前田敦子さんの映画。私にとってはあっちゃんの映画とは、もらとりあむタマ子です。(下のほうにリンクを張ってあるのでよかったら見てください)
もらとりあむタマ子ほどの面白さはなかった。あっちゃんがほとんど出てこない。
メニューに人物相関図が載っています。あまりややこしくはないと思いますが、”こいつ誰だっけ?”と思ったら見てみるのも手かもしれません。
どうでもいい混乱
そこは花園神社という歌舞伎町やその隣のゴールデン街という飲み屋街の近くにある神社です。私にとっては馴染み深い神社です。ゴールデン街で飲みすぎて花園神社で寝たこともあります(今はできないけどね)
そんなわけで花園神社の境内を完璧に把握しているんですが、染谷さんの歩いて行ったほうにそんなに長いストロークはない!あれ?彼はどっちを向いてたんだ?でもあっちゃんが向いている方向はやっぱり考えている通りだから、染谷さんが歩いて行った先はすぐに階段のはずなんだけど!!
実際の間取りと映画の演出は関係ないですね。無駄なことに混乱してしまいました。
一個一個のエピソードはよくある話で浅い
歌舞伎町のラブホテルで発生する悲喜こもごもという感じの触れ込みでしたが、歌舞伎町もラブホテルも舞台装置としてあまり有意義に使いこなしてなくないかい?
染谷さんのほうは動きがあったけど、前田敦子さんはほぼ動きなし。
浅い話のオムニバスだったから最後は歌で終わらないと閉まらなかった気もします。そのための前田さんかなぁ。
主人公一人目。イ・ヘナ(イ・ウンウさん)
彼女は優しい娘ですね。デリヘル嬢は親に言えない闇側の商売ですし、その辺の事情に疎い清い方々は、おどろおどろしい世界に見えてると思います。けど、ちゃんと人間関係があって仲間意識も仲間を思いやりもあります。クスリをやって乱暴してくる客が落ち着いたら、改めて相手をしてあげる優しさ。
この映画の日常フェーズもそんな感じでした。
そのやさしさの描写があるからこそ、最後の客で、目隠しをするってのを受け入れることになるかもしれませんが、、、、、デリヘル嬢が目隠しするなんてありえないでしょう。さらに、目隠ししたところで、彼氏の声が分からないわけがない。
二人でお風呂に入るシーンがすごくよかったんですが、そこまでの流れに無理があって残念。彼氏とわかったからこそ目隠しを受け入れたってこと?
主人公二人目。鈴木里美(南果歩さん)
子供が使っていた中学校指定ジャージみたいのを着てましたが、子供はいない設定だったよね(笑) ま、それはいいとして
隣のホテルにパトカーが来た時に逃げるかと思いました。今思うと逃げちゃってもよかったかも。これからも数年潜伏しなくちゃいけないんだったら、過剰反応しちゃまずいし様子見してもいいけど、残り数時間。過剰反応して100万が1の可能性を回避しようとしてもよかったんじゃない?
彼女の喜怒哀楽が見てて楽しかったです。
逃げ出した後の必死感、自転車をもらえた時の興奮、旦那と会えた時の安心感。それらを全部開放できた 00:00。
よかったね。見る人のπの大きい映画なら「罪人は罰を受けなくてはならない」という結論にもっていかなくてはいけないと思いますが、そこはミニシアター。時効が来た解放感を共有できたのが楽しかった。
客寄せ一人目。前田敦子さん
本当に締めのためだけに出てきただけでした。
〆の歌ですが、前田敦子さんのスペックをちょっと越えちゃってたね。泣きながら歌う、は難度高いよね。 グダグダ感がちょっと出ちゃってました。
客寄せ二人目。染谷将太さん
すごくよく言えばZガンダムのカミーユ。いろいろありすぎて飽和し、歌舞伎町(現実)がイヤになって田舎に帰った人。
一見、主人公だったり狂言回し的に見えますが、こっちも話をまとめるために出てきた人でした。
おっぱい
ミニシアターで舞台がラブホテルなので容赦なくおっぱいが出てきます。
私が好きなのは 河井青葉さんの裸。きれいでした。
そのあとの「きれいなお母さん」として子供と歩いているギャップ。
「きれいなお母さん」が先に来て、次に濡れ場だと、より興奮したかもだけど、差し込むタイミングはないか。この順番だと普通の演出だし、普通なら無理やり差し込む必要はないかもね。
みんなの 『さよなら歌舞伎町』の評価
あっちゃん目的で見ると不完全燃焼。
そうじゃないと楽しい映画。
結構好きなDVDです。
私にとって高い評価の映画じゃないのに記事のサクセスは多い記事