒナは疎外感を感じているシーンがほしかったなぁ。今後の計画を話しているときにヒナが口を出すけど矢代に無視されるとか。
矢代たちがうまく行っているときのヒナの疎外感をうまく表現できてれば、ヤクザに商売を持っていかれた後の二人のケンカや乱パはまた一つ深いものになったことでしょう。それを踏まえてのクスリの売買の必死さは胸が締め付けられたことでしょう。
ちょっと残念。
官能映画として。おっぱいの持つパワー。
お店・翌日のセックス・ヒナちゃんスペシャル・乱パと物語の節目にエロを持ってきていたのは見事でした。
ヒナの恵体とレイコのスレンダーボディ。本来は私はレイコ派です。巨乳よりも滑らかな腰の流線が好き。
でもレイコの裸を見た時に思ったんだよねー、「レイコの体にはヒナの安心感がない」って。
この映画を見ている間は巨乳派になってました。
死ぬつもりだった矢代をいやしたのはヒナでありヒナの体です。
キツメの性格してそうなレイコと相まって、鋭いレイコの体と暖かいヒナの体のコントラストが見事でした。
どうしようもない恋の唄 のベストシーン
映画のキモ
ラストシーン。
「今は人生の途中か、二人の始まりか」
矢代の選択肢に「最後」がありませんでした。よかったね、ヒナ。
冗談
始めて銭湯に行った時のオークラくんの演説。
「四畳半のアパートの窓辺で”俺はビックになる”(そのための努力は何もしていない)」と言っている典型だ!
きれい・かわいい・色っぽい
二日目の朝にカトウがヒナの巨乳に顔をうずめたところ。安心したろうな。巨乳のステータスの一つがふんだんに表現されていました。
巨乳のステータスの一つ:風の谷のナウシカ、ナウシカの項目
作中では強調されていないが胸が大きいという設定である。監督の宮崎駿はロマンアルバム「風の谷のナウシカ」のインタビュー内で「城オジやお婆さんたちなど、死んでいく人をその胸の上で抱きとめてあげるために大きい」と語っている。
タグと評判
タイトル:-どうしようもない恋の唄-
監督:-西海謙一郎さん-
脚本:-龍一朗さん-
俳優:-カトウシンスケさん- -藤崎里菜さん- -間宮夕貴さん- -髙橋里恩さん-
どうしようもない恋の唄 の評判
3.0/5.0 (yahoo映画 2020/01/25)
その他
私のこと
ヒナの自己肯定力の低さをみてて昔やらかしたことをおもいだしました。
当時常駐していた職場で私が直接話をする取引相手が年下の女性で尊敬できる人でした。美人さんでした。
職場を出るのがいつも22時過ぎに彼女の仕事をフォローしたいんだけど、彼女のしていることがレベルが高すぎて入っていけない状態でした。
そんな折、職場の大々的なキックオフ会の日時が決まりました。居酒屋に行くのではなく職場のフロアでちょっとお酒を飲みましょうか見たいな会。
キックオフ会の日の日中に彼女とミーティングがあったんですよ。このまま行くと彼女は仕事を片付けるためにそのキックオフ会に出ない。
頑張る人のためのキックオフ会なのに一番頑張っている彼女が出れないのはおかしい。
なので彼女に「出ますよね?」と念を押しました。
彼女はキックオフ会に出ました。私は彼女がキックオフ会に出ただけでよかったと思いました。あとは彼女が社員の方とワイワイやってくれるだろうと。
俺なんかと話すよりもよほど楽しいだろうと。
酒が弱く人見知りの激しい私は最初の乾杯して30秒後には帰宅しました。
「彼女がキックオフ会に参加して楽しむ」の中に私は不要と思っちゃったんだよね。軽くでも話をするんだった。