こんにちは。フレデリカです。ペットも見ました。吹き替えです。
ペット2 - 作品情報
作品情報
- キャスト:設楽統さん 日村勇紀さん 中尾隆聖さん 沢城みゆきさん 伊藤沙莉さん 永作博美さん 内藤剛志さん 宮野真守さん
- 監督:クリス・ルノー
- 脚本:ブライアン・リンチ
- 公開日:2019.07.26
- ジャンル:アニメ
- 上演時間:92分
- レーティング: G
あらすじ&鑑賞前感想
主人公のマックスと、その相棒のデュークに、新たな家族が!ギジェットやクロエといった同じアパートに住む仲間たちは、マックスの大事なものをなくしてしまい危険な大冒険へ!そして飼い主に捨てられたペットたちのリーダーだったスノーボールは、正義のヒーローに覚醒!?お行儀よく留守番できない彼らが、新たな超個性的キャラクターたちも加わって、前作のスケールを遥かに超える、とんでもない大騒動を巻き起こす!!
ペットも見ました。吹き替えです。
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今でも覚えているのは褒めポイントではなくケチポイント。「別行動の2チームが同じようなところを通って対比ができてないところ」「トラウマを乗り越える形に擦ればラストの緊迫感が一つ上がったと思う」でした。
そんな期待もしていないのに、なぜ見に行くのか。吹き替えを見に行くのか。なぜなら、バナナマンが吹き替えをしているからです。
深夜ラジオの「バナナムーンゴールド」の聴取者です。番組内用語でいえば、上リスナーにも下リスナーにもなれない中リスナー。、、、、いや、ラジオで話したことを別のフィールドで話すことは恥ずかしいことでしたね。この段落はなしで。
試写を見たバナナマン日村勇紀さんが泣きまくったそうです。そういえばラジオで誰かが、子供がDVDをずっと見ていると言ってました。(ハライチ澤部佑さんだったような気がする)
ターゲットは小学生の映画です。気楽に身にいこう。
ここから先は ペット2 の感想です。ネタバレしてます!!
ペット2 - キャラクターと俳優
マックス (Max) - 設楽統さん
ペット2は子供向け映画です。 子供向け映画という点で「クレヨンしんちゃん」や「ドラえもんののび太」とマックスを比べてしまったのですが、マックスはしんちゃんやのび太と違い、成長することが許されています。 しんちゃんやのび太は映画の経験を通して一つ大人にしてしまうとTVアニメの彼らとの整合性が合わなくなってしまうから成長させられない。けどマックスは映画のみだから少し大人になっても大丈夫なんです。 しんちゃんやのび太の映画を見た時に私が感じるモヤモヤ感をマックスが少し晴らしてくれているのかもしれないなぁと感じました。
デューク (Duke) - 日村勇紀さん
基本的にマックスの隣にいるものの何もしないお気楽なデューク。前作はもうちょっとものを考えられるキャラだったような気がするけどね。
スノーボール (Snowball) - 中尾隆聖さん
サーカスからホワイトタイガーが逃げ出したら、発表して警察に要請するべき大ごとじゃないか?とつまらないことが頭をよぎりました。 スノーボールを見ながら、「ペットがしゃべっているのを容認しているのに、なぜ”現実味”にしがみつこうとしているんだ、オレは」と少しだけ凹みました。
ギジェット (Gidget) - 沢城みゆきさん
マックスとスノーボールの物語だけでは子供の集中力が持たないから差し込まれたんだろうなと思いながら見てました。 最後にセルゲイに車をぶつけた時は、昔のプロレス漫画「モモタロウ」の「ジェットモンガロンひき逃げアタック」を思い出しましたが、だれもわからな、、、、ググったら4,430件ヒットした!それだけで十分に満足しました。
デイジー (Daisy) - 伊藤沙莉さん
一週間フレンズでボソっと「リア充が」とつぶやいた図書委員さんでしたか!
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一部の世界では名言「チャップリン」が有名な伊藤沙莉さん。ハライチ岩井さんが感じた理由そのものだったらしい。 *1
クロエ (Chloe) - 永作博美さん
ネコらしいネコ。奴らはこちらの言うことなんざ聞きゃしねえ。
ルースター (Rooster) - 内藤剛志さん
マックスが初めて接した大人。ランバラル。 このブログでは『主人公を大人へと導くけど親しくない関係性のキャラクター』を「ランバラル」ということが多いなぁ。
ペット2 - ネタバレ感想 ( 65 / 100 )
期待しないで見に行ったことがいい方向に倒れました。
3本のラインが最後に一本になっただけで満足。
子供は飽きやすいから別の話を3つオムニバスにしたんだろうなと思ってた
軸は大きく3つ
- マックスのパート
- スノーボールのパート
- ギジェットのパート
3つがつながることはないだろうなと思ってみてました。クライマックスでちゃんと一つにつながっていたのは驚いた。ギジェットたちはおまけでみたいなものでしたが。
全体的に画面外の理屈がありません。マックスがエリザベスカラーをつけた理由もとった理由も理屈バカのは私としては浅いけど、子供向けなら必要ないわな。
小学生1~3年生は成長欲の内圧が上がる。しかし危うい
ま、端的に言えば子供だましですよ。
間違えた、小学生に上がるころに体験することをマックスが体験しています。
- 自分より幼い存在との関係性が初めてできる。
- 大人の言うことを守ることと自分で判断することは別もの。
- 周囲を言い訳に使わないで飛び込んでみよう!
- 体の大きさと勇気は違うもの。自分より体が大きくても幼いものは守らなくては!
いいことを言ってます。
一方で少し危うさも感じました。わかりやすいのは勝手にエリザベスカラーをとっちゃうところ。大人の言うことを聞いといたほうがいい場面もありますよ。
同じベクトルの映画:ルドルフとイッパイアッテナ
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イマジネーションさんはなぜ心を冷やすことから始めるんだ?
前作と同じくペット2もミリオンズのショートコメディから始まります。ボーイスカウト的なところに行ったミリオンズがバッチ欲しさに頑張るけどハチャメチャすぎてキャンプ場をぶっ壊す話です。
そこでトレーナーがバッチを渡す姿がひどい。鳩に餌をやるような感じでばらまいて子供たちが群がっている感じなんですよ。あれはご褒美にバッチを渡しているんじゃねえ、言いなりにするためにバッチを投げつけてる。
んで、ミリオンズが前回よろしくトレーナーの制御を超えて暴れまくります。
うーん、、、、、その世界観なら許されても、そこから1mmでも現実性が出ちゃうと許せないことってあると思うんだよね。
ミリオンズがメイン作:怪盗グルーのミリオン大脱走。こちらならいくら暴れようとも許容範囲なのですが、、、、
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私が考えすぎてるかなぁ。
私は子供はおろかニョーボもいません。そんな私が何を語っても理想論か空想上の無意味な考えかもしれないんだけどね。
イルミネーションのアニメって「親の言うことを聞いているばかりじゃつまらないじゃん!もっと好きにやろうぜ!」と言っている気がしてならない。それが転じて「世の中に迷惑かけてるかなんてどうでもいいじゃん!」にまでなっているような感じがするんだよね。子供向けのアニメだから見る側に「結果的に世の中に迷惑かけたけど、主人公にも譲れない事情があった」という事情説明がない。だから単なるわがままを通層に見える。
それは悪影響ではないかと思ってしまう。
ま、親の言うことを聞かなかった結果、叱るか褒めるかは親の判断なのかなぁ。
そういえば富野由悠季御大将がこんなことを言ってました。
「僕たちはやりすぎる役。PTAは止める役。そのバランスで子供が見るものができていく」
親をしたことがない私は”やりすぎる側”しか見たことがないから”止める側”が私の中にインスタンスがないのかも。
私の勝手なへこみポイント
自分で書いたことが自分の胸をえぐりました
「大人の言うことを守ることと自分で判断することは別もの」。転じて「周囲が言うことは守ることと自分で考えることは別のもの」ができてない....orz
「体の大きさと勇気は違うもの。自分より体が大きくても幼いものは守らなくては!」。転じて「体の大きさと能力は違うもの。自分より体が大きくても能力の低いものは守らなくては!」。図体だけでかくて能力がないとは私のことです....orz
子供向けアニメだからこそ心をえぐりましたよ。子供たちよ、私サイドに来ないように頑張ってね....
ペット2 のベストシーン
映画のキモ
急成長するマックスの隣で、マイペースでいつも通りのデューク。
デュークがマイペースなほどマックスの成長がわかりやすいのですが、その対比のためにいたのではなく前回の主人公の片割れだからいただけでしょう。
私としては「バナナマンのもう一人」なので、設楽さんが活躍するぐらいは日村さんも活躍するかなと思ってたんですが、イマジネーションさんとしては日本語吹き替えの担当者の素性なんて関係ないよね
冗談
マックスが真剣な話を始めようとするが、デュークはケイティの投げてきたボールに夢中になって話を聞かなくなるシーン。
きれい・かわいい・色っぽい
マックスが牧場から去ったときに寂しくなっちゃったルースター。
その感傷はすぐに邪魔されちゃうけどね。
ペット2 の評判
3.64/5.0 (yahoo映画 2019/07/30)
その他
私のこと
週末にポケモンスタンプラリーを走ってます。
久しぶりに平日に走りました。いつもの5kmの道を半分も走れず残りは歩きました。完全にオーバーワークですね。
pokemon-stamp-rally.hatenablog.com
*1:伊藤沙莉さんの「チャップリン」発言:ハライチの岩井さんが自身のラジオ「ハライチのターン」で話したエピソード。
ドラマに初主演した岩井さんはドラマ業界の勝手がわからずに右往左往します。その無様な自分の姿を話そうとすると比較として仕事をしっかりこなす役が必要になりますが、それがヒロイン役の若手女優さんでした。 そのドラマ制作のエピソードの一つに、監督がOKを出すまで二人でしゃべり続けるシーンがあります。ですが岩井さんは何もしゃべれなかったそうです(状況に不慣れだったんでしょうね)。監督のカットがかかり、若手女優さんは独り言がもれました。「チャップリン」と。岩井さんは戦慄したそうです。お笑い芸人なのにアドリブが効かない自分にダメ出しをしてきたんだろうと。アドリブができないやつを役者業界ではチャップリンと呼ぶのだろうと。
その後、そのラジオ放送が耳に届いた伊藤沙莉さんから自身のラジオ「伊藤沙莉のsaireek channel|」で説明がありました。わざわざ「伊藤沙莉のターン!」というコーナーまで立ち上げたそうな。それによると岩井さんの感じたことは大体あっていたらしいです。業界用語ではなく責めているわけでもなく、「口をパクパクしているさまが”チャップリン”ぽいなぁ」と純粋に思って口から出た言葉らしい。
https://www.youtube.com/watch?v=0uoNWCTHy3k
※岩井さんは若手女優さんとしか言ってないし、どのドラマだったのかは明言してませんでした。トークの都合上、若手女優さんをきつめに言ってしまったことへの配慮?のちにバンバン名前を出していきますが