物語の手法というかパターンは数百年前に出尽くして並び変えているだけって説があります。
恋愛ものなら
■LV1オリジナル
1.二人が出会う
2.喧嘩する
3.心の距離が近づく
4.エッチ
というテンプレートがありますが
順番を
■LV2-1
1.二人が出会う
2.心の距離が近づく
3.喧嘩する
4.エッチ
とすれば違う物語だし
■LV2-2
1.エッチ(ナンパで名前も聞かずに分かれる)
2.二人が出会う(転校か何かで)
3.喧嘩する
4.心の距離が近づく
これでも物語が成り立ちます。
これらにその時代のツール(今ならスマフォ)や流行りやニュース(直近なら増税問題)を混ぜればユーザーは目新しいものとして受け入れ態勢をとってくれると言われています。
LV2をさらに展開して
■LV3-1
1.喧嘩する
2.エッチ
※「二人が出会う」「心の距離が近づく」を省略もしくは簡単な回想シーンで済ます
にすることもできます。
LV2を知ってLV3のアイディアを思いつく。LV3がLV4を生む。LV4を見てLV5ができる。
その業界に詳しくなく
LV2-LV4の時代を知らない人が
大ヒットしたLV5をみると全く新しいものだと思うわけです。
世間が「全く新しい概念だ!」と思ってもその業界(特に制作サイド)では連綿と考え抜いてきた結果なのでしょう。
、、、、、と、魔法少女まどかマギカを見て思いました。
LV1.時間遡行の概念構築
LV2.パラレルワールドの概念構築
--一般人の知識の壁---
LV3.
LV4.(書いたんですが、完全に個人偏見で、制作した方々は「知ってるけど見たことない」と言われそうなタイトルも書いてるので引っ込めときます。)
LV5.
LV6.まどかマギカ誕生
...
LV99.デカダンス(やり過ぎで誰もついてこなくなる)による文化の終焉
創作物を見るなら上記に書いてあるような面倒くさいことを考え始めずに気楽に見たほうが楽しめますよ、ということですよ。
※進化の大きなトリガーの一つに「環境(創作なら作業時間や発表環境、支える技術など)の制限による苦肉の策が新しい進化を生む」があると思っていますが、それはまた今度。
<まどかマギカそのものの感想 ネタバレにはなっていない....はず>
wikipediaに載っていた他人の言葉なところがなんとも情けないけど 「受け手の期待を裏切らない展開から、半歩はみ出して見せる絶妙なさじ加減」が言い得て妙。はみ出していないと固定客のみ。一歩はみ出すとマニアの人たち向け。半歩なら一般人を巻き込める。
「まどかだから最強の魔法少女になれた」←なるほど。
完全に言葉遊びですが"魔法少女"に納得。
<完全に脱線>
もう一度オギプルギスの夜を聞き直したくなった。
壮大すぎる悪ふざけ。絶対王者のナイナイのオールナイトニッポンに勝ったオギプルギスの夜。
「そいつがオギプルギスだー!」