フレデリカ LOVE 邦画<ネタバレ>

内容を知っている方だけどうぞ。ネタバレで感想や評価を書いています。たまに批評・解説になっちゃっているところもあり。

映画『焼肉ドラゴン』万引き家族よりも好き/ネタバレ感想と評価

f:id:frederica2014:20180623171051j:plain

こんにちは。フレデリカです。場内は泣いて笑ってをしてました。後半にある一人語りのシーンは一人も身動きせずに聞き入ってました。

焼肉ドラゴン - 作品情報

作品情報

公式HP

yakinikudragon.com

 

あらすじ&鑑賞前感想

万国博覧会が催された1970年。高度経済成長に浮かれる時代の片隅。関西の地方都市の一角で、ちいさな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む亭主・龍吉(キム・サンホ)と妻・英順(イ・ジョンウン)は、静花(真木よう子)、梨花(井上真央)、美花(桜庭ななみ)の三姉妹と一人息子・時生(大江晋平)の6人暮らし。失くした故郷、戦争で奪われた左腕。つらい過去は決して消えないけれど、“たとえ昨日がどんなでも、明日はきっとえぇ日になる”それが龍吉のいつもの口癖だった。そして店の中は、静花の幼ななじみ・哲男(大泉洋)など騒がしい常連客たちでいつも賑わい、ささいなことで、泣いたり笑ったり―。

告知PVを見ると、三丁目の夕日の系統かな?在日韓国人の家族がメインなので、三丁目の夕日みたいに「あの頃が懐かしいねー」では終わらなそうな匂いは感じているけど。

 

告知PV

www.youtube.com

焼肉ドラゴン - ネタバレ感想-

タイトルのインパクトよりもコメディ要素は薄目。死に物狂いで生きてきたこと、今の現状を生きていること、これから生きていくこと

万引き家族よりも好き。たぶん万引き家族よりも話がストレートなんだろうな。

 

父ちゃんの一人語りは必見です。一人語りなんて冒頭に事情説明のためにするようなもんなんだけどね。

 

焼肉ドラゴン(2/2) 親二人に焦点を当ててます

www.frederica-movie-review.com

北朝鮮に渡る

私も知らない時代ですが、日本にはない価値を求めて北朝鮮に向かった人々が少なからずいたそうです。

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

見ててなんとなく思い出した冗談

東ドイツからシベリアへ送られることになった男の話だ。手紙を書いても検閲官に読まれてしまう。そこで彼は友人たちに言った。「暗号だ。もし私の手紙が青インクで書かれていたら、そこに書かれていることは本当だ。もし、赤インクで書かれていたら内容はウソだ。」ひと月経って、友人たちは男からの手紙を受け取る。全部青インクで書かれている。内容はこうだ。「ここではすべてが素晴らしい。店は質の良い食べ物でいっぱいだ。映画館では西側の良い映画をやってる。アパートは広くて豪華だ。ただ1つ、赤インクだけは売っていないんだ。」

焼肉ドラゴン をお勧めできる人

  • 万引き家族は心に引っかかるものはあったけど、もやもやする人
  • 母ちゃんのパワーを信じる人
  • 万引き家族よりもさらに泥臭い

焼肉ドラゴン を残念ながらお勧めできない人 

  • タイトルからして、コメディだと思ったまま見ようとしている人
  • 韓国の方々が日本にいることに違和感を感じている人
  • 恋愛ドロドロが嫌いな人

キャラクターと俳優

静花 - 真木よう子さん

もしかしたら一番行動原理が謎な人。なんで哲男の気持ちを拒み続けてたんでしょうね。

梨花 - 井上真央さん

お姉ちゃんのことしか見ていない哲男を振り向かせて結婚した。はずだったんだけどねぇ、、、、。

チューまでが短くないですか(笑)。そしてチューが長くないですか?ファンなら卒倒しますよ?

哲男 - 大泉洋さん

冒頭で結婚したのは梨花に押し切られた?最後の抵抗が窓口の役人が気に入らなかったといって一日だけ結婚を伸ばしたこと?

時生 - 大江晋平さん

親父さんからのプレッシャーに押しつぶされちゃったね。

 

ナレーションが彼だったので死ぬことはないと思ってたんだけど、、、、さらにラストシーンで彼がナレーションしてたのは少し混乱しました。

龍吉 - キム・サンホさん

父ちゃん。 存在力すげえ!

あの一人語りができる俳優が日本に何人いるよ?

英順 - イ・ジョンウンさん

母ちゃん。母ちゃん力がすげえ!

 

その他

評判

3.62/5.0 (yahoo映画 2018/08/17)

基本的には高評価。語られる家族愛はほとんどの人が感動。

その一方で、設定に虚実が混ざっていていることに有識者が不快感を感じています。
(特に父ちゃんの出兵について)

焼肉ドラゴンの時代から、まだまだ時間が経過していないので
「歴史の読み方の違い」ではなく「事実誤認を誘導するプロパガンダ」になってしまうことを懸念されている人も少なくないです。

 

タグ

監督:-鄭義信さん-

脚本:-鄭義信さん- 

俳優:-真木よう子さん-  -井上真央さん-  -大泉洋さん-  -桜庭ななみさん-  -大谷亮平さん-  -ハン・ドンギュさん-  -イム・ヒチョルさん-  -大江晋平さん-  -宇野祥平さん-  -根岸季衣さん-  -イ・ジョンウンさん-  -キム・サンホさん- 

私のこと

105kgのわがままボディを何とかしようとして帰り道に歩いたり走ったりしていたら、足の指にまめができまくった。

 

焼肉ドラゴン(2/2) 親二人に焦点を当ててます

www.frederica-movie-review.com

 

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村