こんにちは。フレデリカです。未成年だけどコドモじゃない を見てきました。客席から聞こえるビニールをくしゃくしゃいじる音(たぶん無意識の癖)が、うるさいと思うぐらいに面白かったよ。
未成年だけどコドモじゃない - 作品情報
作品情報
- キャスト:中島健人さん 平祐奈さん 知念侑李さん 山本舞香さん 高嶋政宏さん シルビア・グラブさん 生田智子さん 村上新悟さん
- 監督:英勉さん
- 脚本:保木本佳子さん
- 公開日:2017.12.23
- ジャンル:青春
- 上演時間:105分
- レーティング:なし
公式HP
あらすじ
何不自由なく育てられたお嬢様・折山香琳(平祐奈)が16歳の誕生日に両親からプレゼントされたのは“結婚”!しかも、親の決めた結婚相手は、香琳の初恋の相手で学校イチのイケメン・鶴木尚(中島健人)だった!幸せな結婚生活を夢見る香琳…しかし、現実は甘くない!結婚した途端に、学校では決して見せない冷たい表情で尚が言い放った言葉。「お前みたいな女、大っ嫌いなんだよな」
この結婚は尚にとって、折山家の経済力を目的とした“愛のない”結婚だったのだ。しかも結婚していることは、学校では2人だけの秘密にしなければならない。
監督は英勉さん。乃木坂46のフロントを集めた映画を任された人ですね。映画としての内容や奥深さはともかく乃木坂46の面々をきれいにかわいく撮ってました。
前回は綺麗なねーちゃんでしたが、今回はかっこいいおにーちゃんをかっこよく撮ることに挑戦です。ここで実績を作ると俳優フィーチャー映画を作るときに引っ張りだこになれそうな気がする。
、、、と言ったわけで、内容は期待してないです。かっこいい人がかっこよく、かわいい人が可愛く。それを見に行ってきます。
告知PV
TOHOシネマの「未成年だけどコドモじゃない」には、ジャニーズの二人の写真は乗ってません。平祐奈さんばっかり。やっぱ肖像権的なものは厳しいですね、ジャニーズさん。
PVにはたくさん出てきてました。最初は平祐奈さんばっかりなので、PVにさえ規制を入れるのかと思いましたが、後半はジャニーズさん二人ばっかりでした。
この短い時間で、視聴者と平祐奈さんをリンクさせ、「平祐奈さんがジャニーズに迫られている=私がジャニーズさんに迫られている」の構図を作ったってこと?そりゃ基本手法に長尺短尺の区別はないだろうけど、、、すげえな。
未成年だけどコドモじゃない - ネタバレ感想- 評価:70/100
「わたしにそっくり! 」から入って、尚の気持ちをつかむところまで見事でした!
数行前に書いた文章を再掲します(笑)
視聴者と平祐奈さんをリンクさせ、「平祐奈さんがジャニーズに迫られている=私がジャニーズさんに迫られている」の構図を作った
見事にこれでした。みんなが「かりんって私にそっくり!」って思うだろうなと思いました。女性がみんな持っている純粋なところを純粋培養されてますからね。
勉強は苦手、天真爛漫、ポジティブ、感情を体全体で表現する。女子の等身大の理想そのものです。んで実家はお金持ち。
ま、カリンを見たら女性の4割がマウンティングしてくると思うけどね。(カリンがマウンティングをしかけられているのに気づくかは別の話)
vs 沙綾
沙綾の絡みが必要だったか言われれば、全く必要ありません。でも入れたかったんでしょうね。面白いからではありますが、すごく趣のあるシーンだと思います。
カリンは言い放ちます。「金目当て、顔目当て、何が悪いの?」
カリンのこのセリフが好意的に感じられるってすごいですよ。本来は悪役のセリフです。
ここまででカリンのキャラ付けは完了しており、客側もしっかり飲み込んでいます。このシーンはそれを踏まえての応用編です。「うんうん、カリンはそういうだろうね」と客が自分とカリンのシンクロを強くするシーンですね。
ギャグみたいなシーンですが、それまでの展開で提示されたものが何層にも積み重ねられたお手本のようなシーンだと思いました。
一歩間違えると、「カリンみたいなバカ金持ちは生理的に受け付けない」になると思います。監督さんや演者さんをはじめとしたチームの総合力が試されるようなシーンでした。
ま、仲裁に入らずに陰から聞いていた尚はどうかと思いますけどね(笑)
コミカルな前半からのシリアスな後半へ
カリンの問題(一般常識の欠如)が解決していくスピードと
相対的に尚の問題(家庭事情・劣等感)が浮かび上がってくるスピードの
調節が見事でした。
「割れないお皿を買えばいいよ!」 全く解決していないカリンの解決案ですが、尚はカリンが真剣に自分を思ってくれているのがうれしいからこそ、踏み外させることはできないと別れを切り出しました。
コミカルからシリアスへの連携がうまくできなかったピーチガール
www.frederica-movie-review.com
俳優フィーチャー映画として
私はこの映画を俳優フィーチャー映画だと思って見始めました。そっち路線の感想。
鶴木尚 - 中島健人さん
ぶっきらぼう、Sっ気、強引なベットへ押し倒し、弱いところをカリンだけに見せる、いとおしくて頭を寄せる(江の島の海岸)
この映画のターゲット層はうっとりでしょう(笑)
折山香琳 - 平祐奈さん
冒頭のハイテンションすぎるカリンに平祐奈さんの演技がうまいか下手かという概念を飛び越えてました(笑)
後半のシリアスフェーズにも対応できたんだからめちゃくちゃ演技がうまいってことでしょうね。
この映画のターゲット層は彼女を見に来たわけではないと思いますが
オトコの私としては元気な彼女に癒されました。
海老名五十鈴 - 知念侑李さん
おいしいところを全て尚に持ってかれたりんりん。オトコの私としては不憫で仕方なかったです。なんとなくイメージが”キャンキャン吠える子犬”。それが可愛いと思う女性もいるんでしょうね。
親の金を使って恋路を邪魔したり親の部下を顎で使っています。ともすれば、嫌なやつになる役回りですが、カリンに対する一途な思いが嫌なイメージを払拭してました。(彼が嫌なやつになっていないところに、監督さんの原作リスペクトを勝手に感じてました)
聖地巡礼
たぶんここ。貧乏長屋の入り口。この奥は自転車で走りやすいいい道路です。
SE業の大人男の左脳がつつく重箱の隅
つまらない大人のつまらない整合性を気にした部分です。「こまかいことはいいんだよ!」の部分です。
- カリンが尚に惚れたシーンってサッカー部の朝練の時です。朝練から試合形式の練習なんてしないよ。しかも他校との練習試合に見えましたが、、、。
- カリンの結婚相手はすなわち後継者です。尚はスペック云々の前に、釣書は「親父が蒸発」「おふくろがキッチンドランカー(?)」です。 同窓で親友の息子だからって、入り婿に選ばないと思うぞ。
- 借金を考えると離婚は選べないでしょう。学歴が必要ないほど一芸に秀でているのならともかく、高卒と高校中退ではその後の人生の保険が違う。リンリンが立て替えた様子もないしねえ。
- カリンの親父は大富豪です。大富豪はあんなに暇じゃないと思う。
- リンリンとこの家は極道だよね。カリンの家は敬遠しそうだけど、、、。
未成年だけどコドモじゃない - 関連グッズ
主題歌 とサントラ
原作とアニメ
俳優さん
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英勉さん監督作品
鶴木尚 - 中島健人さん出演作品
折山香琳 - 平祐奈さん出演作品
海老名五十鈴 - 知念侑李さん出演作品
- 『忍びの国』感想/評価:30点/原作未読でもわかる原作無視感、、、と思っていた
- 『金メダル男』感想/評価:30点/知念侑李さんや土屋太鳳さんの劇中内ダンスなどは素敵。
- 超高速!参勤交代/知念侑李ら家臣の活躍と見どころもあり!
松井沙綾 - 山本舞香さん出演作品
折山和紀 - 高嶋政宏さん出演作品
- 『HiGH&LOW3』/75点/でてきた!不細工な小泉今日子さん/ネタバレ感想と評価
- 『本能寺ホテル』感想/評価:85点/綾瀬はるかさん見物、満足!
- 『金メダル男』感想/評価:30点/知念侑李さんや土屋太鳳さんの劇中内ダンスなどは素敵。
折山明里 - シルビア・グラブさん出演作品
その他
評判
3.09/5 (yahoo映画 2018.01.29)
コメントは高評価多め。ターゲット層以外はつまらないといわれるのは本望かな?
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監督:-英勉さん-
脚本:-保木本佳子さん-
俳優:-中島健人さん- -平祐奈さん- -知念侑李さん- -山本舞香さん- -高嶋政宏さん- -シルビア・グラブさん- -生田智子さん- -村上新悟さん-
最近の世の中
私のこと
あと補足的なことを書いて終わろうと思ったら、PCが落ちました。この記事は二度目の記載です。だめだ、やる気が起きねえ、、、、3週間ぶりだからがっつり書いたのに!
簡潔にまとめたけど、毒々しい文章になっちゃってる。。。