フレデリカ LOVE 邦画<ネタバレ>

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映画『金メダル男』感想/評価:30点/知念侑李さんや土屋太鳳さんの劇中内ダンスなどは素敵。

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こんにちは。フレデリカです。

金メダル男 - 作品情報 

  • キャスト:内村光良さん、知念侑李さん
  • 監督:内村光良さん
  • 脚本:内村光良さん
  • 公開日:2016.10.22
  • ジャンル:青春
  • 上演時間:108分
  • レーティング:なし

www.youtube.com

 

映画『金メダル男』の見どころポイント

  • 時代はわかりやすくしてあります。
  • ダンス・演劇・漫才はいちいちクォリティが高いです。
  • お金のことは気にしたらダメです(笑) 20年以上前の家にソーラーパネルがくっついているのも突っ込んじゃダメです。

 

 

 

金メダル男 - ネタバレ感想 ( 30 / 100 )

映画『金メダル男』の評価は30/100

秋田泉一(内村光良さん、知念侑李さん、大西利空さん)は幼いころの徒競走で一等賞を取った時にもらった賞賛のとりこになり、金メダルを獲得することに執着する。

小学生の時は金メダルを取りまくったが、中学生ではスランプになり金メダルを取れなくなってしまう。

それでも金メダルがほしい!泉一の奮闘が始まった!

 

カテゴリは「人生」と悩みましたが、「青春」の方で。50歳を超えても青春っぽかったからね。

 

”金メダルがほしい”が一貫性に感じられないほど、話や泉一の意識があっちこっちに行ってました。

最大の弱点があって、それを乗り越えるでもいいんだけど一貫性があれば、、、、。

 

実際の人生ならこんな感じだとは思うけどねぇ、、、、。

 

ウッチャンの映画

ウッチャンナンチャンウッチャン。昔から好きでした。コント番組の「夢で逢えたら」とか企画番組の「内村プロデュース」とか大好きでしたよ。

 

お笑い芸人さんのステップアップの方法として”映画を監督する”という流れができています。ビートたけしさんが映画で成功したもんだから、当然のように映画に手を出す芸人さんが多い気がします。

けど、ウッチャンは違うような気がするんですよね。もともと映画を撮りたくて上京して専門学校に入学したと何かで読んだ覚えがあります。ステータスではなく、映画が好きだから撮りたい。そんな気が勝手にしています。

 

時代背景はわかりやすかった

1960年代から現代まで

色々な手法でしつこいぐらいに泉一の成長と時代背景が表現されてました。

私はいい年なので、「あーあの頃かー、何をしてたよなー」とか思ってましたが若い人たちにはうざく感じるんじゃないかな。

中曽根総理大臣とかわかんないよねー。私としては総理大臣という立場があることを知ったのが中曽根さんであり、任期が長かったから中曽根さんがずっと総理大臣をやっていくと思ってたよ。*1

 

Tシャツに「平成」と書かれてたのを見た時は、あー、現在までもうすぐかと思いました。そこからも長かったけどね。

 

中高時代の友達と再会

ちょっと面白かったのは、大人になって再会する友達たちがちゃんと面影があるというか似せてきているというところですね。

 

一貫性と金メダル

物語としての一貫性が見つかりませんでした。

泉一の弱点が主軸なら一貫性があったんじゃない?

最初とその次の挫折が女性を意識したことでした。思春期の男の子にはよくあります。次の挫折はバスケットボールで仲間とチームプレーができないことでした。

両方とも知らないうちにクリアしてました。

表現部に後輩がたくさん入ってきてうまくまとめているときは”団体行動できないから孤高を選んだんじゃないの!?”と思いました。

頼子の言葉に「その手があったかー!」と言って社交ダンスを始めたのは違和感バリバリでした。

 

孤高で金メダルを目指すのが人の輪に入れないからなら、社会人バスケチームに入って地区大会優勝の方がよかったんじゃない?

女性を意識しすぎてしまうから男の世界で金メダルを目指しているってことなら、最後の最後に女性に支えてもらって何かの大会で優勝すればよかったんじゃない?

 

大人になってからの金メダル

大人になってゲットした金メダルが、嫁が勝手に応募した写真とは、、、、。写真だって思い入れないじゃない?映画としては10分前に初めてカメラを持ったぐらいな感じだったじゃない?それが写真で入選か、、、、、。後述しますが、実在の人物の半生を描いているなら許されるかもしれないけどなぁ。。。。

 

 

大人になってからの一等賞って決め方が難しいし、

やっぱ弱点を一点作って克服した象徴が一等賞(=金メダル)の方がいいと思うけどなぁ。

 

実在の人物なら許されたかもしれませんが、私は好きではない。

映画は娯楽です。途中で出てきたヒロインとくっつく(ブラウン管越しには出てきてたけど)とか、その後に重要な立ち位置を得るとかって感情移入しにくいんですよ。中高時代の女性たちと運命的な再会をした方がまだ飲み込めるんですよ。

 

普通の人生なら大人になってそばにいてくれた人と結婚するのは当たり前だと思います。それほど強いポリシーもなく、目の前の選択肢から一つを選んで生きていくのは普通です。

なので実在の人物の半生を追うなら気持ちの落としどころがあったかもしれません。

ま、実在の人物の半生だったところで私は納得いきませんが。(私は歴史教材を見ているのではなく、娯楽としての映画を見ているので)

 

ところで、横井さん(土屋太鳳さん)はなんで死んじゃったの?

土屋太鳳さんの延長上にありそうな顔を持つ大人の人を見つけられなかったの?

 

 

ダンス・演劇・漫才はクォリティが高い

物語の一部としての意味合いは置いときます。

鳥のダンス

知念侑李さんをよく知りませんが、ジャニーズさんってことはダンス能力は高いですよね。そのダンス能力を存分に使ったダンス。中庭で一人で踊ってて辿り着くレベルじゃないよ!

ダイナミックで金のとれる(じゃにうーずさんなんだから当たり前か)ダンスだよ。

そしてそれについて行ける土屋太鳳さん!

 

すっごくちゃんとした見ごたえがありました。

 

和洋折衷

パーツパーツしか出てきませんでしたが、体がちゃんと動いているよ!路上パフォーマンス時代ですでに路上パフォーマンスレベルじゃないよ。

 

歌舞伎の連獅子とかすごくちゃんと体をまわしているよ。

 

漫才

ウッチャン、ダメダメな漫才のはずなのに本粋で作ってませんか?(笑)

つまらなさそうな描写って、動きがあまりない所だけだったような気がする。ボケの泉一は動きがないし、頼子のツッコミも肩から先しか動いていない。

あの台本ならちゃんと動きを足せば、かなり面白いと思うけどなぁ。ちゃんと振りボケも聞いてたし。

 

なんとなくM-1予選の第一予選っぽかったけど、M-1予選の第一予選って大学生が思い出作りに出ることがあるらしいですよ。思い出作りの連中よりもよっぽどレベルが高いと思います。三回戦ぐらいまでは行くんじゃない?

 

 

映画『金メダル男』のCAST

秋田泉一(壮年期) - 内村光良さん

natalie.mu

横井みどり - 土屋太鳳さん

綺麗でした。

なんで死んじゃった設定にしたんでしょうね。

 

秋田留一 - 平泉成さん

情けない役かと思ったら、私が目指す「肩の力を抜いたカッコよさ」を持った役でした

黒木よう子 - 上白石萌歌さん

水泳部の先輩。そりゃ見ちゃうよね。

 

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間宮凛子 - 大友花恋さん

剣道の対戦相手。そりゃ見ちゃうよね。

 

ameblo.jp

映画『金メダル男』のまとめ

  1. 一等賞になる!以外の軸がもう一つ欲しかった
  2. ダメ舞台系のクオリティが高すぎるのでダメに見えないです。
  3. 実在の人の半生ならまだ、、、、見れた?

 

映画『金メダル男』のベストシーンとセリフシーン

ベストシーン

ウッチャン!クォリティーが高すぎるんだってば!

 

高校の時の表現部で鳥のダンスをデュエットする二人

素人ながらダンスで舞台に上がったことのある人間として言いますが、あんなにきれいに踊れないよ!?

 

夫婦で漫才する二人

あまりお笑いライブには行ったことありませんが、あの掛け合いは間違いなく一回戦は簡単に突破できるでしょう!

お客さんは敵認定してなければ笑ってくれますよ(特に女性客さんは)。そんなこと私よりも知っていると思うんだけどなぁ。

舞台からはけたあと「解散しよう」と言ったウッチャンに「漫才よね?夫婦じゃないよね?」って言ってた木村多江さんがかわいかった。

 

セリフシーン

テニスで一番を目指そうとしたときの頼子の一言

「赤ちゃんできた」

ちょっと吹きそうになった。

 

 

www.youtube.com

映画『金メダル男』の評判

 3.35/5

yahoo映画より(2016/10/23現在)

 

酷評多め。星は3.35だけど、コメントだけだとかなりの低い星数になると思う。

けど、ウッチャンがいい人なので悪く言えてない感じ。


 

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監督:-内村光良さん- 

脚本:-内村光良さん- 

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*1:今調べたら中曽根さんの任期は1982年 - 1987年の5年でした。それほど長くなかったのね。私が学生だったから長く感じただけですね。