こんにちは。フレデリカです。
葛城事件 - 作品情報
作品情報
- キャスト:三浦友和さん 南果歩さん 新井浩文さん 若葉竜也さん 田中麗奈さん
- 監督:赤堀雅秋さん
- 脚本:赤堀雅秋さん
- 公開日:2016.06.18
- ジャンル:社会の裏側・犯罪・裏社会
- 上演時間:120分
- レーティング:なし
公式HP
あらすじ&鑑賞前感想
どこにでもありそうな郊外の住宅地。ボソボソと「バラが咲いた」を歌いながら、葛城清(三浦友和)は、古びた自宅の外壁に大量に落書きされた「人殺し」「死刑」などの誹謗中傷をペンキで消している。やがて庭へと移動し庭木にホースで水を撒きながら、ふと、この家を建てた時に植えた、みかんの木に生(な)る青い実に手を延ばす―――。
親が始めた金物屋を引き継いだ清は、美しい妻・伸子(南果歩)との間に2人の息子も生まれ、念願のマイホームを建てた。思い描いた理想の家庭を作れたはずだった。しかし、清の思いの強さは、気づかぬうちに家族を抑圧的に支配するようになる。 長男・保(新井浩文)は、子供のころから従順でよくできた子供だったが、対人関係に悩み、会社からのリストラを誰にも言い出せずにいた。堪え性がなく、アルバイトも長続きしない次男・稔(若葉竜也)は、ことあるごとに清にそれを責められ、理不尽な思いを募らせている。清に言動を抑圧され、思考停止のまま過ごしていた妻の伸子は、ある日、清への不満が爆発してしまい、稔を連れて家出する。そして、迎えた家族の修羅場…。葛城家は一気に崩壊へと向かっていく。
2016年のベストとの声も多い葛城事件。やっと見るタイミングができました。
告知PVの抑圧感がすごい。三浦友和さん演じる親父さんは日本の昭和のお父さんの悪しき側面に見えますね。明るい方向に表現したなら波平さん。
告知PV
葛城事件 - ネタバレ感想-
波平(昭和型の親父)の特性が悪い方向に出ちゃった話、、、じゃないね。
冒頭はちょっとしたボタンの食い違いが大きな結果を生んでしまった。ってことかと思いましたが、違いますね。
若いころに、父ちゃんは軌道修正できるやつはいなかったんですかね。
葛城事件 をお勧めできる人
- 対話と愛によって人は変われると信じている人(二十代以上)
- 家族の形の亜タイプを見たい方
- 無言の圧に耐えられる方
葛城事件 を残念ながらお勧めできない人
- 対話と愛によって人は変われると信じている人。(二十代以下)
- 殺傷シーンが見たいだけの人。
- ハッピーエンド絶対主義者
キャラクターと俳優
葛城清 - 三浦友和さん
最後は死のうとしたけど失敗して、ご飯を食べなおし始めました。
家族が崩壊したら(本当はずいぶん前に崩壊していましたが)もう生きるのも死ぬのも大して変わらない。
葛城伸子 - 南果歩さん
父ちゃんの圧力を直接受けていた人。
葛城保 - 新井浩文さん
奥様に何も言えなかったのは、父ちゃんの強引(と母ちゃんの従順)に押し付けられた価値観からですね。実家を出て自分の家族を得ましたが、父ちゃんの呪縛から逃れることができませんでした。
話をつながなくちゃいけないというシナリオの都合かもしれませんが、母ちゃんの逃げた先を父ちゃんに教えるってのはどういうこったい。
葛城稔 - 若葉竜也さん
「兄ちゃんが社会とうまくやれないなら、俺なんかもっとダメじゃん」で自暴自棄になった。という、多角面からの思考は持ち合わせてないだろうなぁ。
星野順子 - 田中麗奈さん
物語のフック。彼女の理想は何も変えられませんでした。弟さんも父ちゃんも。
その他
評判
3.46/5.0 (yahoo映画 2018/08/17)
結局は何も変わらなかったので、「わからなかった」人が多数。
田中麗奈さんは言葉に対して行動や熱量が追い付いていないため「深堀してほしかった」との評もあります。
私は、田中麗奈さんの口先だけ程度の熱量を「世間そのもの」と感じたんだろうな。
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監督:-赤堀雅秋さん-
脚本:-赤堀雅秋さん-
俳優:-三浦友和さん- -南果歩さん- -新井浩文さん- -若葉竜也さん- -田中麗奈さん-
葛城事件 2/2 田中麗奈さんを通した 父ちゃんと弟さんの姿。
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