約束のネバーランド
作品情報と鑑賞前感想
the-promised-neverland-movie.jp
- キャスト:浜辺美波さん 城桧吏さん 板垣李光人さん 柴崎楓雅さん 渡辺直美さん 北川景子さん 山時聡真さん 安藤美優さん
- 監督:平川雄一朗さん
- 脚本:後藤法子さん
- ジャンル:テレビ会社製作
- 上演時間:119分
- レーティング: G
あらすじ&鑑賞前感想
幸せに満ち溢れた楽園のような孤児院「グレイス=フィールドハウス」。そこで暮らす孤児たちは、母親代わりでみんなから“ママ”と呼ばれているイザベラのもと、里親に引き取られる年齢になる日を待ちわびていた。エマ(浜辺美波)、レイ(城桧吏)、ノーマン(板垣李光人)の3人も、いつか外の世界で暮らすことで、より幸せな日々がやってくると信じていた、“その日”がくるまでは…。
監督は平川雄一郎さん。近々では「記憶屋 あなたを忘れない」。おー、俺は好きだったけど、酷評されまくった「記憶屋」ですか。
私は好きですよ。
www.frederica-movie-review.com
他には
私とは相性がいい監督さんですね。
ここから先は 約束のネバーランド の感想です。ネタバレしてます!!
約束のネバーランド - ネタバレ感想 ( 85 / 100 )
先に言っておきたいのは、原作のパワーと週刊少年ジャンプの世界観がすごいです。
孤児院の子たちの演技力は年相応です。ですが、ほかのものがすごすぎて多少のことは吹き飛ばせます。
キャラクターと俳優
エマ - 浜辺美波さん
感情豊かですべてを救いたい。まっすぐに少年誌の主人公でした。
ガンダムのアムロあたりから始まってエヴァンゲリオンのシンジで極まった陰キャの主人公はブームが去ったんですかね。
鬼滅の刃の炭次郎もまっすぐな主人公だし。
浜辺美波さんはさすがの演技力でした。場面ごとに演技レベルを変えていたかも。孤児院の子たちとのシーンは妙に舞台がかってました。
ノーマン - 板垣李光人さん
物語の世界観と年下の子たちとばっかりいるので、演技はそれほどのおかしさは目立ちませんでした。中盤に渡辺直美さんがギャグに寄っているような大げさな演技をしてくれているのもあって、画面に出ている役者の演技レベルがそろっています。なので、気になりませんでした。
ま、うまいとは言えませんが。
レイ - 城桧吏さん
物語の世界観と年下の子たちとばっかりいるので、演技はそれほどのおかしさは目立ちませんでした。中盤に渡辺直美さんがギャグに寄っているような大げさな演技をしてくれているのもあって、画面に出ている役者の演技レベルがそろっています。なので、気になりませんでした。
ま、うまいとは言えませんが。
、、、、と言いたいんですけどね、、、、。その場面の様々な追い風を受けててもダメでした。
初めての演技だったんですかね、、、、、え?万引き家族の主演の子?
www.frederica-movie-review.com
どう考えるべきだろう?万引き家族がよかったのか、今回のキャラ作りを間違えたのか。
イザベラ - 北川景子さん
一人で世界観を作っていた人。
ラスボス感も母親感も確かにありました。
周囲を固める方々
クローネ - 渡辺直美さん
退場した時は「何しに出てきたんだ?」と思った人。漫画なら長期連載によくある中ボスなんだけど、映画としては冗長になるだけだと思いました。
ですが、いろいろとジョイントした人です。彼女のおかげで本作が成立したといっても過言ではない。
- 大げさすぎる演技で子役の演技力をごまかす
- この世界の世界観の説明
- 最後にママが一緒に行けないのは、同じように爆弾が埋め込まれているから(←最重要)
- フクロウのホログラムが表示されるボールペンを置いていく。(整合性や意味はない。だってクローネもそんなアイテムをゲットする入手経路があるとは思えないもん。けどラストにエマが希望を持たせるアイテムでした。)
ドン - 山時聡真さん、ギルダ - 安藤美優さん
それほど活躍しないけど、活躍しないのが役目の人たち。エマたちが動けないときの裏の仕掛けを全て実行することで物語に奥行きができました。
個人的には、逆シャアにケーラやレズンがいたことで両軍の幅や奥行きができたのと同じなんだけど、誰にも伝わらないだろうな。
物語の感想
圧倒的な原作のパワーを感じました。
フジテレビさんの映画なのでなめてかかったんですけどね。緊迫感がよかったです。
重箱の隅を楊枝でほじくりますが、発信機の受信機をドラゴンボールレーダーみたいなサイズにできるほど技術が発展しているなら、屋敷のあらゆるところに盗聴器と監視カメラがあるんじゃないかなと思った。
人間が家畜
ライトだとしてもアニメオタクなら本作に接した瞬間にこのセリフが脳裏に浮かぶはずです
魔法少女まどか☆マドカ キュゥべえ
「彼らは人間の糧になることを前提に、生存競争から保護され、淘汰されることなく繁殖している」
「牛も豚も鶏(とり)も、他の野生動物に比べれば、種としての繁殖ぶりは圧倒的だ」
「君たちは皆(みな)、理想的な共栄関係にあるじゃないか」
大きな施設が牧場で通う生徒を家畜に例える作品は多いですが、人間を家畜そのものにしたのは多くないですね。私が覚えている限り「男の子牧場」以来ですよ。
演出的には逃せなかったんでしょうが、普通に考えれば出荷の時は眠らせた後に注射か何かでの安楽死ですよね。
ママを殴っちゃうとバトルマンガにシフトしちゃうのかなー
前半のメインは「ママの目を欺いたまま計画を進める」です。
本作ではエマたちははっきりとママがこちらのたくらみに気付いている態で進めていますが、原作ではもうちょっと隠れてたんじゃないかなぁ。
そしたら中盤の「飼育監と家畜として話がしたい」にインパクトが乗せられると思うんですよねー。
ママが敵か味方かわからない。敵だとまずいから大好きなママに思っていることを話せない。信じたいけど信じられない、、、、、の果てで事実確定の「飼育監と家畜として話がしたい」があったら震えたような気がする。
レイのバックボーンがあるからこの展開にするには色々難しいと思うけどね。
ところであの段階でママをやっちまえばよかったんじゃないの?大人の女性対中学生3人ならいけるんじゃない?でもママを殴っちゃうとママに反撃されて制圧されるようにもってくしかない。つまり、ジャンプ特有のバトル漫画路線になっちゃうから殴るわけにはいかなかったんですかねー。
ミネルバまでは到達できなかったね
フクロウがキーワードとして出てきたけど、劇中ではうまく機能しませんでした。原作では、この後にミネルヴァ探訪編が続くそうです。
ちょっと2作目を期待している自分がいますが、ママも退場しちゃったし「家畜としての子供」って設定が薄くなっていくから同じ盛り上がりは難しいんだろうな。
浜辺美波さんVS北川景子さんのタイマンは圧巻
壁の上での浜辺美波さんVS北川景子さんのタイマン勝負は見ごたえがありました。立場的にはレイが割って入ってもおかしかくなかったんですが、このタイマン勝負に城桧吏さんは入っちゃいけねーよ。
追い詰める浜辺美波さんと自分の思いを否定し続ける北川景子さん。見事でした。
約束のネバーランド のベストシーン
映画のキモ
肝というか残念なところ
ママが「飼育監と家畜」として話がしたいといったシーン
見終わった後に思えば、 そこまでの緊迫感(ハラの探り合い)と、そこからの緊迫感(脱出に向けて)が大きく変わるはずなんですが、それほどのインパクトはなく流れちゃったんですよね。
原作なら見開きのページになっているんじゃないかな。
冗談
渡辺直美さんの動き全般
色々と映画を成立させるために必要なホラー的なギャグ演技でした。
きれい・かわいい・色っぽい
いかなる時に凛としている北川景子さん
孤児たちのわちゃわちゃ感や演技レベルの低さや渡辺直美さんが作り出すホラー的なコミカルさの中で真面目な顔を崩さない北川景子さんがきれいでした。
このきれいな人が、家に帰るとグワシみたいな手をして「ウィッシュ!!」 とハイテンション叫ぶのが旦那なんだぜ?信じられるかい!?
タグと評判
タイトル:-約束のネバーランド-
監督:-平川雄一朗さん-
脚本:-後藤法子さん-
俳優:-浜辺美波さん- -城桧吏さん- -板垣李光人さん- -柴崎楓雅さん- -渡辺直美さん- -北川景子さん- -山時聡真さん- -安藤美優さん-
約束のネバーランド の評判
2.81/5.0 (yahoo映画 2020/12/19)
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私のこと
机が壊れて、奥行き40cm、ちょい高すぎる高さの机で書いてます。ブログを書いたり仕事をしたりはできないことはないですが、集中しずらい。
ニトリでひとめぼれした机が来るのは3週間後。ちょっとつらいなあ