こんにちは。フレデリカです。
キングダム - 作品情報
作品情報
- キャスト:大沢たかおさん、山﨑賢人さん、吉沢亮さん、長澤まさみさん、橋本環奈さん
- 監督:佐藤信介さん
- 脚本:黒岩勉さん
- 公開日:2019.04.19
- ジャンル:テレビ会社制作
- 上演時間:134分
- レーティング: G
あらすじ&鑑賞前感想
紀元前245年、春秋戦国時代、中華・西方の国「秦」。戦災孤児の少年の信(山﨑賢人)と漂(吉沢亮)は、いつか天下の大将軍になることを夢見て日々剣術の鍛練を積んでいた。ある日、漂は王都の大臣である昌文君(髙嶋政宏)によって召し上げられ王宮へ。信と漂の二人は別の道を歩むことになる……。
ヤングジャンプの大人気漫画ですね。実家に帰省した時にコンビニ版があったので読んだ覚えがあります。弟さんを討伐するところまでだったような気がする。
芸人さんのラジオを聴いていると、たまーにキングダムのはなしで盛り上がったりするので大人気なのだけは知ってます。
そんなこんなでキングダムについて、
マンガに興味がない一般の人よりは知識はあるけど、
ヤングジャンプを毎週読んでいる人ほどじゃない
ぐらいの知識ですね。
ここから先は キングダム の感想です。ネタバレしてます!!
キングダム - キャラクターと俳優
信:山﨑賢人さん
少年誌フェーズ。
嬴政と邂逅し暗殺者と戦っているときに騒いでいるだけの印象が植え付けられてしまい、その後はずっと「よくわかんないけどずっと騒いでいるなぁ、ってか、うるさい」と思ってしまいました。
嬴政と邂逅し暗殺者と戦っているときにもう一つは行っちゃった印象があります。信が宙に浮いているときに暗殺者に足をたたかれ、空中でくるっと回りました。その回り方が、おへそを中心に画像を回転させるという「CGっ!!」という回り方だったんですよ。そこでこの映画のアクションに信用ができなくなってしまいました。山の民が持ってた石斧がすごい軽そうだった。重いものを軽々持っているというよりは石が発泡スチロールっぽかった。
絵が信用できなくなっちゃうともうだめでした。ワイヤーアクションもCGアクションも上手に使ってもらえれば、熱くなれるんだけどねぇ。勢いよく突撃したのに違和感バリバリに吹き飛ばされたの見たときは「え?」って声が出ました。
漂との絆:
あまりちゃんと描かれてない印象。売られてきた後に10年を二人で過ごして同じ夢を見てきた、でもその10年の中での事件が何も提示されなかった。なので強い絆があるのは理解できます。が、心に入ってこなかった。
そこから先の話も長いのであまり時間がさけなかったのかもしれないけど、、、、。
嬴政:吉沢亮さん
歴史ものフェーズ。
山の王に謝罪しつつも対等な取引を行おうとするのはかっこよかったです。
王宮に突入した時に周囲が鎧を着ているのに、一人で鎧を着てなかったのに違和感を感じなかったのは見事でしたね。
柿に書きますが、漂との絆が飲み込めなかったので、それを土台にするはずの信との絆がフワフワしてました。
漂との絆:
漂を駒と口ではいいながら、信頼関係ができていた。ということにしたいっぽいんだけど、どうも入ってこない。信と同じくエピソードが足りない。漂が死んだのは追っ手をかく乱させるために一人で囮を買ったからですが、漂が嬴政にすべてを託すほど忠誠心があるようには見えませんでした。漂には漂の野望があったわけだし。
原作ではどうなっているかわからないけど、映画で提示された内容だと嬴政を殺して入れ替わってしまったほうが飲み込みやすい
漂:吉沢亮さん
上の二人で織りなす物語をつなぐのが冒頭で死んでいった漂です。ですが、これまで書いてきたとおり、薄い。
嬴政と信の立場が違う友情や信頼関係の中心にいるのが漂のはずなんだけどね、、、、。
楊端和:長澤まさみさん
ひたすらきれいでした。
王宮でのバトルシーンがかっこよかったです。アクションすげえ。
長澤まさみさんのきれいさが戦場に違和感を与えてました。
アクションのシーンはその違和感がいい方向に働いて臨場感や迫力を生んでいました。
落ち着いたシーンではその違和感が悪い方向に出てしまい、「このきれいなお姉さんが戦場にいるのはおかしいよな」と私は我に返ってしまいました(笑)
河了貂:橋本環奈さん
本作の最後の最後の締めシーンは山﨑賢人さんと吉沢亮さんと橋本環奈さんの三人で占めてました。締めは山﨑賢人さんと吉沢亮さんだと思うんだけどなぁ、キングダムって信と嬴政の物語だと思うんだけど、俺が何か偏った見方をしすぎているかなぁ。
本作に橋本環奈さんの色っぽさは皆無でした。かわいかったけど、マスコット的な可愛さでした。
キレイであり笑いもあった橋本環奈さんの映画
www.frederica-movie-review.com
王騎:大沢たかおさん
全部持ってった人
- 見た目のインパクト(理想の大将軍)
- アクション(矛での一振りで10人を撃退する)
- 知略を守るために使う(昌文君とこの民を守った)
- 器の大きさ(嬴政の問答)
ワンピースで、白髭・海軍・ルフィたちが入り混じって戦っているところをシャンクスが全部持っていってましたが、それ以上に全部持っていきました。
ときにアクション。矛で一振りで10を撃退してました。そこまでのバレバレなワイヤーやCGじゃなかった。かっこよかったです。
ちなみに中国の昔話ってあんな感じらしいです。張飛が蛇矛を凪ると半径20メートルぐらいの兵全員が一刀両断されるのも珍しくない。中国には神話がない分、過去の武将の伝説が大げさらしい。
キングダム - ネタバレ感想 ( 60 / 100 )
信と嬴政のフェーズがうまくつながらず。
50点だと思ったんですが、明るいところでアクションをやってくれたので10点加算。
見ている夢も考える深さも全く違う二人が同じものを見ているとか同じようなものを見ているとかがキングダムの魅力の一つだと思うんですが、全く別のモノを見ているように見えるんですよ。
山﨑賢人さんフェーズ|[壁壁壁壁壁]|吉沢亮さんフェーズ
表裏のはずの2フェーズになぜこんなに乖離を感じるのか。一番の理由は二人とも漂との思い出が描かれないからですが。
信が目立つシーンとと嬴政が目立つシーンがまるきり違うシーンに見ます。いや、同じシーンなんだけど別のシーン。
信シーンはゲームの一回り目、嬴政シーンはゲームの選択肢を変えたら出てきた二回り目、みたいな。
たぶん最初のこの辺でシナリオが信用できなくなっちゃったんだろうな。
- 信が嬴政と会う。
- 暗殺者とのバトルの中でCGっぽくくるっと回る
- 村を襲う兵をやっつけに戻ろうとする信。村に救いたい友人を作っているようには見えませんでしたが、、、。
- 嬴政は信について行って村(敵渦中)にもどることにする。お前には大志もあるし、早く逃げた方がいいんじゃない?
- 抜け道を教えてもらうと村のことを忘れてついていく信
キングダム のベストシーン
映画のキモ
山の民の王を説得しているときに叫びだす信
ここではっきりと意識しました。たぶん信を中心にして見ている人と嬴政フェーズが邪魔だし、嬴政を中心に見ている人は信フェーズが退屈。
それほど信のシーンと嬴政のシーンに乖離を感じてしまいました。
私にとっては信フェーズが邪魔になってました。
政治的な利を説く嬴政。この語、感情面を信が揺さぶります。両面からの説得で山の民の王が動くことを了承したことになってますが、信はテンションが高いだけで言っていることは芯を食っているように聞こえませんでした。
冗談
避暑地で信が貂に声をかけるが寝ているときのツッコミ
なにあれ?あそこだけ異様さがすごいんだけど。お笑いメソッドで浮きまくってる。
きれい・かわいい・色っぽい
王宮突入するときに下からのアップ になった馬上の長澤まさみさん
過去何回か長澤まさみさんの容姿に、おや?と思う時がありましたが、今回はメッチャきれいでした。
キングダム の評判
**/5.0 (yahoo映画 2019/**/**)
その他
私のこと
歯医者を予約した!!!
平均点ちょい下と断じた本作の気持ち悪さをどうしても言葉にしたくて3時間かかった....orz