こんにちは。ヤンです。
映画『相棒-劇場版IV-』の見どころポイント
- さすがに長寿番組。見ているときに感じる違和感はちゃんと伏線として回収されます。信頼してみていいです。、、、いや、瑛里佳の関係でつながらないところがいくつかあったかな
- 深く考えながら見ない方がいいです。ベタなので。
- 各人間や事件の根本が時代を超えて同じテーマなのは見事だと思う。
では『相棒-劇場版IV-』のネタバレ感想です
こんな作品でした。
映画『相棒-劇場版IV-』の評価は70/100
瑛里佳(内田未来さん)が隠れていたクローゼットから出てくると、執事もメイドも兄弟も全員死んでいた。その後、瑛里佳は姿を消した。
7年後、右京(水谷豊さん)と冠城(反町隆史さん)はリュウ(鹿賀丈史さん)とともに国際犯罪組織「バーズ」を追う。
バーズは17歳になった瑛里佳(山口まゆさん)の現在の映像を警察に送り、900万ユーロを要求してきた。
調査の中で右京と冠城は日本政府に運命をもてあそばれた人たちに思いを知ることになる。
途中までレイブンを組織の名前だと思ってました。バースが組織名で、レイブンが首魁の名前なんですね。
デパートでの騒ぎが起こった理由を「ガスの実験だったってことにしておこう」ということにしながら見ていたら、最後に捜査室で全部つないでもらいました。
なので、「お、さすが長寿番組の映画化。矛盾なくつないでくれた」と思ったんですが、瑛里佳の方はそうでもなかったか。
それなりにスピード感もあったので気になりませんでしたが、ご都合主義もいくつかあったかな?天谷克則の関係者が見つかったタイミングとかね。
リュウと瑛里佳は国の都合にほんろうされました。
そのために行動に出て、「国の都合」の象徴みたいな人たちが出てきて
主人公チーム(右京・社・冠城)がそれらに対抗しました。
テーマとして一本筋が通ってたので心地よかったんですね。
なお、wikipediaに、海軍が民間人を置いて逃げた描写はありませんでした。
トラック諸島空襲みたいなタイミングで民間人側についてうまいとこ逃げた人が私のハンドルネームの元ネタです。政府によって英雄に祭り上げられてしまいましたが。
私と相棒とかーちゃん
私はテレビ番組のほうの相棒を見ていません。たまにネットニュースで話題に上がっているのを見るぐらいの接点です。成宮寛貴さんが黒幕だったのが不評だったようですね。
私にとっての相棒は「かーちゃんが大好きだった」です。もう見てないみたいです。
伊集院光さんがラジオで言ってたんですが、かーちゃんの不思議というものがあります。
晩御飯を食べ終わって9時になり、一緒に2時間サスペンスドラマで見始める。中間の提供が入ってCMに入る。かーちゃんが時計を見上げて「もう10時かー」というと立ち上がって洗い物をするために台所へ。
CMが開けてもテレビの前に帰ってこない。「はじまったよー」と声をかけても「んー」と返事して洗い物の手を止めない。
洗い物が終わったら風呂に入ってしまう
かーちゃんはドラマの続きが気にならないのか!
これって、うちのかーちゃんだけかと思ってたら全国的にこんな感じなんですね。
そんなチャンネル権を行使せずについているものを見ているだけだったかーちゃん。私が家を出て正月に帰るとチャンネル権を行使するようになってました。それが箱根駅伝と相棒正月スペシャルです。
特に相棒に対する心入れは半端じゃなかったです。始まる9時前に家事を全て終わらし風呂にも入ってTVの前に陣取ります。この時ばかりはとーちゃんも何も言えないみたいです。それが近年の正月の風景でした。
しかし今年は違いました。見向きもしません。「始まるよ」といっても「んー」と返事をするだけです。
飽きちゃったみたいです。
各人間や事件の根本が時代を超えて同じテーマなのは見事だと思う
リュウは何かあるだろうと思ってましたが、まんまラスボスで天谷克則だとは思いたくなかったなぁ。
克則の息子が暗躍しているってことにしようとしたけどぴんと来なかったしね。
リュウ=天谷克則と確定したあたりで、ベタだなぁとか思ってました。衝撃シーンが衝撃ではなかったので違うこと考えてました。「結局デパートでの騒ぎは何だったんだ?まぁ、ガスの実験ってことにしておこうか」「そんで、タイで亡くなった人の話はどうやって絡んでくるの?」ストーリーで描かれていない部分を脳内保管してました。
その後、リュウが逮捕され、取調室で全部説明してくれました。
私が受け取りに行かなくても最後に全てをつなげてくれました。
さらに、ラスボスがリュウだってところまではベタでしたが、その理由と計画は一ひねりしてくれてました。しかもその一ひねりがちゃんと納得できるものでした。
さすがの長寿番組テイストだなと感心しました。
瑛里佳の髪の毛
動画の瑛里佳は当日の新聞を持ってました。つまり当日撮影したって証拠です。ショートカットで少し茶色がかった髪でした。それは誘拐された七年前の姿とそっくりでした。
バースのアジトで寝食している瑛里佳は、真っ黒な黒髪でかなりのロングヘアーなんですが、、、、。
撮影の時の髪型は髪を後ろにまとめて、ウィッグを付けてたってことなの?
ところでオリンピック、、、じゃなかった、世界的なスポーツの祭典の凱旋パレードは急に降ってわいたなと思いましたが、動画で瑛里佳が持ってた新聞の記事として出てましたね。、、、、けど、脅迫文から言ってネットで大騒ぎになってて警察も可能性が一番高いものの一つだと思うと思うんだけどね。
映画『相棒-劇場版IV-』のCAST
杉下右京-水谷豊さん
私が知っている相棒の右京さんはファーストシーズンだけです。相方が現場上がりで気性が荒い感じだからこそ右京さんの冷静沈着さをよく覚えています。
今回の右京さんは叫びます、走ります、身を挺して人の盾になります。
それがどれだけ特別な演出なのかわかんないけどね。
冠城亘-反町隆史さん
やっぱり最初の相方ほど右京さんとの対比が大きくないんだよねぇ
関係性が相棒ではなく部下になっちゃっている気がする。
社美彌子-仲間由紀恵さん
組織に組み込まれているようで、とんでもないはねっかえり。右京とほぼ接点がない(電話ばっかり。映画の中で顔合わせたっけ?)
それにしても綺麗なお人だ。
神戸尊-及川光博さん
特別出演だったんでしょう。
及川光博さん出演作品
米沢守-六角精児さん
特別出演だったんでしょう。
大河内春樹-神保悟志さん
伝説クラスの「いい人」です
月本幸子-鈴木杏樹さん
ちょい役。あの群生の中で和服でいるという自分を一本通す人。
鷺沢瑛里佳-山口まゆさん
過去フェーズっていうと天谷克則の過去に引っ張られてしまいますが、瑛里佳の過去フェーズって7年前なんでしょ?平成の時代でしょ?
子供たちはわかりませんが、大使館に勤めるような大人たちが人種差別なんてしないと思うけど?しかも雇い主の子供でしょ?
天谷克則が日本人に警告したかったのは、このあたりの平和ボケのことなんですかね。
そーいえば、殺害方法が紅茶のシロップに混ぜた青酸カリだったんでしょ?廊下に倒れてたメイドや階段ところで死んでいた執事は何だったんでしょ?どっちかが犯人だと思ってたんだけどなぁ。
マーク・リュウ-鹿賀丈史さん
出てきた瞬間から怪しかった人。まさかそのままラスボスになるとは。
「あーまんまだったかー」と思った後に取調室で聞いた天谷克則の計画が、心地いいドンデン返しでした。
ところでレイブンやバーズの悪さって、「マネーロンダリング」「武器密輸」「違法賭博」とか言ってたけど、「武器密輸」や「違法賭博」をしたら「マネーロンダリング」が必要になるのであって、「マネーロンダリング」は箇条書きの最初ではないと思うよ。
ひょっとしてマネーロンダリングに使われてない?と思いつつも便利すぎてついつい使っちゃうamaten
主題歌とサントラとか関連グッズ
主題歌 とサントラ
原作 とアニメ
俳優さん
映画『相棒-劇場版IV-』のまとめ
- べたべたの展開で攻めていって、最後に右京さんは殺させないと犯人をかばう。最後にちょっとひねりつつ、全てをつないでくれました。
- 瑛里佳の髪はどうなってるの?一日で伸びたの?後ろにまとめたの?
- ”日本への絶望”。腐敗した日本の象徴をいくつか見せて、リュウはそれを改めようとして、主人公チーム(仲間由紀恵さん)が変えるべく行動しました。この映画にはぶれないテーマが一本ありました。見事でした。
映画『相棒-劇場版IV-』のベストシーンとセリフシーン
ベストシーン
トラック諸島空襲が終わった後、母を呼びながら克則が食糧庫から取り出して
泣きながら芋を食べ始める
ご飯に気持ちが行くのは、もうちょっと泣き疲れてからじゃない?号泣がさめざめと泣くようになってからじゃない?と思いました。
セリフシーン
瑛里佳がリュウが泊まっている一室に侵入して、二人の名刺を見つけました。そしてつぶやきます。
杉下とカブラギ、、、、。
日本で教育を受けてない瑛里佳が読めるわけないだろ!俺さえも読めないのに!
そーいえば、あのホテルの一室のシーンは何だったんでしょうね?紅茶セット見て気を失ったけど、捕まったわけじゃないし。あのシーンのおかげで、この子が瑛里佳だって私の中で確定したんだけどさ。
映画『相棒-劇場版IV-』の評判
3.73/5
142星/38星
yahoo映画より(2017.02.12現在)
相棒としては、よい出来の王道パターンだったみたいです。
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監督:-橋本一さん-
脚本:-太田愛さん-
俳優:-水谷豊さん- -反町隆史さん- -仲間由紀恵さん- -及川光博さん- -石坂浩二さん- -川原和久さん- -山中崇史さん- -山西惇さん- -六角精児さん- -片桐竜次さん- -小野了さん- -神保悟志さん- -鈴木杏樹さん- -北村一輝さん- -山口まゆさん- -内田未来さん- -鹿賀丈史さん- -ダンテ・カーヴゼさん- -菅原大吉さん- -益岡徹さん- -篠井英介さん- -江守徹さん-
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