こんにちは。フレデリカです。
先生から - 作品情報
作品情報
- キャスト:赤澤遼太郎さん 北川尚弥さん 真北健司さん 立石俊樹さん 伊藤歌歩さん 森田亜紀さん 那波隆史さん 岩本淳さん 矢島理佐さん 水野智則さん 藤田健彦さん にわつとむさん 田鶴翔吾さん
- 監督:堀内博志さん
- 脚本:堀内博志さん
- 公開日:2019.10.04
- ジャンル:青春
- 上演時間:90分
- レーティング: G
あらすじ&鑑賞前感想
「過去の過ちをどう償うべきか、ずっと考えてきました」?
作家志望の男・真北直史(赤澤遼太郎)は、弟子入りしている作家・小宮久作(那波隆史)から<小宮公也>を探すよう頼まれる。久作の言葉通り、出版社に勤める文芸編集者・谷口一真(田鶴翔吾)のもとを訪ねると、新人賞の一次選考に公也の名前が残っていることが発覚。公也が書いたのは『先生の遺言』という作品だった。死期が近づく久作の願いを叶えようと、直史は公也の行方を追う。そのころ、久作の妻・佳奈恵(森田亜紀)は、中学時代の教え子であり現在ホストとして働く間宮康作(立石俊樹)に<小宮公也>が借りていたアパート202号室を訪ねるようにと告げる。保証人である久作に家賃滞納の連絡がきたものの、何も心当たりがないのだと言うのだ。佳奈恵は、愛人の存在を疑っていた。そんなある日、<小宮公也>を名乗る男(小早川俊輔)が現れ、物語は大きく展開する。やがて、久作はそれまで誰にも明かさなかったある秘密を直史へ話す。それは、久作(北川尚弥)、真北健司(吉村駿作)、高田泉(伊藤歌歩)らが過ごした青春時代の話だった。果たして<小宮公也>の正体は誰なのか?
ここから先は 先生から の感想です。ネタバレしてます!!
先生から - ネタバレ感想 ( 35 / 100 )
大失敗した人生足跡モノ
これは、、、、
ミニシアター系特有の投げっぱなしジャーマンスープレックスではなく単に浅いだけだけね、、、、
ミニシアター系の映画は、言葉になっていないほど微妙な感情を描き出してモヤモヤした感情にされることが多いです。悲しみだけでも怒りだけでも笑いだけでもない、なんと表現するべきか分からない感情。物語の中で描かれているものは見る人によって肯定と否定の比率が変わるような微妙なもの。それらはベクトルがはっきりしていないので一般受けしません。そんな感情を表現してくるのがミニシアター系の良作です。言葉になっていない感情を表現してくる良作のミニシアター系は、それを記事にして文章として感想文を書く私の天敵です(笑)。5時間かけたのに納得できてない記事もある。
深川麻衣さんを見に行くつもりて当たったミニシアター系良作の『パンとバスと二度目の初恋』。私はちゃんと受け取れたかどうか、、、、。
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んで、本作はそれっぽい雰囲気は出しています。が、足りてない。
先生は後悔と恐れの中で過去を吐露して偽善的な善人として亡くなっていきます。(死に際であんなこと言われても許すしかないよねえ)
先生の悔恨
先生の重要な秘密は先生自身が思っているほど周囲は重要視してません。
泉について
特に奥さんへの裏切りを犯していると思っているっぽい。
奥さんが先生を好きになった入り口が他人が書いた作品だったのかもしれないけど、結婚したのはそれだけじゃないでしょうよ。
先生が泉が好きなまま、奥さんと結婚したようにも見えない。結婚後に比べていた描写もない。
なんとなく「奥さんと出会う前に付き合ってた人がいる」が先生にとって重要な悔恨ポイントっぽいんだけど、奥さんの方だって年相応に色々あったろうよ。
盗作について
物語としてはこっちの方が重要。
告白された筆者の息子の真北はピンときていません。だって本のことが実家で話題に上がったこともないから。親父さんが作家希望だったことさえ知らなかったんだもん。
そしてここから話が展開しない。いろいろな人がもたもたやってたり、前の方で省略した場面を「実はこんなこと話してたんすよ」と紹介したら終わってしまいました。
話がここから2転3転すると思って待ち構えていたので、気が抜けました。先生は方向違いな自戒(後述)を真北が癒すだろうから、そこからどうなるかな?と思ってたのに癒すことさえもなく終わりました。
方向違いな自戒
部屋をなんで借りてたんだか出てこなかったんだけど。
2年前に真北が現れて、親友と恋人がなくなったことを知る。机だけおいて供養のつもりだった?
最後に真北があの机で物書きをしていて、親父たちの遺志を継いだみたいな感じで終わりました。けど別にあの部屋じゃなくてもいいと思うんだよなぁ。
んで先生の自戒なんですが、「世間を欺いた」とか「あいつほどの才能がなくて鳴かず飛ばずで悔しい」ではないんですよね。ただただ盗作したことを真北に悪いと思っている。でも真北の方では気にしてないというか置いてきたものが有効活用されてうれしいというかって感じだよね。自分の名ではなかったけど、作品自体は評価されたんだからうれしいんじゃない?
せっかく書生かつ主人公に真北の息子を置いたのにそれを解消されないんですよ。現実はそんなもんかもしれないけど映画だよ?創作だよ?物語が始まる前から固まっていた固定概念が、何も変わらずに終わっていったのが納得いかないんですよ。この映画が何を伝えたくて制作されたのか分からないんですよ。
妄想
完成品を見てこうしておけばよかったんじゃないの?という私の妄想です。あくまで完成品を見ての妄想。
主人公が先生の命令で小宮コーヤなる人物を探す。そのために部屋を訪れる。
→ そこで先生の青春時代や青春時代に親友と恋人がいることを知れれば、後の独白で自分の両親だったということになるんだけど1mmもヒントなし。
居酒屋のシーンも長い。バックボーンの説明はわかりやすかったです。けど長尺をとることか?
「先生とホスト探偵」章
→ まるまるいらない。その時間は過去編に回した方がよかった。
過去シーン
短すぎ。寝取られるのも早かった。ここから事件が起こるのかな?と思ってたら、女連れて実家に帰っていった。事実を淡々と見せられた感じ。
締めの現代シーン
先生の過去(というほどの過去でもありませんが)が明らかになり、自分が先生にとってどんな存在だったか理解しました。
→ 先生の魂の解放のために動いて何かが起こってほしかった。というか起こると思ってた。
先生を恨み始めるでもいいです。先生と両親の過去を知ったからこその言動をして、過去を現在につないでほしかった
面白かった人生足跡モノ
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先生から のベストシーン
映画のキモ
同居していた部屋を出ていくときの真北のセリフ
「この部屋にあるものは全部お前にやる」
この言葉には原稿も含まれていたはず。もう一度出てくるか似たような言葉を息子さんが言うかなーと思ってたんですが、出てきませんでした。
冗談
状況に応じて意識を取り戻す先生。
次はいつ起きるのかなーとワクワクしてました。
きれい・かわいい・色っぽい
古本屋で真北と話しているときの泉
初体面だったのでその時に恋に落ちたとかではないと思います。だけどかわいかった。
先生から の評判
1.5/5.0 (映画.com 2019/10/09)
yahoo映画ではまさかの未評価
その他
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脚本:-堀内博志さん-
俳優:-赤澤遼太郎さん- -北川尚弥真北健司さん- -立石俊樹さん- -伊藤歌歩さん- -森田亜紀さん- -那波隆史さん- -岩本淳さん- -矢島理佐さん- -水野智則さん- -藤田健彦さん- -にわつとむさん- -田鶴翔吾さん-
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