こんにちは。フレデリカです。
上の画像なんですが、オープニングで出てきました。
「一」が太字になって、次に「二」が太字になりました。
そのままナビに沿って読んでいけばいいやと思ってました。
まさか、「三」が太字になった後に消えていくとは思わなかったよ。四と五を読めなかったよ。(すぐに劇中で説明してもらったけど。)
コーヒーが冷めないうちに - 作品情報
作品情報
- キャスト:有村架純さん、波瑠さん、 深水元基さん、吉田羊さん、松重豊さん 石田ゆり子さん
- 監督:塚原あゆ子さん
- 脚本:奥寺佐渡子さん
- 公開日:2018.09.21
- ジャンル:人生・日常
- 上演時間:117分
- レーティング:なし
公式HP
あらすじ&鑑賞前感想
今日も不思議な噂を聞いた客や常連客がこの喫茶店に訪れる。噂を怪しみながらもやって来た三十路前のキャリアウーマン・清川二美子(波瑠)、なにか訳ありそうな常連客の高竹佳代(薬師丸ひろ子)と房木康徳(松重豊)、なぜか妹から逃げ回る平井八絵子(吉田羊)、過去に戻れる席にいつも座っている先客・謎の女(石田ゆり子)。時田数(有村架純)に想いを寄せはじめる新谷亮介(健太郎)。過去に戻れるコーヒーを唯一淹れることができる数も、そんな亮介に導かれ、自分自身の秘められた過去に向き合っていく――。家族と、愛と、後悔の物語。
監督は塚原あゆ子さん。TBSのドラマの世界で生きてきて、映画を監督するのは初なんですね。
原作は舞台の世界で幾度も再演されて初めての映画化。
ストーリーはしっかりしてるってことかな?でも舞台のテンションと臨場感を映画に持ってくるって難しいよね。最近、それに大成功した映画があったけど。
www.frederica-movie-review.com
呼び込みが「4回泣けます。」4つのオムニバスか、3つの話+店員の有村架純さんの話ですね。
あ、塚原あゆ子さん、私と同郷だ。といっても市町村合併ででっかくなったから、同郷の中でどの地区かはようわからんけど。
告知PV
ここから先は コーヒーが冷めないうちに の感想です。ネタバレしてます!!
コーヒーが冷めないうちに - キャラクターと俳優
有村架純さんとその座った人たち
時田数 - 有村架純さん
超常現象の水先案内人としての超然とした人物像から、普通の女性になっていく流れは見事でした。
ところで妊婦さんがあんなに走っちゃだめだと思うし、旦那は川っぺりじゃなくて喫茶店にいてもいいと思うぞ。
映画には全く関係ありませんが、有村架純さんのお姉ちゃんの苦悩。
千鳥ノブさん有村藍里さんにもちゃんとした対応しようぜ… #キングちゃん pic.twitter.com/K77WAhzowW
— どざいもんた (@dozaimonta) January 2, 2018
清川二美子 - 波瑠さん
4つのうち、最初の「恋人」
超常現象の説明フェーズ。自分のことしか考えてない彼女のペースにムカつきました。説明をタンタンタンと済ませてくれたので、ありがたかったけどね。
閉店間際に店を出た後、店前でうろうろしながらラインしてねーで早く帰れや。
房木康徳 - 松重豊さん
4つのうち、二つ目の「夫婦」
座ったのが旦那さんの方で少し驚いた。
「私は三年後には、すべてを忘れちゃうからこそ戻ってきたんでしょ?」と言わずに「嘘が下手ね」「違う、そうじゃない」で会話しているのが切ない。
↑ これって物語のラストに持ってきてもいいほどの展開だと思うんですが、二つ目に持ってきたので、さらに奥深い物語が見れるのかと期待値が上がりました。
平井八絵子 - 吉田羊さん
4つのうち、三つ目の「姉妹」
身内といっていいほどの常連客の平井さん。弱さを見せながらも胸を張ったカッコよさがよかった。ま、なぜこの喫茶店に平井さんがよく出入りしているのを妹さんが知っているのかは置いといて。(平井さんが妹に自分のテリトリーを紹介するとは思えない)
ただ一つ違和感があるのは、妹さんからの手紙を持って帰らなかったこと。スナックを一人で経営している人は、手紙なんて重いものの処分を頼まれた他人の重圧に思い当たらないわけがないんだけど。持って帰って見ずに放置の方が飲み込みやすいんだけど。
夏服の女 - 石田ゆり子さん
4つのうち、4つ目の「親子」
数は見守ってくれていることを感謝していました。ですが落ち着いた後、「私がお母さんを縛っている」ってことになっちゃいそうけどね。、、、あ、だからこそラストでお母さんはいなくなっていたのか。数がもう大丈夫なことが分かったから。
コーヒーが冷めないうちに - ネタバレ感想-
数が変わっていく速度と姿がよかったです。
昨日見た「食べる女」よりも面白かった。一番の違いは、軸の人(有村架純さんと小泉今日子さん)のエピソードがあるかないか。
数が大学祭に訪れたのは驚きました。数の世界はあの喫茶店で閉じていて喫茶店から出れないものだと思ってたよ。
そこから数が外にいる描写が多くなり、キスして、朝を迎えて、赤ちゃんができる。
それと同時進行に新谷くん(伊藤健太郎さん)も時田家の宿命を深く知っていくことになる。両者によって、近寄りがたい特殊な人間だった数が当たり前の感情を持つ普通の女性なんだと、観客の意識が変わっていく。
そのバランスがすごく良かったんですよね。すんなり私の中に入ってきました。最後のエピソードに向けての盛り上げ度の右肩上がり感が65°ぐらいの心地よい角度でした。
欲を言えば、各エピソードが数の成長の糧になっててくれると嬉しかったんですけどね、数の成長と各エピソードは同時軸だったけど全くの別件だったね。
映画と舞台の違い
目の前で生の人間が演じる舞台と映画では臨場感が違います。受け取る情報量も違う。
舞台では生の人間が訴えかけてくるので、主題以外は気にならなくなることも多いんですけどね、、、、、。
時田家の話をここまで深堀してくれるなら、数の母が席を離れる理由とどこへ行くのかは解決してほしかった。
数の様子や思いを感じて、席を外している様子はなかったんですよね。どこで何をしているかもわからなかったし。
本筋とは少しずれているのはわかってる。舞台なら目の前の状況に圧倒されて気にならなかったんだろうけど、映画だと気になってしまいました。
コーヒーが冷めないうちに のクライマックスで母に会う数
お母さんがコーヒーを飲み切ってもお母さんが元に戻れなかったのは、つらかったですね。
映画冒頭の数ならその場にとどまることを選んだでしょう。数が戻る決意ができたのは、新谷くんという存在のおかげ。
だからこそお母さんは安心して喫茶店に現れなくなったのかもね。
コーヒーが冷めないうちにのベストシーン
映画のキモ
数が戻る決意をした瞬間。
4エピソードとも戻るためにコーヒーを飲み干した瞬間が肝ですね。全員、ルールだから飲み干したのではなく、戻る理由があるからこそ飲み干しました。
冗談
猫に話しかけているのを数に見られちゃった新谷くん
私も猫を見かけると「にゃー」と声を掛けます(マジ)。あの瞬間を人に見られてた新谷君の恥ずかしさったらないよね。
きれい・かわいい・色っぽい
お母さんとあった後、川辺で新谷くんを見つけて数は抱きつきます。
その時に、新谷くんの首筋にぴったりとくっつく有村架純さんのほっぺ
その密着っぷりが色っぽかった。
他には
一緒のベットに寝ているときに、寝ている新谷くんのむねに載っている有村架純さんのグーにしている手。
コーヒーが冷めないうちに の評判
3.56/5.0 (yahoo映画 2018/10/15)
悪くはない。でも「4回泣けます」はハードル上げすぎ。
その他
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監督:-塚原あゆ子さん-
脚本:-奥寺佐渡子さん-
俳優:-有村架純さん- -伊藤健太郎さん- -波瑠さん- -林遣都さん- -深水元基さん- -松本若菜さん- -薬師丸ひろ子さん- -吉田羊さん- -松重豊さん- -石田ゆり子さん-