私が見た感想です。あれ見たよ編ではありません。
解説が入っててやっとわかったこと
「戦争から生還して、人生の生きがいを失っていたルーク」。時代的なことかな、その動機づけがわからなかったから、ルークの行動原理がわからずにもやもやしました。駐車柱を壊していたのも脱獄を繰り返していたのも、目の前にやることができたからだね。結果がどうだろうと関係ない。脱獄がうまくいこうと行かなかろうと関係ない。時間をつぶせる何かがめのまえにあった。それだけ。
戦争から帰還したあとの抜け殻感を私はうまくくみ取れてませんでした。
ところで邦題の意味が分かんない。
ここ見てポイント
1.「お前にはコミュニケーションがまったくできていない」×3
物語途中で神様を否定して、最後に神様に答えを求めて、教会の天井を見上げる。結局ルークは心にぽっかりと空いた穴を埋めることができませんでした。それを認めたときに銃で撃たれてしまう。心酔して慕ってくれる仲間もいましたが、彼の渇きは癒されませんでしたね。
2.一時間で堅ゆで卵を50個食べられるか?のシーン
見ているときはここ見てポイントに挙げるほどのものかと思いましたが、その後の三度の脱獄につながるシーンですね。
目の前にある強烈な暇つぶしをやってみようってシーンです。ピーターさんが言っていたギャンブル気質とは少し違うような気がするなぁ。
獄中の暇つぶし(ゆで卵50個食べる)から、おふくろさんが亡くなって、暇つぶしに歯止めがなくなり脱獄へ。
二度目の脱獄の時、子供二人をうまいこと挑発して斧とチリパウダーをもってこさせてますね。あのシーン好きです。子供がなんで泣いちゃったのかよくわからなかったけど。(自分で斧を使いたかったのにルークが奪ったから?)
3.ポールニューマンの笑顔
教会で窓際に酔ったときの笑顔が印象的でした。神様がいようがいなかろうがどっちでもいいけど、「こんなもんだよな」っていう諦観の笑顔。
ドラッグラインがルークは笑ってたと思い出を語りました。似てる?というかインスパイア?
最終回で亡くなったアカギのことを笑っていたと思い出す二人
公開当時、戦争に行った方々からは大きな共感を呼んだのだと思います。残念ながら私は解説を見るまで分かりませんでした。
この映画が
時代を映す映画としては私がわからないのは正しい。
恒久的な映画ならば、ちょっと悔しい