面白かったかどうかはともかく、この小説を読んで決めたことがあります。
美術品は絶対に集めない。
魑魅魍魎が多すぎだ!
お話が面白いというよりは、だましのテクニックをお話に乗せて紹介って感じでした。
ほとんどが「ああ、あいつにだまされたのか」で終わります。逆襲してスカっとするとかはないです。
唐獅子硝子
この本のルールがわからずに読みましたが、尻切れトンボ感満載。商売がうまくいかなかったのはわかったし、現実で商売していたらこんなことがあるのもわかりますが、、、、。
離れ折り紙
表題作。詐欺師に振り回された話。どうにか四割だけ取り返した。
雨後の筍
版画の詐欺り方。プロが見てだまされるんじゃ私では太刀打ちできないですよ
不二万丈
一番面白かった。けど結局は、主人公が苦労して苦労したのに、相手のほうが要領がよく儲けちゃった話。
老松ぼっくり
美術商界とはまた違った詐欺り方があって、そちらは回避。
紫金末
詐欺サイクルにきれいに騙されました。
何かを血迷って美術品を購入することがあったら、自分の目で見た時に、感動したものを買います。それが本物だろうが偽物だろうが、私にはしっくり来たものってことなので。(美術品で商売している人はこうはいかないでしょうが)