隠れているときにゾンビが目の前に来たけど、襲われずにゾンビが立ち去ったシーン。なぜ襲わなかったかは解説されずに謎とままとされるもんだと思いながら見てました。最初に見たときにそれほど不自然だったんです。
こんにちは。フレデリカです。
カメラを止めるな! 作品情報
- カメラを止めるな! 作品情報
- カメラを止めるな! の3つのポイント
- 全体感想- 評価:80/100
- 前情報を入れない方がいい理由
- 私と隣のお姉さんの感じているものの違い
- カメラを止めるな!のちょっと残念だったところ
- カメラを止めるな!の類似作品
- カメラを止めるな!のクライマックス。屋上で女優がずっと叫んでいる5分(体感時間)の裏側。
- カメラを止めるな! のベストシーン
- キャスト:濱津隆之さん 真魚さん 左右田陽菜さん しゅはまはるみさん 秋山ゆずきさん 長屋和彰さん 細井学さん 市原洋さん 山﨑俊太郎さん 大沢真一郎さん 竹原芳子さん 吉田美紀さん 合田純奈さん 浅森咲希奈さん 山口友和さん 藤村拓矢さん イワゴウサトシさん 高橋恭子さん 生見司織さん
- 監督:上田慎一郎さん
- 脚本:上田慎一郎さん
- 公開日:2018.06.23
- ジャンル:人生・日常
- 上演時間:96分
- レーティング:なし
カメラを止めるな(1/2)
www.frederica-movie-review.com
カメラを止めるな! の3つのポイント
- ゾンビモノとしてはB級、、、、いや、C級レベル。それほどご都合主義
- あのグダグダはなんだ
- クオリティを考えるのは始める前と終わった後にすること。事態が動き始めたら嘘だろうと本当だろうと成立させなければならぬ。つまりはタイトル。
全体感想- 評価:80/100
気のよさそうな監督と奥さんの突然の迫力!それに対する説得力として先に娘さんを暴れさせていた脚本の腕!
そこまでいわゆる”大人”をやっていたのに、二人とも突然に暴走し始めました(笑)。でもその暴走が無理を感じなかったのは、娘さんの無駄な情熱でした。完璧の目指し方や熱中の仕方は親譲りだったんですね(特に奥さんの方)
流れに無理なくずっと笑っていられました。奥さんのはっちゃけぶりが大好き♪
前情報を入れない方がいい理由
好評ですが、前情報を入れない方がいい理由は、映画の中でハードルの上げ下げをちゃんとやってくれます。私の場合は冒頭の三十分でこんな感じでハードルを下げました。
- 外で大きな音がした後の3人の無駄話は、、、、、現実逃避する現実味が出たかなぁ、、、ギリギリ。
- 奥に座っている丸坊主は何なんだ!画面に見切れているのに、誰も話しかけないぞ!
- 監督がゾンビになっていない理屈が通ってないなぁ
- ゾンビの数がわかっている(廃墟なのでスタッフのゾンビ化以外は増えない)は新しいっちゃ新しいかなぁ。
- 制作費の問題なんだろうけど、車まで行ったのに、なんでまた建物の中に戻るのさ!
- カメラワークが古くない?
- 屋上で女優さん単体での怯えているシーン長すぎません?そっちよりも彼氏さんがメイクさんと戦っているシーンを映した方がよくない?技術的な(演技的な?)限界があるのかもしれないけどさ。
- これ、ひょっとして全員で女優さんをだまして怯えている顔を引き釣り出すっていうどっきりテイストの話なの?、、、あれ?女優さんが彼氏役の頭を飛ばしちゃった!
- 隠れていた倉庫を出たときに拾った「こんなところに斧が。ついてるわ」はセリフも状況としておかしいだろ!
- これだけ狭い世界なら、ゾンビになった理由が出てきてもいいだろ。根本を断つところまでいかないと物語として成り立たないよ!
冒頭30分を見た評価:この映画はB級のゾンビ映画。
全体としてはB級だけど、心に突き刺さるシーンが一つあるんだろ、狙っているのか、偶然の産物なのかわからないけど。
絵柄もストーリーも古い感じの映画。見事にはまりました。
公式ページにあるこの説明は見ない方がいいけど、んじゃどうやって客寄せすればいいのかわからないというジレンマ
とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。そんな中、撮影隊に本物のゾンビが襲いかかる!大喜びで撮影を続ける監督、次々とゾンビ化していく撮影隊の面々。映画史をぬり変えるワンカットゾンビサバイバル!……を撮ったヤツらの話。
私はタイトル画像につられてゾンビ映画として見に行きました(笑)
私と隣のお姉さんの感じているものの違い
後半で改めて撮影シーンが始まると、隣のお姉さん(大学生?)は笑いっぱなしでした。ドタバタが面白かったんでしょうね。
多分、私は少し違ったかも。どんな仕事でも「失敗できないタイミング」というものがあります。どんだけ周到に用意しようとも不測の事態が起きて、その場にいる人たちの経験から生まれる知恵とアイディアだけで乗り切らなくちゃいけないんですよ。
俺もリリースの時に死ぬ気になって調整して世の中に送り出したサービスがあるなぁと思いながら見てました。
娘さんや劇中の彼氏くんの言っていることは計画会や反省会という本番の前後で話し合うことですよ。
彼女が働き始めて、もう一度この映画を見たとき、もう一つ深みのある感じで笑うんでしょうね。
カメラを止めるな!のちょっと残念だったところ
クレーンが壊れて劇中劇の最後を変更しなくちゃいけなくなった時、監督さんがサクッとプロデューサーの案に折れました。とつぜん彼の芸風「早い安い質はそこそこ」に戻りました。もう少し現場のテンションのまま粘ってくれた方がうれしかったかも。
カメラを止めるな!の類似作品
好きな映画であり三谷幸喜さんの絶好調時代の作品。でもカメラを止めるなの方が好き
一つの道筋があって、それを成立させるという意味では同じ路線
冒頭が劇中劇の映画。
www.frederica-movie-review.com
カメラを止めるな!のクライマックス。屋上で女優がずっと叫んでいる5分(体感時間)の裏側。
冒頭で私が「所詮B級映画。インパクトが一発あるだけかな?」と思ったシーンでした。うらであんなことが!!
カメラを止めるな! のベストシーン
映画のキモ
生放送が始まってすぐの女優に監督が怒鳴るシーン。
最初に見たシーンってだけでなく、見ている方の気持ちが切り替わりました。見事でした。カタルシスも感じられたし、気持ちよかったです。
冗談
ゾンビチャンネルの社長のいい加減さ
それと主人公俳優さんがぶたれた時の
「おやじにもぶたれたことないんだ!」
場内大爆笑でした。まだ、ガンダムネタはいけるの?それとも作品のテイストがどうとか言っていたやつが言い出したから普通に笑っただけ?
きれい・かわいい・色っぽい
秋山ゆずきさんの撮影の入る前と後のギャップ。きれいな格好の「よろしくでーす」と白T短パンに返り血を浴びまくっている姿。血糊で乳首が透けちゃってないかい?と思いながら見てました。
秋山ゆずきさんにとって一番難しかったのは
冒頭の「恋人が襲ってきたシーン」(余裕)と
クライマックスの「恋人が襲ってきたシーン」(必死)の演じ分けでしょうね。
劇中で監督に怒られてからの余裕のなさは見事でした。
劇中で彼女がパニクッってたのはゾンビ映画としての演技ではなく、監督への怯えですね。