原子力はその時代時代で未来を照らす象徴でした。311が起こるまでは。
311の地震を生き残った者、亡くなったもの、現地にいなかった者。
ネタバレです。
草野英雄
ウラン採掘は日本がアメリカに勝つための切り札でした。その作戦が破たんして自分らの労働が無に帰して、担当していた上司は戦争未亡人の母を捨て、東電に就職。
だから東電に土地は売らない。原発と国に踊らされた男の最後の意地でした。
最後は母と同じく自殺。
草野愛子
夏樹陽子さん、奇麗でした。和服と洋服も色っぽかったなぁ。
今は幸せな平穏な家のおばあちゃんだけど、父を見て、権力と戦うような道ばかりを選んできたという愛子。
一生懸命生きてきました。その魂は孫娘の怜にうまく伝わっていませんでした。しかし311の混乱の中で人を救い、魂は正しく怜に伝わったような気がします。
西山 怜
最初のおっぱい丸出しの全裸シーンは驚いたし目が覚めたけど必要だった?下着から服を着始めて「私16歳なの」から始めてもいいような。。。。
ちょっと困ればいいと思ってただけなのに祖母を殺してしまい、自分を傷つけ自戒し、311を忘れていく街の人たちに鉄槌を下さなくちゃいけないと暴走する。その思いは沢田が受け止めてくれたけど、気分は晴れない。
祖母が311の中で人助けをしていたことを知り、自分の潔癖さと祖母の深さの差に圧倒されます。
ホルンで全ての時代をつなぎました。過去の全てをつなげて明日へ。いい締め方でした。
沢田
どこまでが本当でどこまでが嘘か分からない男。怜とはそんな軽い関係。現地にいなかった者の象徴ですね。自分がやらなくちゃと思ったからこそ枯葉を巻いたし警察でどんなに説教されても言い訳しませんでした。
311直後、私も含め、日本人全員が「何かしなくちゃ!」と思いました。
その記憶は風化しちゃいけないですね。
トークショー
私が見たのは7/6の16:00。廣木隆一さん×鍋島淳裕さん×小林三四郎さん
撮影現場は津波直撃の場所だったので「罰上がりが!」って声も上がったそうです。
今は復興して姿かたちは変わっているそうです。
個人的には7/11の「3.11ものは娯楽映画足りうるか?」も聞いてみたかったな。どんな話をするんだろう。