こんにちは。ヤンです。22年目の告白 -私が殺人犯です-を見てきました。
面白かったよ。映画に集中したくて隣のとっつぁんが出している音を注意したほど。(つまらないと、「とっつぁんも飽きてるなー」と思うだけなんです)
映画『22年目の告白 -私が殺人犯です-』の見どころポイント
- 曽根崎雅人(藤原竜也さん)の殺害動機と22年後の告白理由
- 5個の事件に対して、4件分しか人物が出てきません。しかし、気にしないでください。伏線ではないです。
- 安心してください。時効物でよくある「逃走途中に2年間海外に行ってたからまだ時効じゃない!」とかではないです。
では『22年目の告白 -私が殺人犯です-』のネタバレ感想です
こんな作品でした。
あ、牧原なんだね、ずっと槇原だと思ってた。どうでもいいですが。
映画『22年目の告白 -私が殺人犯です-』の評価は65/100
残忍な手口で5人の命を奪い、世の中を震撼させた連続殺人事件。未解決のまま事件は時効を迎え、完璧に逃げ切ったはずの犯人は、22年後、思わぬ形で姿を現した。
〝殺人手記〟出版記者会見――。
そこにいたのは、自らの告白本を手にカメラのフラッシュを浴びて不敵な微笑みを浮かべる美しき殺人者。
「はじめまして、私が殺人犯です」
あらゆるメディアを通じて発信されていく殺人の告白と、犯人の容姿。その男に日本中が惹きつけられ、逆撫でされ、そして欺かれていく――。日本中を巻き込む告白の行方とは?先の読めない結末に向かって、新たな事件が動き出す!
面白かったです。ちょっと告知が汚かったけどね
13秒付近の曾根崎が口元隠して牧村にささやいた言葉は告知と全然違いますよ。(そのセリフ自体は劇中で出てくるけど)
告知を見た時から、22年目の告白ってことで
時効が開けた!って勝ち誇る犯人に「逃走中に数年海外に行ってる!それだけ時効が伸びてるから逮捕だ!」ってなる物語をさんざん見てきました。でも今回の「22年目の告白」は違いました。
できれば5件の事件の関係者を全部使ってほしかったなぁというのが残念なところですかね。事件を4件にしちゃったらインパクトが緩くなっちゃうのかなぁ。
それでも十分面白かったけどね。私が真犯人に気づいたのは、TV番組での4者会談が終わった後。もう仙堂俊雄しかいなくなっちゃってから。しかも完全に消去法でした。自慢にならないですね。
記載するほど点数が下がっていく、、、、
あれ?面白かったはずが、、、
- 書き始める前。80点
- 1500文字かいたところで70点に変更。5つ事件を提示したくせに一つを完全に忘れ去っているため。
- 2000文字書いたところで65点に変更。曾根崎の変身に橘が関わっていないため
このブログのポリシーとして「最初に見た時にほころびに気づかなければ、それはほころびではない!」のはずなんだけどなぁ。最初に見た感想を明文化すればするほど下がっていく、、、、。
曽根崎雅人(藤原竜也さん)の殺害動機と22年目の告白理由
22年目の告白の興味は、中盤までは曾根崎の目的でした。なぜ殺したのか、なぜ今さら告白をしたのか。
登場人物としてこんな感じでした。
(追記:少し順番が違いました。正確な順番はいただいたコメントでご確認ください)
1つ目の事件の関係者:岸美晴(夏帆さん)。親父さんを殺された
2つ目の事件の関係者:橘大祐(岩城滉一さん)。付き合ってたキャバ嬢を殺された。
3つ目の事件の関係者:?????(追記:提示されなかったのではなく、私が覚えていない)
4つ目の事件の関係者:山縣明寛(岩松了さん)。嫁さんを殺された
5つ目の事件の関係者:牧村航(伊藤英明さん)。自分の代わりに上司の滝幸宏(平田満さん)が殺された。
曾根崎の正体は3つ目の事件の関係者だと思ってました。
どうしても3つ目の事件に対しての描写がないことが引っ掛かってたんですよ。はっきり言って、曾根崎は3つ目の事件の関係者だと思ってました。
でも、そうだとするとおかしすぎるんですよ。牧村が曾根崎のことを知らないはずがない。3つ目の事件は私たちにとっては提示されていない事件だけど、劇中の中では世の中に広く知られている事件です。それを伏線扱いされても興ざめなんだよなぁと思ってました。
それがまさか、3つ目の事件は全く物語に関与してないとわ。
小野寺拓巳(野村周平さん)の変身に橘が関与していないんですね。
拓己が曾根崎へと顔を変えたとき、やくざの橘が戸籍を用意したものだと思いました。その方が物語としてきれいだからです。
美晴は一般人の代表だから省かれるとしても、医者・ヤクザ・刑事が共同して犯人を追い詰めたほうがおさまりがいい。はっきりとした描写が出てこなくてもいいやとさえ思ってました。見ている側が妄想を広げる幅として有効だろうと。
けど、違ったね。握手会を襲撃しようとしている戸田を橘は止めなかったし、牧村は電話で本気で慌ててたし。
5つの事件をトリガーとしたのに4つ分の関係者しか出てきてなくて、それさえも使いきれてない感じがしました。
『22年目の告白 -私が殺人犯です-』のラストの後。-被害者家族は溜飲が下がるどころか、苦悩が倍になってる-
仙堂が捕まって法の裁きを受けることになり、さらに戸田に刺されて非業の死を遂げる描写がされているので、すっきりして追われそうですが、、、、被害者家族はさらに苦しむ結果になってるよ。
仙堂って自分がやった連続殺人の取材をもとにニュース番組のメインキャスターの地位を手に入れました。取材ノートも膨大でした。たぶん被害者家族から親身になって話を聞いていたと思います。信頼も得ていたと思います。
被害者家族にとって、心に寄り添ってくれて自分が立ち直る支えをしてくれたやつこそが殺人鬼だったってことになるよね。
あいつ、心の底で自分を笑ってやがったってことになるよね。親近感を持ってnews eye(劇中のニュース番組ね)を見ていた自分が情けなくて自分を切り裂きたくなるよね。
後悔は「当時の自分をぶん殴って、襟元持ってぶんぶん揺さぶって、”目を覚ませ!”と怒鳴りたい」のレベルじゃないぞ!
あ、そういえば牧村と仙道って顔見知りじゃなかったですね。あの様子なら仙道は牧村のところに取材に行っているはずなんだけど。
原作の韓国映画とちがうオリジナリティを出そうとして犯人だけを変更した。そしたらとんでもない矛盾が生じちゃったように見えてました。
映画『22年目の告白 -私が殺人犯です-』のCAST
曽根崎雅人-藤原竜也さん
癖が強いと評判の藤原竜也さん。私としては、その癖が気にならない程度のインターバルで彼を見ているのでOK。
出演者の中で若い方であり、最後は海外に出発し、「若者の未来は明るい」って感じになってますが、今回は40歳過ぎの設定のはずです。22年前に成人している設定になっているので。
藤原竜也さん出演作品
牧村航-伊藤英明さん
冒頭で走っているときに、「昔の刑事モノって走っているところがメインだったよなぁ。今じゃ意味わからんけど」と思って見てました。
太陽にほえろ!は犯人追跡じゃなくて、情報収集の時も走ってたよなぁ。
伊藤英明さん出演作品
岸美晴-夏帆さん
一般人。流れによっては、観覧者と同じ目線で代表に慣れたのかもしれない。
うまいシナリオなら、ほんのちょっとだけでも彼女が仙堂を追い込む一端を担うと思う。唯一の若い女性だったし。
夏帆さん出演作品
小野寺拓巳-野村周平さん
自殺しても一命をとりとめてたんですね。手術後の戸籍の掃除は橘がやったんだろうと脳内保管してましたが、握手会の直前の電話の会話を聞くと橘は関与してなかったんですね。
野村周平さん出演作品
- 『ミュージアム』感想/評価:40→70点/カエル男(妻夫木聡さん)のクライマックスのセリフで興ざめ
- 『ちはやふる 下の句』65点/ハードル上げすぎちゃった
- 『ちはやふる 上の句』85点/真島太一(野村周平さん)の青春真っただ中の苦悩
牧村里香-石橋杏奈さん
彼女の生命力が強かったおかげで、仙堂の逮捕につながりました。、、、彼女は死にたがってたけどね、、、、。
戸田丈-早乙女太一さん
ラストに警察機関に清掃夫のふりして忍び込んでましたが、、、、顔中にピアスしたままで侵入できるとは思いませんが、、、、、。
ま、エンターティメントのウソってことで。
早乙女太一さん出演作品
山縣明寛-岩松了さん
曾根崎計画の参加者。
そんな描写は一切ないけど、彼が一番、仙堂に心を開いてたんじゃないかな。お互いに社会的地位が高く、仙堂の能力を認め、ジャーナリストとして昇っていくさまを好感を持ってみていたような気がする。そのためにもnews eyeを毎晩欠かさず見てそうだし。
ラストの空港で”大人”をやってましたが、酒に逃げて病院経営を投げ出してた方が正しい描写な気がする。
岩松了さん出演作品
橘大祐-岩城滉一さん
曾根崎計画の非参加者。
こちらも大ショックを受けてそう。仙堂を認めて、22年間も資金的に裏社会的に支えてそうだ。
岩城滉一さん出演作品
仙堂俊雄-仲村トオルさん
彼しかいなくなったので、彼が犯人だと思いました。別荘の中を歩いているときは、どこから曾根崎が出てくるかドキドキしてました。
仲村トオルさん出演作品
主題歌とサントラとか関連グッズ
主題歌 とサントラ
原作 とアニメ
俳優さん
映画『22年目の告白 -私が殺人犯です-』の3ポイントまとめ!
- 5つ事件の全ての被害者を出してください。じゃなければ4事件に。
- 仙堂が関係者と顔見知りじゃないのはおかしいかも。
- 被害者が一丸となって真犯人を追い詰める方が好きです。
映画『22年目の告白 -私が殺人犯です-』の評判
4/5
yahoo映画より(2017.06.10現在)
ストーリーがしっかりしているって評が多いです。
タグ・その他
タグ
監督:-入江悠さん-
脚本:-平田研也さん-
俳優:-藤原竜也さん- -伊藤英明さん- -夏帆さん- -野村周平さん- -石橋杏奈さん- -竜星涼さん- -早乙女太一さん- -平田満さん- -岩松了さん- -岩城滉一さん- -仲村トオルさん-
映画『22年目の告白 -私が殺人犯です-』と関係ない話
久しぶりに錦糸町のTOHOシネマに見に行ったんですが、
映画館スペースをはみ出るほどの行列が!「うわ、あれ並ぶのかよ」と思ったら、どうやらグッズコーナーだったらしい。店員さんが「銀魂グッズ売り切れましたー」と言ったら行列の人たちが三々五々離れていきました。銀魂恐るべし。
しゃわしゃわ
私の隣のとっつぁんと孫がずっとコンビニ袋から何かを出してはしまい、出してはしまいをしていてずっとしゃわしゃわ音を出してました。子供だからしょうがないかなあと思っていたら、音を出していたのはとっつあんのほうでした。
最終的には延々としゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわ、、、。どうやら、手で遊びながら見ているようでした。さすがに声をかけました。(こんなことしたのは初めてでした)
んで、帰りがけにその人たちの席を見ると、コンビニ袋が捨ててありました。最終的にマナー悪く捨てていくんかい!