のび太の新恐竜を見てきました。小さなお子さんがたくさんいて、キャッキャしながら見てました。そのうちの一人の小さなお子さんが大号泣。映画の内容ではなく、おなかすいちゃったかオシメなんじゃないかな....
ドラえもん のび太の新恐竜
作品情報と鑑賞前感想
- キャスト:水田わさびさん 大原めぐみさん かかずゆみさん 木村昴さん 関智一さん 遠藤綾さん 釘宮理恵さん 神木隆之介さん 小野大輔さん 木村拓哉さん 渡辺直美さん
- 監督:今井一暁さん
- 脚本:川村元気さん
- 公開日:2020.08.07
- ジャンル:アニメ
- 上演時間:111分
- レーティング: G
あらすじ&鑑賞前感想
のび太が恐竜博の化石発掘体験で見つけた1つの化石。絶対に恐竜のたまごだ!と信じたのび太が、ドラえもんのひみつ道具“タイムふろしき”で化石を元の状態に戻すと……生まれたのは双子の恐竜!しかも、未発見の新種だった。のび太に似てちょっと頼りないキューと、おてんばなミュー。個性の違いに苦労しながら、親のように愛情たっぷりに育てるのび太だったが、やがて2匹が現代で生きていくには限界がきてしまう。キューとミューを元の時代に返すことを決心したのび太は、ドラえもんや仲間たちと共に6600万年前へと出発!キューやミューの仲間の恐竜たちを探す旅がはじまった。
監督は今井一暁さん。最近のドラえもん映画を一手に担っている人ですね。
脚本は川村元気さん。ド偏見ですが、名前に”元気”とつけちゃう人を信用できてません。なんか自分で自分につけたキラキラネームっぽい。
ですが、単なるド偏見でした。wikipediaを見たらプロヂューサーを担当した作品がたくさんあり、私も楽しませてもらっている作品ばかりでした。私のブログで今一番ホットな「来る」もプロデュースされているみたいです。偏見持ってごめんなさい。
twitterで回ってくる噂としてはとてつもなく評価が高いです。
けど、「のび太の新恐竜」でしょ?「のび太の恐竜」のリメイクでしょ?1頭じゃなくて2頭にしたところで、オリジナル性は出ないでしょうよ。
、、、、と曲がった思いで見に行きました。
ここから先は ドラえもん のび太の新恐竜 の感想です。ネタバレしてます!!
ドラえもん のび太の新恐竜 - ネタバレ感想 ( 85 / 100 )
恐竜の肌の色って言ったもん勝ちらしいですよ。だって誰も見たことないもの。
キャラクターと俳優
出木杉くんは安定のお留守番。でも出木杉君は全てに気づいていて”観察者”としてみんなのことを見守っていたらしい(笑)
野比のび太 - 大原めぐみさん
のび太の逆上がりとキューの飛翔のリンクは見事でした。キューを応援する言葉がそのまま、のび太への応援になる。それを見た親御さんは「のび太も頑張れ」と好意的に見守る。
こんな子に育ってほしいな、という親御さんの気持ちを一身に受けていました。
なお、私は逆上がりが小学生の時はできてたと思います。高校生になったころにはできなくなっていて衝撃を受けた覚えがあります。
キュー - 遠藤綾さん
クライマックスで「とべ!」と思っちゃったんだから、間違いなく良作です。
周囲を固める方々
ドラえもん - 水田わさびさん
水先案内人でした。
最後の最後にスモールライトを一発で引き当てたことに胸が震えてしまいました。
源静香 - かかずゆみさん 剛田武 - 木村昴さん 骨川スネ夫 - 関智一さん
冷静になっちゃえば、あの時点で3人が行く必要が全くない(笑)。けど、そこをスルーできるのが子供向けアニメの強みです。
3人にちゃんと見せ場があったのはすごいですね。
ところで、スネ夫の一人称って「ぼくちゃん」だっけ?「ぼくちゃん」だと”イイトコの子”というよりは、”バカ”にしか見えないけど。
そーいえば、本作は映画版の特徴の「いいジャイアン」はあまり表に出てこなかったですね。
ミュー - 釘宮理恵さん
卵からかえった恐竜が二匹だったのは、アクセントのためであって話的には一匹で十分かなと思っていましたが、全く違いました。
ミューは隠れたキーマンです。彼女が順当に育っていたので、キューの成長に感動できました。
彼女らは新種ってことになってますが、ベースは始祖鳥だよね。始祖鳥も羽ばたくことはできずにハングライダーの要領で風に乗ってるだけだったのが定説のようです。ミューたちみたいに。
ピー助 - 神木隆之介さん
のび太とキューが海に落ちたときに、私は背中が痒くなりましてね。私が手を背中に回したときにピー助は出てきました。私の動きが止まりました。俺が知っている「のび太の恐竜」だ!
名前何だっけ!?
前に座ってた子供がお父さんに教えているのが聞こえてきました。「あれはピー助っていうんだよ」
そうか、、、あれは俺の知っているピー助じゃないんだね。
たぶん、こっちのピー助。前のお客さんは説明ベクトルが変わっていましたが、本当はお父さんの方の思い出です。
私が知っているピー助(たぶん、初めて見に行った映画)
恐竜博士 - 小野大輔さん ジル - 木村拓哉さん
あれはキムタクだったのか。全然溶け込んでいました。まわりまわってエンディングあたりで現代の恐竜博士になると思ってました。
ナタリー - 渡辺直美さん
、、、うん、商業的に客寄せが必要なのはわかるんだけどね。長くやっているドラえもんチームと一流声優の釘宮さんと小野さん。そしてキムタクさんが順応してしまったんだよね。
申し訳ないけど、しゃべるたびにノイズになってました。彼女がしゃべるたびに現実に引き戻されていた。登場シーンラストはジルの一人語りになってました。
物語の感想
子供ではなく親向け。親世代向けではなく親向け。
のび太とキューを見て、自分の子供のように「頑張れ!」って思う映画です。
子供向けというラッピングと長期TVものというバックボーンを使う。
子供向けってところを存分に使って、好きなところを好きなように描いてます。本来なら必要な帳尻合わせも放り投げてる。ま、ドラえもんが一般家庭にいて世間から注目されないってところで帳尻も何もないんですが。
さらに長期TVアニメという利点を生かして人間関係を最低限しか説明していません。深く説明する必要がないからです。
ダレてしまうところをカットできるから、話に勢いが乗りますね。
それでも110分は子供には長い
最初に:メインターゲットはお子さんと親御さんです。私はターゲット外なので文句をいう立場にありません。そのつもりもありません。場内はこんな感じだったということで。
ターゲットは親御さんですが、全編通してお子さんにも伝わるように作ってありました。
のび太とキューの友情も成長も恐竜の怖さも隕石落下の緊急性も。お子さんにも直感的に理解できるように作ってあるのは、すごいとしか言いようがありません。でも、いかんせん長すぎる。
60分を回ったあたりから、むずがるお子さんがそこかしこに出てきてました。
私の右上には「親御さん二人+お子さん二人」の家族ずれがいたようです。下のお子さんはたぶんアンパンマンの年齢で、バイキンマンが悪いことをしているのもわかってないぐらいの年齢。そのお子さんが大きく泣き出してしまいました。その家族が途中で出ていきましたが、すぐに戻ってきました。んでまた泣き出しました。親二人で来ているなら一方が下の子を抱いて出ればいいのになぁ。なんで家族全員で行動してたんだろ?
そういえば、私の並びで見てた親子ずれも途中で席を外しました。お子さんのトイレかなと思ったんだけど帰ってこなかったなぁ。入り口のところで立ち見してたんだろうか?
しょうもない話
思っちゃったんだからしょうがない。
文明の利器が昭和。
- スネ夫が持っているビデオが妙にデカい。
- 四次元ポケットから出てきた携帯電話。
- のび太の部屋の冷し方。窓を開けて扇風機を回す。エアコンは設置されていないようだ。
- 四次元ポケットから出てきた大宇宙大百科。ページをめくって調べてますが、今どきは写真を撮ってグーグルさんに任せれば出てくるよ
ドラえもんの歴史視点の倫理観の説得の仕方
「歴史は変えてはいけない。この時代に恐竜がいるのはおかしい」。
おまいう。
隕石落下
隕石群の落下を見ていて思いました。
あー、エヴァンゲリオン的にはこれがアダムか。ジャイアントインパクトか。
この後にリリスが追ってきて月になるのか。
ついでにこっちも思い出しました。
『●』の内側ってどっちでしょう?
円の中にあるものを転送するクレヨン。ジャイアンたちが恐竜たちを集めて〇の中に入れます。
『●』の内側ってどっちでしょう?
黒側が内側なんでしょうけど、それ以外も大きく言えば内側じゃない?
面積の差があるけど、黒側が外で、それ以外が内側ってことにならない?
だから、足元に小さく丸を書いたら、地球全土を囲んだことになるんじゃないかなあ。
ま、思っちゃったんだからしょうがない。
ドラえもん のび太の新恐竜 のベストシーン
映画のキモ
同じ種族に恐竜と対面。そしてキューが殴られた瞬間、場内の声です。
「きゃあ、、、えーーん」
ここまで感情移入させてもられる作品はなかなかお目にかかれないっすよ。
冗談
「う〇こ」
冒頭で程よい回数を連呼してました。子供たち大喜び。文脈とか関係なく下ネタに反応してました。
きれい・かわいい・色っぽい
凹んでいるのび太のところに来て、しずかちゃんが靴を脱いで靴下を脱いで海に入って振り返るシーン
色っぽかったです。ここはそういう狙いのしずかちゃん見せ場シーンてことでいいんだよね?普通に考えれば、のび太の隣に座って話をした方が心が通じるだろうし。
タグと評判
タイトル:-ドラえもん のび太の新恐竜-
監督:-今井一暁さん-
脚本:-川村元気さん-
俳優:-水田わさびさん- -大原めぐみさん- -かかずゆみさん- -木村昴さん- -関智一さん- -遠藤綾さん- -釘宮理恵さん- -神木隆之介さん- -小野大輔さん- -木村拓哉さん- -渡辺直美さん-
ドラえもん のび太の新恐竜 の評判
4.18/5.0 (yahoo映画 2020/08/10)
その他
最近の世の中
2020.07
2020.08
私のこと
もらったよ。
カラーとはカラーテレビのことです。
テレビって最初は白黒だしリモコンもなかったんだよ。今の方々は、カラーでリモコンが当たり前で把握できないほどチャンネルがあるTVしか知らないでしょうから、何言ってるか分からないでしょ?
今はこんな子もいます。5:20から。
「昔はテレビはカラーだけど、映っている世界が白黒だった」