こんにちは。フレデリカです。
プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~ - 感想まとめ
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プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~ の3つのポイント
- Aクラス:川栄李奈さん
- 上の層にまで夢を与えた和央と弓
- 詰め込みすぎだけど仕方がない?
全体感想/65点
この映画を標準にまで持ち上げたのは間違いなく川栄李奈さん。
川栄李奈さん、すごかった。並みの俳優なら、わざとらしすぎて見ていられなくなってしまうようなところも自然にこなしてました。卒業後の喫茶店での女子パーティでの絶叫やフラれるシーンから糸真との追いかけっこは見事でした。普通なら見ているこっちが恥ずかしくなってスクリーンから目を放しても間違いないのにちゃんと見ていられました。
もはやバカとは言えない川栄李奈さん
まだ、めちゃイケを見ていたころの学力テストで川栄李奈さんがダントツに勉強ができなかったのが記憶に残っていますが、彼女はバカじゃない。
学力に興味や道しるべを感じなかったのか、勉強では測れない実践的な頭の良さがあるのか、天性の女優なのかはわかりません。
私の中で川栄李奈さんは、上白石萌音さん・門脇麦さん・松岡茉優さん・二階堂ふみさんと並ぶ若手Aクラスに入りました。
和央と弓の恋愛
メインターゲットは十代女子。だけど、弓の立場で若い子を見ている人も多いはず。そしてメインターゲットの十代女子もいずれは弓と同じ年齢になります。そのころにこの映画を引っ張り出して見てみるとまた違う味わいを感じることができるでしょう。
玄が和央に「お姉ちゃんのこと何処が好き?」と言ったら食い気味に「全部!」と言ったのはお姉さんたちにはかわいく見えて仕方がないでしょうね(笑)
弓は十代女子があこがれるのに十分な知性と綺麗さを持っています。実は広いターゲットを考えていたり、長く見れるように作られているのかもしれない。
原作は全7巻。捨てるのはもったいないけど、2時間に入れるのは詰め込みすぎ?
ちょっとウィキペヂアや1巻だけ見ても、色々つまっているんだよね。たぶん7巻で過不足ない長さだったんじゃないかな。ジャンプみたいな無用な引き延ばしはしていない。1巻でクリスマスの件が始まる直前ぐらいまでです。かなり丁寧に描かれています。
和央の家の質素さと弦の家の豪華さの対比はかなりしっかりやっているでしょう。映画の中じゃ和央の家の質素さが全然わからなかったから二人の確執が今一ピンとこなかったけどね。
映画では和央を失った弦の喪失はあまり描かれていません。その隙間を晴歌は埋めようとしたんだと思う。それでも和央に引っ張られている弦の姿があるような気がするんだけど、、、、2時間には入らないよねぇ
プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~のクライマックスで雪原でくっついた糸真と弦
ここまで誰かと誰かがちゃんと抱きしめあってない。思えば親の結婚式でもキスしてないですね。親がぴったりくっついているシーンもない。弦と春歌のキスシーンでも寄り添ったわけじゃない。
抱きしめあった男女がキスするのにカタルシスを感じました。演出と脚本の妙ですね。
場内はうっとりしてたような気がします(笑)
ゲスな憶測(笑)
ストレートで大学に入って東京に行った彼女と一浪した彼氏。
東京の先輩ってのは洗練されていて、等身大以上にキラキラして見えるものらしいですよ。飲み会での場慣れ感が大人に見えるらしいですよ。
ま、糸真はそんな子じゃないでしょう、きっと。
プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~のベストシーン
1.前半と後半の糸真と晴歌の追いかけっこ
まったく意味の違う両シーン。どちらもわざとらしくなってしまうシーンだと思うのですが、川栄李奈さんの演技が光りました。
2.ピアのコンサートの後、弓の前から立ち去ろうとする振りをして「嘘だよ」という和央
なんだその、もろ「ただしイケメンに限る」の行動は!!