フレデリカ LOVE 邦画<ネタバレ>

内容を知っている方だけどうぞ。ネタバレで感想や評価を書いています。たまに批評・解説になっちゃっているところもあり。

映画『蜜のあわれ』50点/二階堂ふみさんのお尻は本物?/ネタバレ感想と評価

こんにちは。フレデリカです。DVDです。

蜜のあわれ - 作品情報

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作品情報

 

 

公式HP

mitsunoaware.com

あらすじ

自分のことを「あたい」と呼び、まあるいお尻と愛嬌のある顔が愛くるしい赤子(二階堂ふみ)は、共に暮らす老作家(大杉漣)を「おじさま」と呼んで、かなりきわどいエロティックな会話を繰り返し、夜は身体をぴったりとくっ付けて一緒に眠る。 しかしなにやら様子がおかしい。赤子は普通の女とは何かが違う。 普通の人間には彼女の正体がわからず、野良猫には正体がバレてしまう。 そう、彼女はある時は女(ひと)、ある時は尾ひれをひらひらさせる真っ赤な金魚だったのです・・・。 そんな或る時、老作家への愛を募らせこの世へと蘇った幽霊のゆり子(真木よう子)が現れる。 老作家の友人・芥川龍之介高良健吾)、金魚売りの男(永瀬正敏)が3人の行方を密かに見守る中、ある事件が起きて・・・。

映画『蜜のあわれ』公式サイト

告知PV

www.youtube.com

蜜のあわれ - ネタバレ感想- 評価:50/100

室生犀星さんや監督さんと
エロさと妄想のレベルが一緒なら楽しめます。

原作が昭和ひと桁台の作品。まだまだ小説が「便所に隠れて読むものだ」と言われていたほど下賤な趣味だったころ。当時の小説は今のマンガよりも地位が低かったと聞きます。(中学校の時の先生が言ってました。誇張ありかもしれないけど)

 

 (追記)原作が昭和34年(1959年)だったのでひっこめます。1959年だと、トキワ壮(手塚治虫さん・赤塚不二夫さんらレジェンドレベルの漫画家さんがいたアパート)がすでに本格稼働してました。

 

今ほど、妄想を広げる題材は豊富ではなく、その中で「俺がこんな妄想をしているのは頭がおかしいんだろうか?」と悩むところを、この小説は「俺もこんなこと考えているよ!」と思えさせてくれます。時代にとっての大きな役目があったかもしれません。

が、現代はいろんなことを否定的に入ることが否定されるほど(表面的には)多様化が許容されています。現代に許される「公共の妄想レベル(?)」に比べると、『蜜のあわれ』の妄想レベルは少し甘いと思わざるを得ませんでした。

 

(追記)時代背景ではなく、一番言いたいことを書いてないことに気づきました。

妄想って各自レベルがあると思うんです。

 

提示されたものの妄想レベルが

  自分のレベルより高ければ引くし

   自分のレベルより低ければ物足りなりないでしょう。

 

人魚を擬人化するのはわかるけど話すのはナシの人なら、赤子にひくだろうし

尾びれに触れられた時に性的興奮を感じてほしい人は、着エロ風味までの赤子は物足りないでしょう。

 

そのあたりが

室生犀星さんや監督さんとエロさと妄想のレベルが一緒なら楽しめると思います。

 

 

 

妄想を相手をピックアップしてみました。

vs赤井赤子 - 二階堂ふみさん

あのお尻は二階堂ふみさんのお尻じゃないだろ。

あれは二階堂ふみさんのお尻かもしれん。
映画『リバーズ・エッジ』60点/二階堂ふみさんのおっぱい

 

完全に別どり。大杉錬さんが画面に割って入ることさえなかったよ。だけど、あのお尻の上で死ねたら本望というのは100%同意。

 

さて。
金魚の変化なり突然現れた元気な女の子なりが、自分をまっすぐに好いてくれるなんて最高ですよ。(しかもちょっとバカ)

 

私も年取ったら今感じている感覚よりもより強く同じことを妄想するのかな-。

 

こっちの二階堂ふみさんもいろっぽいです

www.frederica-movie-review.com

 

 

vs田村ゆり子 - 真木よう子さん

自分が作ったキャラクターの中で最高傑作の女性?というか一番好みのタイプに作れた女性?悲運すぎたキャラを救ってやりたかった、、、、ではないだろうな。

自分を陰から見守る女性。星明子姉ちゃんなみに陰から見守る女性。陰からすぎて自分が認識できないほど。”愛される”ってことになるんですかねー。

 

二階堂ふみさんとの百合がめっちゃ色っぽかったです。おっぱいの触り方とか。

 

vs芥川龍之介 - 高良健吾さん

死者との対話。特にあこがれた同輩との対話。芸者場で芸者を脇に従えて、あこがれた姿のまま再現しました。

対等に語る友達。あの年でも「手が届く距離のほんのちょっと先を歩く人がいる」と思いたいもんなんですかね。道しるべがいるとホッとするというか。

 

丸田丸子 - 韓英恵さん

彼が生み出したものではないですが、おまけ。

色っぽくないパンツが色っぽかったです。時代もあるんでしょうが、生活感があってよかった。

 

その他

評判

3.07/5 (yahoo映画 2018.02.04)

どんなに頑張って高評価でも「二階堂ふみさんの(今の人気の)おかげで最後まで見れたけど、ストーリーは、、、、」と言った感じ。

 

 

タグ

監督:-石井岳龍さん-

脚本:-港岳彦さん- 

俳優:-二階堂ふみさん-  -大杉漣さん-  -真木よう子さん-  -永瀬正敏さん-  -韓英恵さん-  -渋川清彦さん-  -岩井堂聖子さん-  -上田耕一さん-  -高良健吾さん- 

私のこと

ツタヤDISCASで半年借りっぱになっていた2つをやっと見ました。

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