こんにちは。フレデリカです。
映画『少女』の見どころポイント
- CMのテンションのまま、見るとちょっと違います。少女たちが命の重さもわからずに興味本位で人を殺す話ではないですよ。
- 見るべきは、由紀(本田翼さん)と敦子(山本美月さん)です。転校してきた紫織(佐藤玲さん)はキーマンに見えますが、単なるひっかきまわし役です。
- 中盤でミニシアター系みたいな難解なものかと思いましたが、そうでもないのでご安心を。
では『少女』のネタバレ感想です
映画『少女』の評価は60/100
由紀と敦子は親友だった。授業そっちのけで小説を書いている由紀だったが、完成直後に原稿を盗まれてしまう。
小説は担任の書いた小説として発表される。
敦子は盗作であることに気づいたが、それ以上のことにショックを受ける。由紀は、いじめられている自分のことを小説を書いていた。
私は単なる観察対象なのか。敦子は親友との接し方が分からなくなってしまった。
前半は概念的っぽい描写が続くから
途中まで、もう一度ぐらい見ないとつかみきれない難解な映画だと思ってました。
見終わってみればわかりやすい映画ですが、中盤はかなりつかみにくい映画で、思春期特有の感情ととらえていいのか、映像で具体的にしているのは女子高生だけど年齢にかかわらず考えることととらえるかずっと考えてました。
CMに振り回された映画でした。
CMのせいで間違った方向から入ってしまったので軌道修正が大変でした。すっかり「少女たちが命の重さもわからずに興味本位で人を殺す話」だと思ってました。切り替えたのは手を怪我した由紀が剣道をやめる回想の頃かなぁ。
それでも「親友の死体を見たことがある」の紫織を三人目の主人公と思ってましたが、違いましたね。
児島だよ!
アンジャッシュの児島さん。何かやらかすと思ってました。そう思わせてしまうほど世間に浸透してしまったキャラクターはある意味成功なのかな?高校生あたりには舐めた口を叩かれそうだけどね。
そういえば、こいつはなんで死んだんだろ?職は失ったろうけど、ショックで投身自殺するようなたまには見えなかったけどね。
今、稲垣吾郎さんを見ちゃうとなぁ
五郎ちゃん見ちゃうと、例の話題が頭をかすめるよねぇ。敦子の過呼吸を助けるあたりまで、ずっと頭の中を回ってました。
花火を見るころには、そんなのも忘れてすっかり集中できてたけどね。
敦子が家まで押しかけてきたとき、敦子を部屋に入れて、自分は外で待ってました。女子高生と二人きりで密室になるってのが怖いんだろうね。
あ、個人的にSMAP解散の騒ぎは楽しくゲスに見てます。だってどう転ぼうとも、芸能界から追放されようとも、生涯収入は私より上で生活は安定してるだろうから。
他の芸能報道と違って、気軽に会話の隙間を埋めるのに使えるので重宝してますw
由紀がばーちゃんから受けたトラウマ
認知症が出てしまって、自分がバリバリ働いていた教師(だよね?)だったころの厳しさを振り回すばーちゃん。由紀の「死んでしまえ」は一概に”ひどい”とは言えませんね。
まんじゅうをのどに詰まらせて緊急搬送されて由紀が駆けつけた時、「なんだ生きてるじゃん」という言葉を口にしました。母親は怒るのではなく「そういうことは言わないの」とたしなめるだけでした。
幼少の由紀はばーちゃんに耐えられず、殺害を実行します。それこそ結果を深く考えずに実行したのでしょう。
由紀は失敗し、ばーちゃんからフルスイングの折檻を受けます。
おっと、このパートを書き始めた理由を忘れてた。
由紀は怪我の理由を敦子に嘘をついたわけじゃないですね。紫織に心を開いたから本当のことを言ったわけでもないです。
時間が経って気持ちが落ち着いたから言えるようなっただけです。その辺の気持ちの動きは高校生の敦子には分からないかもしんないですね。
由紀を救ってくれた親友
怖い思いをして剣道ができなくなって((へこみまくる自分を元気づけてくれたのは敦子でした。
道場を抜け出して、海岸沿いを走ったのは由紀にとっては宝物だったでしょう
どうでもいい部分です。
、、、、あれ?道場をやめるあいさつに行ったとき、敦子は剣道着を着てたよね?普段着でよくない?
いじめられる敦子
草野敦子
桜川高等学校2年の女子高生。天真爛漫で、少々空気が読めない性格。
映画ではいじめられた理由が出てこなかったから、一人で剣道が強いからジェラシーでいじめられていると思ってましたが、それなりの理由が用意されていたようです。
敦子の処世術が「足が不自由のままだから剣道部に参加できない」ってのは部活推薦入学の闇ですな。
今さら剣道部に戻れないもんね。
私から由紀が離れていく
すれ違いの中で夏休みが始まって、由紀と敦子は会わなくなっていきます。お互いに別のパートナーができているように見えてしまい、疎遠になっていきました。
由紀の自分の存在意義と死
由紀が死を追い求めるのは死を観察したいのではなく、(自分が)死ぬというのはどういうことか。
小説で敦子を救おうとしたけど敵わなかった由紀は自分が生きている理由を見つけられなくなってました。
病院を二人で抜け出して思っていることを吐露し始めて「A子へ捧げる」を見た時にやっとフラグを「思春期ならではのガラス細工のような繊細な感情」に倒すことができました。ずっと「高校生を使って人生の普遍的な悩みを表現している」とどっちなのか考え込んでました。
二人はお互いによって守られました。綱の下には頑強な鉄橋がありました。
紫織にはそばにいてくれる人がいなかった。
由紀と敦子はお互いによって救われましたが、こちらは綱の下に鉄橋になかった方。親友は救えずに自殺し、父親が捕まり、自分ではどうにもならなくなってしまいました。
五郎ちゃんの過去の件(痴漢冤罪を立派に戦ったけど、、、、)もあって、観覧者としては裁かれないと腑に落ちなくなっていた紫織ですが、、、
闇に落ちた紫織と「夜は終わったー」と叫ぶ由紀と敦子。対比のように見えるんだけど、なんか違うような気がするんだよなぁ
闇に落ちたほうは10年以上の呪縛になります
紫織の親父。
情報をネタに敦子に変態プレイをしようとしていた紫織の親父。この親父にしてこの子ありみたいな感じになってたけど、ちょっと安直な気がするだよね。
映画『少女』のCAST
桜井由紀 - 本田翼さん
何考えているかわからなかった独自の世界観を持っていそうな方。
友達を大事に思い、自分の存在に悩むいい子でした。
かわいかったですよ
草野敦子 - 山本美月さん
親友に見放されて「夜の綱渡り」をしていると思ってた方。
感情がすぐ表に出て感情豊かでした。
お金持ちのお嬢様でした。でも悪と戦うの
高雄孝夫 - 稲垣吾郎さん
息子さんとの再会のシーンは仕掛けが二つ(子供たちがウソついてた。刺した。)でびっくり。
紫織 - 佐藤玲さん
観覧者に由紀と敦子から視線を外させずに紫織の方を決着させるには、あの方法しかなかったのかなぁ。。。。
小倉一樹 - 児嶋一哉さん
何かやらかしてとっとと退場するだろうと思った人。
この間のゴッドタンで”くそださい”といじられてました。
牧瀬光 - 真剣佑さん
ジョイント役。特に目立った動きはしませんが、静止画的には「キスする直前」のシーンがありました。
カルタ界最強の一角として演じてます
主題歌とサントラとか関連グッズ
主題歌 とサントラ
原作
監督さんと脚本さん
俳優さん
映画『少女』のまとめ
- 由紀と敦子が軸であり全て。紫織も光もジョイントであってそれほど重要人物じゃない。
- 思春期は自分の存在意義を探し続ける。
- 由紀と敦子は年相応の悩みを持ついい子です。
映画『少女』のベストシーンと名言
ベストシーン
綺麗だったのは
敦子(山本美月さん)のアップの右側に夕日があって、暴風と髪で夕日がうねっているシーン
こういうシーンて夕日がまぶしすぎて目をつぶることが多いんですが、夕日の輝きが優しく、見とれた映像でした。
他には
牧瀬光(真剣佑さん)が誘ってきた由紀(本田翼さん)をほったらかしで電動バイブに感動しているところ
せっかくえらばれたっつーのに、男はバカっていうか子供っていうか。
名言
自分の原稿だから取り返したかったのかと思っていたのに
A子に捧ぐ。セリフじゃないけどね。
原稿を取り戻したかったのは敦子のため。教師の小倉が許せなかったのは、名誉のためではなく敦子のため。
予告1は"ミスリード"ではなく話を捻じ曲げている。予告2はまだましだけど、、、、
映画『少女』の評判
3.16/5
yahoo映画より(2016.10.10現在)
高い評価と低い評価ばっかりで中間の評価はほとんどなし。平均した結果3点台って感じ。
CM詐欺って意見あり。
稲垣さんをほめています。レビューの中にほとんど「死」という言葉がありませんでした。
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