こんにちは。フレデリカです。ガンダムです。おうちで見ました。もはや劇場はあきらめました。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星
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あらすじ
宇宙世紀0079年1月23日、戦場はルウムにうつり、ジオン、地球連邦の両軍の戦いの幕が切って落とされた。ジオン軍の若きエースパイロット、シャア・アズナブルは、自ら駆る赤いモビルスーツ「ザク」による目覚ましい活躍で名声を上げ、「赤い彗星」の異名をとるようになった。そして激戦の末、和平交渉のテーブルにジオン、地球連邦がそろったとき、ある声明が世界中に発信される。一方、地球連邦軍は反撃すべく「V作戦」を計画する。そのころ、サイド7の平穏な日常のなか、少年アムロ・レイは自ら行動し、新兵器「ガンダム」の秘密を探りつつあった…。
告知PV
ネタバレ感想
完全にザビ家の話になってました。誰かが軸ということもなく、デギン、ギレン、キシリア、ドズル、ガルマ。それぞれに等間隔に描かれてました。もはやシャアが主人公じゃない。
ロボットアニメという部分は薄くなり、純粋な思いやら政治的野望やらが入り混じった銀英伝的な要素が多くなってました。
アルテイシアは無理やり出てきただけ。ランバラル、ハモン、ララァは出番なし。
ルウム戦役
なんだかCGのすごさが一昔前っぽい。
MSがツルツルなんですよ。今のCGのすごさって、傷や汚れのリアリティじゃないですか。それがなく、美しいMSが戦ってました。
シャアが3倍の速さの理由である「シャアの五艘飛び」(艦艇を蹴ってスピードを上げていたらしい)は再現されてませんでした。ま、後付けの細かいのは拾ってられないか。前作のガス注入のシーンではシーマも出てこなかったし。
もう一つの解釈-キシリアのレビル暗殺計画?
レビルがジオンを脱した後、連邦の船(サラミス?)はシャアの船が演習している宙域を通りかかるように設定されていました。
シャアの船は、拿捕した無人のサラミスで砲撃演習をすることになっていました。クルーは攻撃用のサラミスが動いていることに気づきます。ようするに演習用の捨てサラミスとレビルの乗ったサラミスが差し替えられていたってことです。
原作では、攻撃演習ではなく航行演習中に鉢合わせただけだったはず。それがクルーがポンコツならレビルを撃墜するところでした。
キシリアのシナリオだと、レビルを殺される。ジオンは実行犯のシャアを処分し連邦に誠意を見せるものの、連邦は戦争を仕掛けてくる(エルランの後押し付き)。だったのかな?
そう考えるとサイド5でのレビルの演説もよくわかんなくなっちゃうね。今の段階での和平交渉の否定まではいい。けど徹底抗戦は違和感を感じます。デギンとは意識が通じて和平への筋道ができたと思えるはず。*1
牢屋での会話は二人の死に際(一年戦争末期で二人とも終戦交渉を始めようとしていたのに、ギレンのソーラレイで一辺に焼き殺される)につながるのは分かるんですが、、、、。
ラストにワクワクしたのは私がガンダムが好きだからだと思う。
のちにホワイトベースのクルーになる人々が、続々とサイド7に集結していってしまう。最後にブライトが出てきたときはわくわくしたね。運命的なものを感じてしまいました。
rホワイトベースのクルーは運命で集まったんじゃなくて、成り行きでクルーになってしまい、だんだんと運命共同体になっていくんだけどね。
ガンダム好きだからこそ、その奥に見えるストーリーを妄想して好意的に受け入れましたけど、知らない人からすれば尻切れトンボだよなぁ。
ブリッジの上のほうにいるオスカとマーカーに声が充てられていることににんまりしてしまいました。TVアニメの頃は決まった声優さんがいなくて、「その場にいた余った人が声を当てる」だったらしいですよ。
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監督:-安彦良和さん-
脚本:-隅沢克之さん-
俳優:-池田秀一さん- -潘めぐみさん- -浦山迅さん- -銀河万丈さん- -三宅健太さん- -柿原徹也さん- -喜山茂雄さん- -沢城みゆきさん- -近藤浩徳さん- -北沢力さん- -一条和矢さん- -松田健一郎さん- -土屋トシヒデさん- -大畑伸太郎さん- -巻島康一さん- -茅野愛衣さん- -中博史さん- -古谷徹さん- -古川登志夫さん- -中西英樹さん- -福圓美里さん- -新井里美さん- -宗矢樹頼さん- -小野賢章さん- -瀬戸麻沙美さん- -大塚明夫さん-
個人的なこと
THE ORIGINが映画が始まったころは、とりあえず映画館まで行って当日の上映がすべて満席だったんでネットで見るって行動ルーチンをしてましたが、本作はもはや映画館をチェックさえもしなくなってました。
*1:追記:レビルの徹底抗戦の発言ですが、たとえ”和平交渉”が頭の中にあっても政略戦略的に”徹底抗戦”を叫ばないといけないのかな?味方へのやる気、敵へのプレッシャー的にも