こんにちは。ヤンです。
夜は短し歩けよ乙女を見てきました。
こんな方に映画『夜は短し歩けよ乙女』はおススメ!
- 本筋を魅せるためなら理不尽もご都合主義も許せる方
- ちゃきちゃき進む女性が好きな方。
- 童貞紳士の時期が長い方。、、、、うぐっ(ブーメランで自分の柔らかいところに突き刺さった)
では『夜は短し歩けよ乙女』のネタバレ感想です
こんな作品でした。
映画『夜は短し歩けよ乙女』の評価は70/100
列席した披露宴で「先輩」は「黒髪の乙女」のことしか見てなかった。
なるべく「黒髪の乙女」の目に入るところにいる作戦で”外堀”を埋めている作戦だった「先輩」。しかし「黒髪の乙女」は異性交遊に興味はなく、関心があるものに対して心のままに歩く。
それでも「先輩」は、軽やかに歩く「黒髪の乙女」に思いを寄せていた。
現実との整合性を捨てられたのは、学園祭の中盤かなぁ。
夜は短し歩けよ乙女を見ていて
披露宴が18:00に終わったとして
飲み比べが23:00に終わり、
学園祭が、、、、、まあ、、、いいや。
といった感じでした。
映画館じゃなければ、チャンネルを変えてしまうほど訳の分からない世界観でした。
描きたいことだけを書く。
世界観がこんなにでたらめなのに
後で必要な設定が披露宴の中でしれっと提示されていたのは見事だと思いました。しかも、「そんなこと言ってたような、、、」ではなく、ちゃんと覚えているほどしっかりと心に刻んできました。
パンツ総番長の思いと学園祭事務総長の女装は、夜は短し歩けよ乙女の冒頭に出てきました。
そんな濃いキャラクターの中でも、「先輩」と「黒髪の乙女」が軸であることはぶれなかったんだよね。特に「先輩」。「黒髪の乙女」やほかのキャラクターに喰われて誰が主人公なのかわからなくなっちゃってもしょうがないのに、全員が風邪をひいて「黒髪の乙女」が最後に見舞いに行くのが「先輩」であることに何の違和感も感じませんでした。
夜は短し歩けよ乙女の最初が「先輩」と「黒髪の乙女」の二人で始めたって感じはなかったんですよ。でも最後を二人で締めたのをすごく納得しました。
先輩の中のワルプルギスの夜
※まどマギ用語じゃないですよ。実際にある言葉です。→ワルプルギスの夜
台風が来るのも旦那が病気になったのも子供が非行に走ったのもワルプルギスの夜が悪い!すべての元凶にされてしまうワルプルギスの夜。
夜は短し歩けよ乙女でも風邪ひいた描写が街を覆うワルプルギスの夜になってました。
このころには夜は短し歩けよ乙女の世界観を飲み込んでいて、
さっきまで羽貫さんが風邪をひいていて樋口師匠がお見舞いに行ってたのに
電車を降りたら風邪を引いた樋口師匠のところに羽貫さんが看病に行くってことを当たり前のように飲み込みました。
そんな中、先輩の心の中のワルプルギスの夜。私は夜は短し歩けよ乙女の中で一番共感しました。望んでいた展開なのに拒否する方に理由を作る自分内会議。よくわかります。
あの大会議室の言葉は一つ一つが心に刺さりました。「自分のやり方で距離感を縮める」「外堀を埋めるのが好き」などなど。
先輩よ、そこから早よ抜け出せ。
しかも今回は向こうから来てくれたんだぞ、奇跡に近いんだぞ、二度はないぞ。
俺のようになるぞ。
こちらはもっと少数で脳内会議してます
それでもこれだけは決まっている。「朝が来る」
時間の概念を無視して、年齢によって時計の進みの速さを提示しました。そんな、夜は短し歩けよ乙女でも「朝が来る」。
夜は短し歩けよ乙女の劇中で空が白やんだころ、そろそろエンディングであることを自然と受け入れました。
夜がつらい時期の描写でも、朝が来たことが大きな成長を遂げたって描写でもないんだけどね。
それでもすっきりを見終えることができました。
アニメの利点
夜は短し歩けよ乙女はアニメの利点をきれいに使っていると思います。デフォルメというか非現実感というか。
最初に感じたのは黒髪の乙女が披露宴で酒を飲んだ時です。酒を飲んだら、喉が大きくなって流し込まれる。酔った人の顔色がピンク一色。サザエさんでもお目にかかれない描写です。ですが観覧車はそれで飲み込めることがあります。少し現実味がないということ。
現実味がない部分がだんだん広がっていき、それを受け入れられるのは見ている側の柔軟性が問われるかもしれないですね。
つまらない大人になってしまった私は、学園祭の途中まで飲み込めなかった。現実の夜や時刻の概念とは違うものと理解はしました。理解した後も「ゲリラ演劇って1話から30話ぐらい続く連作なんでしょ?ゲリラじゃ最初から通して見れる観客がいないんじゃないの?」とか思ってました。
劇場来場者特典 もらったよ
その1らしいです。ってことは、その2があるのね、πには制限があるからそのπを深く掘るのね。
特典は先輩からの手紙です。エンディングで喫茶店で落ち合いますが、その後の手紙です。
下に書きますが、映画では一夜のことですが、原作は一年のことだそうです。
そんなわけで手紙は「この一年の思い出を貴女と語らっているうちに」って書いてあります。
映画『夜は短し歩けよ乙女』のCAST
先輩-星野源さん
感情豊かだった人。いちいち物おじする人。
現在公開中!星野源が声の出演をしている映画『夜は短し歩けよ乙女』の舞台挨拶が終了致しました。新宿、日本橋とお越し頂いた皆様、ありがとうございました!ぜひ皆様映画館へお越しください! #黒髪の乙女 https://t.co/BXCXMD7XyQ pic.twitter.com/x19k49HXF1
— 星野源 official (@gen_senden) 2017年4月8日
私にとって星野源さんはラジオ「バナナムーンゴールド」の人。日村さんが誕生日の週に出てきて歌ってくれてます。
黒髪の乙女-花澤香菜さん
知的好奇心の人。興味がわいたら、物おじせずに突っ走って行っちゃう子。
学園祭事務局長-神谷浩史さん
最初の女装癖が綺麗にインプットされていたので、中盤で驚きはしましたが、納得できたのは見事だったと思います。
神谷浩史さん出演作品
- 『ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~』感想/評価:40点/4コマ漫画みたいだった
- 『好きになるその瞬間を。~告白実行委員会~』感想/評価:70点/あれ!?面白かったぞ!
- 『ハーモニー』/トァン・ミァハ・キアンの役回りとWatchMeの目
パンツ総番長-秋山竜次さん
星野源さんもそうですが、プロの声優さんに混ざっていたのに全く違和感を感じませんでした。
樋口師匠-中井和哉さん
よくわからないけど、超然としている人。夜は短し歩けよ乙女の世界観を一番表している人かもしれませんね。
羽貫さん-甲斐田裕子さん
解説役や裏回し役になるかと思いきや、彼女は彼女の存在感を出してました。
古本市の神様-吉野裕行さん
この子だけはよくわからなかったなぁ。
いよいよ明後日 7日(金)より公開!
— 吉野裕行 (@_yocchin_______) 2017年4月5日
大事な日付間違ってたから 修正!
思えば森見さん作品との出会いは
「四畳半神話大系」という作品で
その時に あーー
文字数全然足りないやー以下略
映画『夜は短し歩けよ乙女』公式サイト https://t.co/ferwPhbUg0
紀子さん-新妻聖子さん
かわいそうな役回りになっちゃうかと思ったけど、ハッピーエンド。鯉が頭にあたったから恋に落ちるなんて世界観を作っちゃった人の勝ちだよ。
悠木碧さん出演作品
東堂さん-山路和弘さん
李白-麦人さん
エヴァンゲリオンでキールローレンツの声を当てた時からずっと気になっていたんですが、「むぎひと」さんです。「むぎと」さんだと思ってたよ。
主題歌とサントラとか関連グッズ
主題歌 とサントラ
原作 とアニメ
監督さんと脚本さん
俳優さん
映画『夜は短し歩けよ乙女』の3ポイントまとめ!
- めちゃくちゃのようで見事な構成でした。のちに必要なことは最初にするっと提示されていました。
- 夜が長すぎるのは、どうでもいいじゃない。アカギは一晩の鷲巣麻雀を20年やってたし。(最近、夜が明けました)
- いつも思うこと。アニメの監督さんや作画監督さんって、どうやってメンバーに世界観を伝えているんだろ?一秒ごとの絵コンテを書いているってこと?いや、一秒ごとでも間隔が広すぎて伝えられないよなぁ。
映画『夜は短し歩けよ乙女』のベストシーンとセリフシーン
ベストシーン
童貞紳士の大会議とその会議室を破ろうとする外敵
気持ちよくわかります。自分の中に箱庭を作っていて、相手から距離感を詰められた時のドキドキ。望んでいたくせに拒否ることで自分を保とうとするんですよ。
セリフシーン
ゲリラ演劇のヒロインを頼まれたときの黒髪の乙女の一言
おまかせください。
ようやくここで整合性を捨てることができました。
映画『夜は短し歩けよ乙女』の評判
3.46/5
yahoo映画より(2017.04.08現在)
原作では一晩の話ではないようです。飲み込んだ私の頑張りは何だったんだ。。。。
そんなわけで原作ファンからは大不評。見てない人は好評。私は後者ですね。
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監督:-湯浅政明さん-
脚本:-上田誠さん-
俳優:-星野源さん- -花澤香菜さん- -神谷浩史さん- -秋山竜次さん- -中井和哉さん- -甲斐田裕子さん- -吉野裕行さん- -新妻聖子さん- -諏訪部順一さん- -悠木碧さん- -檜山修之さん- -山路和弘さん- -麦人さん-
最近の世の中
浅田真央さん 引退
真央ブログ | 浅田 真央オフィシャルウェブサイト | ご報告致します。
おつかれさまでした!