こんにちは。フレデリカです。
- キャスト:入野自由さん、早見沙織さん
- 監督:山田尚子さん
- 脚本:吉田玲子さん
- 公開日:2016/09/17
- ジャンル:アニメ
- 上演時間:129分
- レーティング:なし
映画『聲の形』の見どころポイント
- 将也の絶望と悔恨
- 硝子の生きる力
- いい子だった植野直花(金子有希さん)の限界。
では『聲の形』のネタバレ感想です
- 映画『聲の形』の見どころポイント
- 映画『聲の形』の評価は90/100
- 宴会を見に行こうとした。
- 重い、重いよ!
- よく一本の中に入れ切ったなという濃さでした。
- 逃げ切れない”罪”
- 小学生の時の魔女裁判と、橋の上での続き
- 植野直花はバカギャルを演じるでことしか、自分から自分を守ることができなかった
- いただいた小冊子
- 映画『聲の形』のCAST
- 主題歌とサントラとか関連グッズ
- 映画『聲の形』のまとめ
- 映画『聲の形』のベストシーンと名言
- 映画『聲の形』の評判
映画『聲の形』の評価は90/100
小学校のそのクラスは将也と直花を中心にまとまったクラスだった。転校してきたのは聴覚障害を持つ硝子。
硝子はクラスのバランスを崩した。将也は硝子の補聴器を故意に数回壊す。
問題が表面化した結果、将也は母親が大金を弁償したことを知る。
将也はリーダーからいじめっ子に落ち、クラスから孤立してしまう。
将也は高校生になった時、身の回りを整理した。母親に大金を残し、この世を去ろうとする。
将也は最後に硝子に会いに行く。
君の名は、よりもはるかに面白かったです。重かったけどね。
内容は濃いです。けど、展開を急いでいる感じがない。順境にあった小学生たちが、自分たちが対応しきれない事態になって、自分の知らない自分の部分が現れる。
それを高校生になってから紐解いていく。
聴覚障碍が中心に見えるけど、そうじゃないですね。いじめの構図にいる人たちが全部います。
やってしまった罪への向き合い方と後悔。植野と島田(遊園地でバイトしていた植野のおせっかいを拒否した人)の葛藤が見事でした。*1
宴会を見に行こうとした。
朝方、怒りを見てレビューを書いた後、「まーたレビューに時間がかかりすぎた。どうにかしないとな」と思いながら近所の映画館の上映情報を見てました。
→ 映画『怒り』感想/評価:88点/こっちの広瀬すずさんの方が好き - 映画・舞台・DVDのネタバレ感想!
「聲の形」の座席がほぼ埋まっているっているのを見ました。
こんな祭りなら参加しないと!と思いました。
原作未読。マガジンでリメイク版を一年掲載していたそうですが、マガジンは「はじめの一歩」を見てるだけだったからなぁ。
30分前にチケットを取りに行ったら、前3列の端っこしか空いてませんでした。こりゃ大した人気だな。
上映が始まり、京都アニメーションさんが制作していることを知りました。
”なるほど、人気があるわけだ。ブランドだけで面白さを信頼できる。” そんな気軽な感じで見始めたら、、、、。
重い、重いよ!
始まった小学生フェーズが重すぎるよ!軽い感じで見に来たのに重すぎるよ!
”違う思いがあったのに、表現の仕方が分からずに、相手に気持ちが伝わらず「いじめ」としか受け取られなかった”とか都合のいい話ではなく、真っ向勝負でいじめだよ!見ているこっちがつらくなったよ!
補聴器を投げるんじゃねーよ!!やさしかった植野さんが、なんでそっちに行っちゃったんだよ!
よく一本の中に入れ切ったなという濃さでした。
将也や硝子を軸に植野直花・佐原みよこ・川井みきの業を描き切るとは。
いじめのある教室の縮図だよね。
男リーダーがいじめて、
女リーダーがフォローしてたけど、対応しきれなくなっちゃって
他の子がフォローを始めたら女リーダーが「自分のできなかったこと」に嫉妬してる。
他方で我関せずのいい距離で自分を守る子がいる。
これらを深堀できる話のスピードを持たせたのは永塚君です。植野直花・佐原みよこ・川井みきの深堀の深さがすごくちょうどよかった。
んで、最後は将也や硝子の二人の話に戻っていく。見事でした。
3本の軸を入れ切れなかった映画。
逃げ切れない”罪”
将也がやったのは言い訳が全く通用しないレベルのいじめです。その後のボッチも自業自得としか言いようのない状態です。
将也は過去と向き合うことを選びましたが、現実としては別のところでやり直すのも考え方ですね。
永塚君や真柴のような新しい友達と仲良くやっていく。”次のところで同じ失敗を繰り返さない”。
物語としては面白くないかもしれないけど、現実としては、”あり”な考え方です。
小学生の時の魔女裁判と、橋の上での続き
小学生の時の魔女裁判。「お前が悪い」「お前もやってたじゃねーか」「私は何もしてない」「止めなかったじゃねーか」
それはそのまま、高校生になって橋の上で続きが始まります。
小学生から高校生になって事態が大きく見えるようになり、考える時間ができた結果の結論。
植野直花はバカギャルを演じるでことしか、自分から自分を守ることができなかった
小学生の時、女子リーダーとしての責任感(気負いすぎですが)から硝子の面倒を見ようとして背負いきれませんでした。
佐原や川井が硝子と丁度いい距離間で向き合えたのは、植野の”失敗”を見て硝子との距離感や自分にできる範囲を測ることができたからです。
植野は硝子と遊ぶことがつらくなりました。それはもう仕方がないです。小学生だし相性もあるし。だから、”寄ってくんじゃねーよ”オーラを出していたつもりだったんですが、硝子はそれでもついてきました。
その硝子の粘りが植野の心の壁をこじ開けることがありますが、二人はそうならなかった。それはもう仕方がないです。
そして、植野は硝子をいじめていた将也に便乗し始めました。いけないことをして、後悔も引きずってたのでしょう。だからこそ、高校生で意を決して将也の前に立った時、バカギャルっぽく硝子をディスることでしか自分を表現することができませんでした。
webページを見ると、植野は将也に恋心をずっと抱き続けていたそうです。どちらかっていうと”硝子をいじめてしまった”という罪の仲間意識の方が強そうだけどね。
小学生の時に硝子に意地悪をしたこと。「自分たちはわっるい奴らだよなぁ!」と笑って小学生の時の後悔に蓋をしようとしました。けど、それを将也を許してくれませんでした。
ちょっと思い出しました。
いただいた小冊子
入場特典で小冊子をいただきました。
硝子のお母さんも頑張ってたけど、気負いすぎてたけどね。
障害に目をつぶって「この子もみんなと同じことができる」から通常授業を受けさせるのではなく
「自分はみんなと違う、そう気づかなければ進歩はない」の考え方はなかなかできないでしょう。
見終わった後だと、ばーちゃんの笑顔に涙が出ますね。
んで、最後に自分のケーキに違和感を感じたお母さん。自分のより硝子のケーキがおいしいと気づいた時、泣くほどうれしかったことでしょう。
冒頭の事故で思い出しました。
映画『聲の形』のCAST
石田将也 - 入野自由さん(高校生)/松岡茉優さん
松岡さんはこっちでも声優さんをやってます
西宮硝子 - 早見沙織さん
早見沙織さんってどうしても私の中で早見あかりさんと城戸沙織と重なるんだよねぇ。
あ、早見沙織さんは綺麗な人ですよ。
やさしい希望<アーティスト盤> CD+DVD(2枚組) (TVアニメ「赤髪の白雪姫」オープニングテーマ)
- アーティスト: 早見沙織
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2015/08/12
- メディア: CD
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ももクロのメンバーだった人
聖闘士星矢
植野直花 - 金子有希さん
私としては、一番濃かった人。
高校生で再会したときに、硝子をディスり始めた時は驚いたよねー。
映画『聲の形』9月17日公開
— 金子 有希 シーズン2 (@kanekosanndesu) 2016年7月21日
植野直花役
公式HPhttps://t.co/tiOVJQETDq
予告https://t.co/J2h1dQeD2r pic.twitter.com/whyt4joAo2
佐原みよこ - 石川由依さん
川井みき- 潘めぐみさん
二世で大成功した人。スタートラインが普通の人よりも高かったけど、それに見合う実力を持っている人。ちゃんと結果を出してきているんだけどすごいよね
永束友宏 - 小野賢章さん
助演男優賞。彼のおかげで詰め込みすぎな内容を、スムーズに進めてくれました。
西宮結絃 - 悠木碧さん
助演女優賞。
私にとっては悠木さんといえばこれ。これのインパクトがでかすぎるらしい。1:04あたりから。
69分あたりから。「おかっぱデカ眼鏡!!」
主題歌とサントラとか関連グッズ
主題歌 とサントラ
原作
監督さんと脚本さん
俳優さん
映画『聲の形』のまとめ
- 振り切れてなかった将也の絶望が晴れていく
- 硝子の芯の強さと弱さ
- 高校生になった植野の主張と身の守り方
映画『聲の形』のベストシーンと名言
ベストシーン
小学生の時、植野が補聴器を将也に投げた瞬間。いちばんやさしかった友達が一番の敵になった瞬間でした。
名言
橋での裁判の続きの時、「俺がすべて悪い」と言い出した時に言った植野の「そういうことを言っているんじゃない!」植野は将也も硝子も対話を放棄していることにイラついてるんだよね。
映画『聲の形』の評判
4/5 yahoo映画より(2016.09.18現在)
原作の深さがなく、原作既読者には物足りないようです。
※原作とラストが違うそうです。
*1:島田と広瀬(小学生の時に将也とつるんでいた二人)が落ちた将也を助けたらしい。、、、、なんで硝子んちの前にそこにいたの?